PR 公開日 2025/02/03 06:30

レコードプロレス in 京都!エアータイトの真空管アンプがロックをぶちかます!

「Feel Records 京都はなれ店」の畳の間リスニングルームで開催
AIR TIGHT(エアータイト)のアンプで“ロック聴きまくり”企画、今回はなんと京都に出張! レコード針メーカーとして世界中のカートリッジブランドに輸出を行っているJICOが、昨年春、レコード針専門店「Feel Records 京都はなれ店」をオープンした。今回は「はなれ」の2階にある畳の間リスニングルームをお借りして、“レコードプロレス”第四戦開幕!

京都の畳の間にエアータイトのアンプを持ち込んでレコード対決!

■機微を捉えて技=レコードをかけかえす真剣勝負



エイ・アンド・エムの社長、三浦裕さんから「またうちのアンプを使ってレコードの掛け合いでもやりませんか」と連絡が入った。

これはもうすでに3回やっている。最初が2022年。大久保にあった「サブマリンレコーズ&カフェ」にて。そしてその翌年から2年連続で「東京インターナショナルオーディオショウ」の同社ブースで来場者を前にしてやらせてもらった。

新大久保の「サブマリンレコード」での“レコードプロレス”第一回目!

特に事前の打ち合わせもなく、持参したレコードを1人がかけて、それについて軽く喋り、相手がまた同じことを繰り返す。実に単純なことを繰り返すわけだが、やっているほうは意外とハラハラしている。その場に漂う微妙な雰囲気、気配を瞬時に察知して選盤しないと変なことになってしまう。

だってそうでしょう。三浦さんがエアロスミスの「バック・イン・ザ・サドル」で派手なロックをドカーンとぶちかましたとする。その後に「五輪真弓の『素敵な日曜日』、僕はこれ大好きなんですよ」とやったら、確かに本当に大好きな曲ではあるけれど、その場にいる人にしてみたらこれはいったいどういう流れなんだときょとんとしてしまう。果たして2人でやる意味はあるのかと思うだろう。

少なくとも「お、エアロで来ましたか、ならこっちはキッスでいきますよ」と王道アメリカンロックで繋げるとか「『バック・イン・ザ・サドル』ならビートルズの『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』がうまい具合にありました」と駄洒落でかわすとかで話の接穂を大事にするのがルールってもんだろう。

相手がレコードをかけてきたら、しっかりそれを食らって逆にレコードをかけかえす。前文の「レコード」の部分を「技」と置き換えて読んでもらいたい。そう、僕はこの行為を密かにレコードプロレスと呼んでいる。

■対戦の舞台は、京都の粋なレコード針ショップ



思い起こせば、レコードプロレスはこれまで元ディスクユニオンJazzTOKYO店長の生島 昇さんやステレオ誌編集長の吉野俊介さんとやってきた。そして三浦さんは正統派ストロングスタイルのロックをかけるレスラーだった。

三浦さんは雑誌の試聴室のような殺伐としたところではなく、お洒落で粋なところでやりたいとの要望があり、JICOが運営する「Feel Records 京都はなれ店」を提案した。

JICOが運営するレコード針ショップ&カフェ「Feel Records 京都はなれ店」。町屋づくり×レコード体験も新鮮!

ここはJICOの自社製品が置いてあるのはもちろんだが、中古レコードを販売していて、カフェでコーヒーを飲むこともできる。2階は有料のリスニングルームがある。プロレスはそこの畳の間でやりましょうということなのだ。

「京都はなれ店」店長のDJ SHARKさん。カフェの運営のほか、DJやJICOのレコード針の開発サポートなども担当している

1Fは中古レコード&古本ショップとしても営業している

■エアータイトのプリ&パワーアンプで試聴開始!



なお、僕がこれをプロレスだと思っていることを三浦さんはつゆ知らず(もしかしてそれに近い感覚があるかもしれないが)、楽しくレコードを聴きましょうというノリではあった。

その日正午過ぎに店へ集合したのは、僕らのほかエイ・アンド・エムの藤子不二雄的開発設計コンビ林口佳弘さん、濱田潔さん、音元出版の筑井真奈さん。皆さんが観客だ。

今回の参加メンバー。左からDJ SHARKさん、担当編集筑井、田中伊佐資さん、エアータイト社長の三浦 裕さん、開発担当の濱田 潔さんと林口佳弘さん

まずは腹ごしらえと昼に店の看板メニューであるだし巻きバーガーを全員が頬張る。これは本当においしい。ちなみに女将にしてキッチン担当の和美さんが、明治時代から100年以上も続く「京料理展示大会」のだし巻き作りコンテストに初めて参加すると言っていて、もしかしたらもしかするかもと思っていたら、見事に優勝した知らせが後日届いた。納得のお味なのです。

DJ SHARKさんと奥様の和美さん。カフェでは和美さんの手料理も楽しめます!

「だし巻き作りコンテスト」でも優勝した和美さんがその場で焼いてくれる名物「だし巻きバーガー」。来店の際はぜひご賞味を!

リスニングルームは、システムはすでにセットされていてアンプの真空管に灯りがともっていた。古民家を改造した部屋は六畳ほどで、和室はどことなく気持ちが安らぐ。しかしそこは戦闘の場でもあるのだ。

プレーヤーがデノンの「DP-3000NE」で、カートリッジはJICOの「J50」。交換針は牛殺。さすがはカートリッジ・交換針メーカー、自由に試聴できるように各種ストックがある。

アナログプレーヤーはデノンの最新アナログプレーヤー「DP-3000NE」。DJ SHARKさんがこだわりで導入したものとのこと

各種カートリッジや針先の聴き比べもできるが、今回はMMカートリッジ「J50」&牛殺で固定!

部屋の常用アンプAuraの「VA 40 rebirth」に替えて、プリアンプがエアータイト「ATC-5s」。これは創業時からロングセラーを続けて来た「ATC-5」の後継モデル。フォノイコライザーを内臓している。

AIR TIGHT プリアンプ「ATC-5s」1,089,000円(税込)。2022年発売のプリアンプで、MM2系統のフォノ入力も内蔵する

パワーアンプが「ATM-1 2024 edition」。初代は38年前にリリースしたATM-1、その20年後にATM-1Sと生まれ変わり、今回は昨年の6月に発売され3代目となる。いずれにせよ、簡単にモデルチェンジしないメーカーのポリシーはユーザーにとってはうれしい。待っている人も多かったとみえて、エアータイト史上最高のスタートダッシュでオーダーが到来しているらしい。

AIR TIGHT パワーアンプ「ATM-1 2024 edition」(1,386,000円/税込)。2024年発売の最新パワーアンプ。五極管「EL-34」4本をプッシュプルで採用されている

「ハイエンドな音を狙って、クリーンとか情報量が多いとか無理にそういう方向へ引っ張らず、試聴を重ねながら音楽がグッとリスナーに来る感じに仕上げました」。三浦さんは社長という立場上、そんな製品説明はしてくれるものの、ともかく早くレコードをかけたがっていてうずうずしている様子だった。

そして最後、スピーカーがスウェーデンのラーセン「Model 6.2」。これは背面の壁になるべく近づけてセッティングするように設計されていて、壁がスクリーンになるかのように音像が描かれる。

スウェーデン・Larsenのスピーカー「Model 6.2」。壁に寄せて使用し、壁の反射も利用して自然な広がりを再現するのが特徴

ラーセンはかつて大阪のオーディオショウで初めて聴いて衝撃を受けた記憶がある。しかし残念ながら主宰するラーセン氏が今年亡くなられて、会社の継続は頓挫しているらしい。

次ページ初手から攻める!京都名門のナイトクラブのライヴ録音

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