Silent Angel、ネットワークオーディオプレーヤー「SL1P」。ソフト/ハード両面からデジタル特有のノイズを徹底排除
編集部:小野佳希完実電気は、同社が取り扱うSilent Angelブランドより、ネットワークミュージックプレーヤー「SL1P」を10月15日に発売する。価格はオープン価格だが、市場では145,800円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはシルバー/ブラックの2色。
オーディオ再生に特化した独自OS「VitOS」を搭載したネットワークオーディオプレーヤー。Qobuz、Tidal、Spotify Connect、Roon Ready、DLNA、インターネットラジオなどに対応しており、アプリ「VitOS Orbiter」を通じて各種楽曲を再生できる。
アプリでは楽曲検索やプレイリスト作成に加えて、現在再生中の楽曲のビットレート、サンプリングレート、ビット深度、フォーマット(DSD FLAC WAV等)をシームレスに表示・管理可能。
近年、ネットワークオーディオが普及する一方で、「Wi-Fiやデジタル回路由来のノイズ」「操作感の複雑さ」「アナログ出力基板の相互干渉」などが音質向上を阻む課題となっていたと同社は説明。
そこで本モデルSL1Pでは、横幅439mmのフルサイズ筐体に、独立DAC基板や“レーダーグレード”のスイッチング電源といったピュアオーディオ技術を投入することで、これらデジタルオーディオ特有のノイズ要因をハードウェア・ソフトウェアの双方から徹底排除したという。
まずDAC部は、相互干渉の遮断を狙った独立DAC基板とアルミシールド構造を採用。アナログ回路へのデジタルノイズの飛び込みを防ぐため、専用DAC基板を独立したアルミエンクロージャー内に封入。デジタル/アナログ回路を構造的に分離することで、S/Nが高く、実在感あふれるアナログ音声出力を実現したとしている。
アナログ出力端子はバランス(XLR)およびアンバランス(RCA)の双方を搭載。デジタル出力にUSB、同軸デジタル、TOSLINKを備え、USBは最大でPCM 768kHz/32bitおよびDSD256(DoP再生)に対応している。同軸デジタルとTOSLINKは最大でPCM 192kHz/24bit対応となる。
また、内蔵DAC使用時は、PCMが最大384kHz/32bit、DSDがDSD256(11.2MHz)まで対応する。
そして、軍事レーダー機器レベルの精度を持つというカスタム構成の超低ノイズ・スイッチング電源ユニットを搭載。動的な負荷変動に対しても極めてクリーンかつ安定した電力を各ブロックへ供給することで、解像度が高い中高域と力強い低域再生につなげているとのこと。
上記のとおりオーディオ再生に特化した独自OS「VitOS」を採用するほか、6コア(デュアルコア Cortex-A72 + クアッドコアCortex-A53)のプロセッサーを搭載。4GBメモリと32GBのシステム用ストレージも備えている。これによってバックグラウンドの不要処理を極限まで削減し、不要なクロックジッターや処理遅延を排除した、純度の高いデータ伝送を実現したと同社はアピールしている。
本体底部にM.2 NVMe SSD(2280サイズ、最大4TB対応)スロットを装備。ハイレゾ音源のデータなどを本体内にローカル保存して直接再生する、ミュージックサーバー(NAS)としての使い方にも機能を拡張できる。
そのほか、トップおよびサイドには剛性の高い亜鉛メッキ鋼板を、フロントパネルとボトムカバーには精密加工を施したアルミニウム合金を採用。高剛性な筐体設計によって外部振動の抑制を図っている。
端子類には上述のアナログおよびデジタルオーディオ出力各種のほか、外部ストレージ接続用のUSB3.1端子を2系統とUSB2.0端子を1系統装備。有線LAN端子も搭載している。
外形寸法は439W×50H×250Dmmで、質量が4kg。電源ケーブル、RCA ケーブル、LANケーブルが付属する。