LGエレクトロニクス・ジャパンは、21：9ウルトラワイド曲面型液晶モニターの新モデル として、“LG UltraFine Display”「40U990A-W」および、“LG UltraWide Monitor”「34BA75QE-B」の2機種の発売を、7月24日より順次開始する。発売日の詳細と税込市場想定価格はそれぞれ下記のとおり。

・「40U990A-W」：253,000 円前後（7月24日より17%オフで予約販売開始）
・「34BA75QE-B」：83,000円前後（7月31日より順次発売）

40U990A-Wは、曲率2500Rの曲面39.7型ウルトラワイドモニター。世界で初めてThunderbolt 5を搭載した5K2Kモニターを謳い、映像入力、最大120Gbpsのデータ転送、ならびに最大96Wの電源供給に対応。作業環境の利便性と高精細な映像表示によって、さまざまな分野のプロフェッショナルのニーズに応えるとしている。

発色が鮮やかで色の再現性が高いIPSパネルに、1nmの微細な粒子を塗布して色の純度を高めるNano IPSを組み合わせて、黒の再現性を強化したNano IPS Blackパネルを採用。2000：1の高コントラストを実現するほか、暗部の再現性に優れる性質を持つ。

解像度は4Kより33%横長な5K2K（5120×2160）、色域はDCI-P3を99%カバー。「VESA DisplayHDR 600」の認証を取得しており、HDR映像を高輝度で鮮やかに映し出すことができる。フォーマットはHDR10をサポート。

入出力端子としてHDMI、DisplayPort（Ver.2.1）、USB Type-C、USB Type-A、ステレオミニなどを装備するほか、LAN端子も搭載。

映像／音声出力やデータ転送速度、給電能力が進化した最新規格Thunderbolt 5に対応しており、USB Type-C経由で最大120Gbpsのデータ転送が可能なほか、外付けグラフィックボードやストレージなど高速デバイスとの接続にも対応する。

Thunderboltデイジーチェーン接続もサポートしており、Thunderbolt出力端子で本モデル2台をデイジーチェーン接続すれば、10240×216／120Hzの高解像度／高リフレッシュレート表示が可能になる。

Thunderbolt入力端子にPCを接続すれば、デュアルモニターとして映像／画像表示しながら、計6基のUSB端子（Type-A×2、Type-C×4）による充電、ならびに接続したUSBデバイスの使用が可能。またKVMスイッチを内蔵しており、複数のデバイスを接続した際にも効率的な作業をサポートしてくれる。

機能面では、正確な色合いを極限まで維持しながらブルーライトを抑える「Live Color Low Blue Light」を搭載。ゲームプレイにおいては、VRR（可変リフレッシュレート）対応によって、ちらつき（ティアリング）やカクつき（スタッタリング）を軽減。滑らかな映像表示を実現する。また「AMD FreeSync™ Premium テクノロジー」の認証を取得しており、AMD社の対応APU／GPUでの動作を保証。さらに映像信号を画面に表示するまでのタイムラグを最小限に抑える「DAS（Dynamic Action Sync）」モード、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザーなども備えている。

サウンドは10W出力のスピーカー2基を本体に内蔵。低音域を強化するRich Bass機能を採用。スタンドは130mmの高さ調整、前に-5ﾟ／後ろに20ﾟのチルト、左右20ﾟのスイーベルに対応。外形寸法は948W×484〜614H×260Dmm、質量は14.1kg（いずれもスタンドあり）。

一方、34BA75QE-Bは、視野角が広く自然で鮮やかな発色のIPSパネルを採用した、曲率3800Rの曲面34型ウルトラワイドモニター。一般的なモニターよりも横長な21：9の比率によって一覧性を高めたほか、横長な画面でも目のピントを調整することなく画面全体を見渡すことができる曲面型を採用したことで、作業効率の向上と快適な作業環境を確保する。

解像度は3440×1440、色域はsRGBを99%カバー。HDRフォーマットはHDR10をサポートする。MaxxAudioを採用した5W出力のスピーカー2基を本体に内蔵しており、外部スピーカーを使用しなくてもクリアな音声再生を実現している。

機能面では、ブルーライトを低減させるピクチャーモード｢ブルーライト低減モード｣やフリッカーを抑える｢フリッカーセーフ｣、色の判別が容易になる配色するピクチャーモード｢色覚調整｣などを装備する。

入出力端子は、HDMI、DisplayPort（Ver.2.1）、USB Type-C、USB Type-B、ステレオミニなどを装備するほか、LAN端子も搭載。

KVM スイッチを内蔵しているため、すっきりとしたデスクスペースを維持しながら、複数デバイスとの接続が可能。たとえばPC1台をUSB Type-Cに接続、もう1台を映像入力端子（HDMI／DisplayPort）とUSBアップストリーム端子（USB Type-B）に接続すれば、モニターのダウンストリーム端子に接続したUSBデバイス（キーボード／マウス／USBストレージなど）や、ネットワーク通信、音声、画面を2台のPCで共有できる。

ほかピクチャーバイピクチャー機能による復習の映像出力の1画面表示や、専用ソフトウェア「Dual Controller」を使用したPC 2台の同時操作などに対応する。

スタンドは150mmの高さ調整、前-5ﾟ／後21°のチルト、左右45°のスイーベルに対応。アダプタは本体内蔵のためすっきりとスマートなデスクスペースを実現する。外形寸法は817W×394〜544H×268Dmm、質量は11kg（いずれもスタンドあり）。