トム・クルーズはやっぱすごい。劇場へ行く前に命懸けのアクションをおウチで復習
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2023年公開の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』をご紹介します!
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023年・アメリカ)
(配信:Netflix)
4K Ultra HD+ブルーレイ: 6,589円 (税込)
Blu-ray: 2,075 円 (税込) / DVD: 1,572 円 (税込)
発売元: NBCユニバーサル・エンターテイメント
『ユージュアル・サスペクツ』などの作品の脚本家としても知られるクリストファー・マッカリーがシリーズ5作目より監督を務める、トム・クルーズの代表作『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7作目。スパイ組織「IMF」のエージェントであるイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、自我を持ち暴走を開始した最新AI「エンティティ」の悪用を防ぐべく、「エンティティ」を掌握するために必要な2本の鍵の捜索を仲間たちと共に開始する。鍵を狙う者たちとの攻防の中、イーサンと深い因縁を持つ謎の男・ガブリエル(イーサイ・モラレス)が立ち塞がり、決断を迫られることになるイーサンであったが……。
シリーズ初となる2部作構成となり、後編となる8作目『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』へと繋がる本作。あらゆる不可能なミッションに挑んできた IMFが今回対峙するのは、自我を持ったAI兵器による世界の危機。公開年となる2023年当時よりも普及し身近なものとなったAIだからこそ、悪意をもって用いれば起こりかねないこと、近い将来訪れるかもしれない危機として、より一層劇中の出来事にリアリティを抱きながら物語を追うことができるだろう。
また、今回の前後編がシリーズ最終作になると明言されているわけではないが、間違いなくシリーズ集大成となるのは言うまでもない。それを示すかの如く、シリーズ1作目に登場したキトリッジなど、過去作に登場したキャラクターの再登場、「IМF」に所属する以前のイーサンと因縁を持つ人物が本作におけるヴィランを担っていたり、シリーズ恒例のトム・クルーズ自身が行う常識はずれのスタントシーンも、断崖絶壁からのバイクによるジャンプ&パラシュートによるダイブと度肝を抜かされるものばかり。前編にして163分の長尺且つ物語も途中で終わってしまう本作だが、家での視聴であれば長尺による諸々のリスクも回避でき、5/23から後編の公開も始まるため、すぐに物語の続きを目にすることも可能!今こそ『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』を観るべきベストタイミングです。
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |































