トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2025/07/05 13:56
FOCAL、B&W、デノンも最新機が揃い踏み

【ヘッドフォン祭mini】フォステクス、最上位ダイナミック型ヘッドホン“TH900系”の後継機/Meze、Audezeも新ヘッドホンをお披露目

編集部:杉山康介

フジヤエービックによるポータブルオーディオ展示試聴イベント「夏のヘッドフォン祭 mini 2025」が、本日7月5日、ステーションコンファレンス東京にて開催されている。本稿ではフォステクス、完実電気、デノン/B&W、FOCAL/ラックスマンのブースの模様を紹介したい。


機構はそのまま各部アップグレード。“TH900系” の後継機が登場


フォステクスは、ダイナミックドライバー搭載ヘッドホンのフラグシップ機「TH900mk2」および「TH909」の後継モデルを発表。そのプロトタイプを参考出品していた。



TH900mk2後継機のプロトタイプがお披露目


ダイナミックドライバーの採用やウッドハウジングの漆仕上げといった基本構成は踏襲しつつも、ドライバーの改良やハウジング材の変更など、より高みを目指して開発されたというモデル。内部容積はそのままで厚みを減らしていたり、開放型となるTH909では開口部のアルミカバーの形状を変更していたりなど、パーツや内部構造だけでなく外観的にも細部が変わっているようだ。



開放型「TH909」後継機のプロトタイプ


昨年秋に発売されたRPドライバー搭載フラグシップ機「TH1000RP」および「TH1100RP」と双璧を成すプレミアムヘッドホンとして展開するとのこと。現時点では細かい情報は明かされていないものの、発売は秋頃を予定。価格は調整中だが、“TH1000RPおよびTH1100RPと双璧を成す”イメージになるそうだ。


また、昨日7月4日に発売されたばかりの「T50RPmk4CL」「T60RPmk2CL」も展示。加えて、ゲーミング向けヘッドホン「T50RPmk4g」にブームマイク付きケーブルを付属したバリエーションモデルも参考出品。今夏発売する予定で「元の価格にケーブル分を上乗せしたくらいの価格」での販売を見込んでいるとのこと。




昨日発売されたばかりの新製品「T50RPmk4CL」「T60RPmk2CL」も展示



「T50RPmk4g」にブームマイク付きケーブル付属のバリエーションモデルも予定



Meze、Audeze、Dan Clark Audioのミュンヘン発表機が出展


完実電気は、ミュンヘンハイエンドでお披露目されたばかりのMeze Audio、Audeze、Dan Clark Audio新ヘッドホンを早速展示。なお、Meze Audioの “105シリーズ” 上位機「105 Silva」は試聴可能なものの、メーカー側の要請で撮影禁止となっていたため、正式発表をお待ちいただきたい。発売は8月上旬を予定、価格は現時点で未定だ。


Audezeからは “LCDシリーズ” のエントリー機「LCD-20」が登場。同シリーズ「LCD-X2021/XC2021」の半額以下ながら、専用に新規開発されたプラナードライバーを搭載し、レコーディングスタジオでの使用も想定したという製品で、発売は8月上旬予定。価格は未定ながら、現時点では9万円前後程度になる見込みとのこと。



Audeze「LCD-20」


Dan Clark Audioからは、“Noireシリーズ” の開放型モデル「NOIRE XO」が登場。本機向けにプラナードライバー、AMTS(Acoustic Metamaterial Tuning System)を新規開発、グリルも上位機「Expanse」から継承して専用カスタマイズを施したことで、「開放型では不可能と言われるハーマンカーブの中低域の再生をほぼ100%実現」したという。こちらも8月上旬の発売を予定するが、価格は現時点では未定となっている。



Dan Clark Audio「NOIRE XO」


新ヘッドホン「BATHYS MG」や「BATHYS」新色など一斉展示


FOCALからは、6月に発売されたばかりのBluetoothヘッドホン上位モデル「BATHYS MG」が出展。既存モデルの「BATHYS」も新色のDEEP BLACKを含む2ラインナップが並べられ、実機のデザインを確認したり、それぞれの違いなどを聴き比べることが可能だ。




FOCAL「BATHYS MG」



FOCAL「BATHYS」新色のDEEP BLACK



また、FOCALの有線ヘッドホン各種モデルも取り揃えており、ラックスマンのハイエンドシステムで試聴できるようになっていた。



FOCALの有線ヘッドホン各種は、ラックスマンのヘッドホンアンプで試聴可能


B&W最新ヘッドホン、デノン最新イヤホンなど勢揃い


D&Mホールディングスは、4月に発売されたばかりのB&W最新ヘッドホン「Px7 S3」がお目見え。ヘッドホン上位機「Px8」や完全ワイヤレス「Pi8」「Pi6」もあわせてポータブル製品が勢揃いの展示となっている。




B&W「Px7 S3」



B&W「Pi8」



デノンからは、同じく4月に発売されたばかりの「AH-C840NCW」「AH-C500W」や、音響パーソナライズ機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「PerL」「PerL Pro」、そして有線ヘッドホン各種が登場。AH-C840NCW、AH-C500Wは、フラグシップヘッドホン「AH-D9200」のフリーエッジドライバーを再設計して搭載しているため、実際に聴き比べられる良い機会と言えるだろう。




DENON「AH-C840NCW」「AH-C500W」



有線ヘッドホン3モデルも展示されていた


関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB