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FIIO、フル真空管プリメインアンプ「EA13」。EL34など合計6本の輸入真空管を搭載
編集部:岡本 雄FIIOは、6本の真空管を搭載したプリメインアンプ「EA13」を10月9日(金)より発売する。価格はオープンだが、税込132,000円前後での実売が予想される。カラーはBlackとWhiteの2色を展開する。
入力段と出力段で合計6本の輸入真空管を搭載したプリメインアンプ。最大28W(8Ω)の高出力を実現しており、ヘッドホンやブックシェルフ型スピーカーのみならず、一部のフロアスタンディング型スピーカーも駆動することができる。
入力段にはSYLVANIA製「NOS PCF80」を2本採用し、出力段にはJJ ELECTRONIC製「EL34」を4本搭載。出力回路は、1950年代の真空管アンプ黄金期に生まれた名機を参考に五極管接続とA級プッシュプル回路との組み合わせで構成されている。
1950年代の真空管アンプ黄金期に生まれた名機を参考にした方式だとしており、歪みを効果的に抑制するほか、繊細で密度が高く、滑らかで透明感のあるサウンドを実現したとアピールしている。
なお、製造ロットの違い、保管期間、自然酸化などの要因により、真空管のシルク印刷にわずかなにじみ、退色、変色、剥がれが生じる場合があると説明。その場合でも性能や音質には影響はないとアナウンスしている。
電源部には特注の出力トランスを採用。EIケイ素鋼板を用いつつ、堅牢なトランスケースで完全に密閉された内部にエポキシ樹脂と細砂を充填。これにより、トランスの振動と電磁干渉を抑え、防湿性も確保しているという。
そのほか内部パーツに、日本NCC製の大容量フィルター電解コンデンサーやアキシャル型メタルフィルム・カップリングコンデンサーを採用することで高音質化を図っている。
出力端子は、オーディオグレードの金メッキ加工が施されたスピーカーターミナルを4Ω/8Ωの2系統、6.35mmシングルエンドヘッドホン出力1系統を用意している。ヘッドホンの推奨インピーダンスは16 - 300Ω。
なお、本機のヘッドホン出力とスピーカー出力は排他切替式ではなく、ヘッドホン接続時もスピーカーから同時に音が出力される。
フロントパネルは航空グレードアルミを削り出しで成形し、表面にはサンドブラスト仕上げを施すことで上質な手触りと共振抑制を両立しているという。中央には機械式VUメーターを搭載。左右には、アナログポテンショメーターを採用したボリュームノブと、電源操作も兼ねた入力セレクターノブを実装している。
そのほか、ユニボディシャーシの採用で堅牢性の向上しつつ電磁干渉を抑制。真空管は沈み込ませて配置することで、すっきりとした外観と安全性の両立を図っている。ほか、側面には放熱用サイドグリル、底面にはインシュレーターを実装している。
機能面での特徴として、内蔵の高精度信号検出回路によって入力を常時監視。30分間信号がない状態が続くと自動的にスタンバイモードへ移行する。
ヘッドホン出力のオーディオ特性は、周波数特性が20Hz - 65kHz(減衰2.9dB未満)/20Hz - 20kHz(減衰0.05dB未満)、S/N比は95dB以下(A特性)、高調波歪率は0.06%未満(1kHz/-16.3dB@32Ω)。
スピーカー出力(4Ω)のオーディオ特性は、周波数特性が20Hz - 60kHz(減衰2.9dB未満)/20Hz - 20kHz(減衰0.7dB未満)、S/N比は97dB以下(A特性)。スピーカー出力(8Ω)のオーディオ特性は、周波数特性が20Hz - 70kHz(減衰2.7dB未満)/20Hz - 20kHz(減衰0.4dB未満)、S/N比は97dB以下(A特性)。
外形寸法は約430W×145H×339Dmm、質量は約17.7kg。