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JBL、3つの装着スタイルがそろった新エントリー完全ワイヤレス「WAVE 3シリーズ」
編集部:原田郁未ハーマンインターナショナルは、JBLをはじめとする各ブランドからこの秋冬以降に登場予定の新製品をいち早く披露するイベント「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」を開催した。
会場では、フロアごとにテーマやカテゴリーを分けて展示を実施。本稿では、「Space R:イヤホン・ヘッドホンフロア」の模様をレポートする。
「Space R:イヤホン・ヘッドホンフロア」には、「TOUR」「LIVE」「TUNE」など、JBLブランドの主要イヤホン/ヘッドホンシリーズがずらり。製品をカテゴリーごとに“ツリー”のように並べ、現行製品をほぼ網羅した展示となっていた。
なかでも新製品として披露されたのが、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン“WAVE 3シリーズ”。「JBL WAVE BUDS 3」「JBL WAVE BEAM 3」「JBL WAVE FLEX 3」の3モデルを揃え、好みや使用シーンに合わせて“装着スタイル”から選ぶ楽しさを提案していた。
3つの装着感で選べる「WAVE 3シリーズ」。共通機能も充実
JBLの完全ワイヤレスイヤホンは、以前からシリーズごとに「BUDS」「BEAM」「FLEX」という異なる3つの装着スタイルを提案してきた。
それぞれ、BUDSは耳穴にすっぽり収まり高い密閉性を発揮する小ぶりなスタイル。BEAMはBUDSよりも装着感が軽やかな、耳の外にスティック状の部位が突き出たスタイル。FLEXは同じくスティック状のパーツを持ちながら、耳を完全には密閉しないインナーイヤー型を採用したスタイルだ。
担当者によると、これまで日本国内において“WAVEシリーズ”は3スタイルのうち一部のみを展開するにとどまっていたが、今回のWAVE 3シリーズでは、初めて3タイプを同時に本格展開するという。
3モデル共通の特徴として、Bluetooth 6.0を採用し、2台の機器に同時接続できるマルチポイント、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pairに対応。Auracastの受信機能も備え、対応する送信機から配信される音声を選んで聴くことができる。
「JBL Headphones」アプリでは、EQプリセットを従来の6種類から16種類へ拡充。「JAZZ」「POP」「ROCK」「CLASSICAL」「ELECTRONIC」といった音楽ジャンルに加え、「PODCAST」「MOVIE」「GAMING」「RELAX」「CLUB」など、コンテンツや利用シーンからも選べるようになった。「BASS」「BASS+」「FLAT」「BRIGHT」など、好みの音調に合わせた選択肢も用意する。
たとえば、「映画を見るからMOVIE」「低音を効かせたいからBASS+」というように、直感的に選べるラインナップとしている。音声プロンプトにも遊び心を加え、従来の女性音声に加えて、男性、アニメ風の子ども、ロボット風、元気なDJ風などの音声スタイルを選択できるという。
充電ケースには、3モデルともストラップホールを装備。バッグなどに取り付け、常に持ち歩いてほしいという考えも込められている。また、10分の充電で約3時間再生できる急速充電に対応。本体はIP54の防塵・防水性能、ケースはIPX2の防水性能を備える。
3モデル個別の特徴にフォーカスしてみよう。「WAVE BUDS 3」は、BUDSスタイルらしい本体が耳にすっぽりと収まる形状を採用。密閉感と遮音性を重視し、電車での移動やカフェでの作業、動画・映画の視聴など、音楽やコンテンツに集中したい場面に向けたモデルだ。
8mm径ダイナミックドライバーを搭載し、「JBL Deep Bassサウンド」を採用。外音取り込み機能付きのアクティブノイズキャンセリングと、4マイクによる通話機能を備える。
充電ケースには、左右それぞれからイヤホンを取り出せる「デュアルサイドポップデザイン」を新たに導入。ワンアクションで取り出せる構造としながら、ケースの体積を従来モデルから約10%小型化したという。
「WAVE BEAM 3」は、イヤーピースで耳を密閉しながら、外側に短いスティックを伸ばしたカナル型ショートスティック形状。オンライン会議やテレワークから通勤、ショッピングまで、仕事とプライベートの双方で使えるスタイルとして紹介された。
8mm径ダイナミックドライバーを搭載し、外音取り込み機能付きのアクティブノイズキャンセリングと、4マイクによる通話機能を備える。充電ケースは従来モデルから小型化。「毎日に、ちょうどいい進化。」というキャッチコピーの通り、密閉感と扱いやすさの両立を狙っている。
「WAVE FLEX 3」は、イヤーピースで耳を密閉しないインナーイヤー/ショートスティック形状。身に着けて音楽を聴きながらも、家事の最中に家族の声を聞く、オフィスで周囲からの呼びかけに応えるなど、周囲とのつながりを保った“ながら聴き”ができることを重視している。
ドライバーは、3モデル中最大の12mm径ダイナミック型を搭載。ノイズ制御機能も搭載しているが、「ノイズキャンセリング」ではなく、「ノイズリダクション」という呼び方をしている。耳を密閉しない構造では、装着状態などによって効果に個人差が生じやすいことを踏まえ、表現を分けたという。
4基のマイクによるノイズ低減および外音取り込み機能を備え、通話にはフィードバックマイクなどを含む計6基のマイクを活用する。
カラーや装着姿からも、“身につけるもの”として選ぶ
フロアの入口で目を引いたのが、グリーン系の製品を集めたコーナーだ。TOUR/LIVEシリーズのイヤホン・ヘッドホンや「JBL SOUNDGEAR CLIPS」などが並び、同じグリーンでもシリーズごとに色味や表面の質感が異なる。
担当者によると、グリーンはアパレル分野でも注目されるトレンドカラー。グローバルでは以前から展開していたものの、日本では当初導入を見送ったモデルもあったというが、展示などでの反応が良く、国内ラインナップへの追加につながったとのこと。
SOUNDGEAR CLIPSには、今後「Jade Green」と「Ruby Red」も追加予定。年末のホリデーシーズンに向け、ジュエリーやクリスマスを思わせるカラーとして企画したという。
このほか、2026年1月に大幅刷新した“Quantumシリーズ”のゲーミングヘッドセットや、キッズデザインアワードを受賞したジュニア向けノイズキャンセリングヘッドホンも紹介。
Quantumシリーズから国内初披露された「QUANTUM 520 WIRELESS」は、新開発の50mmカーボンダイナミックドライバーを搭載するワイヤレスゲーミングヘッドセット。2.4GHzとBluetoothのデュアルワイヤレス接続に対応し、最大約37時間の連続再生が可能。空間サウンドでゲームの音声を高精細に再生可能だとアピールされた。
会場ではブラックを参考展示していたが、国内導入や価格は現時点で未定とのことだ。
また、同フロアでは、既存のTOUR/LIVE/TUNEシリーズも自由に装着・試聴できた。LIVEシリーズのヘッドホンにはカセットなどのアナログ音源を用意し、上位モデル「JBL TOUR ONE M3」では、レコードプレーヤーの音をBluetoothで送信して聴く展示も行われていた。
会場には大きな姿見に加え、AIを活用してユーザーに適した完全ワイヤレスイヤホンのスタイルを診断・提案する「JBL Fit Checker」の体験ブースなども設置。装着した姿を鏡で確認したり、耳の形から相性を探ったりと、音楽を聴くための機器であると同時に、“身につけるもの”としてイヤホン・ヘッドホンを選ぶ体験が用意されていた。
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