年末の大掃除、コンセント周りで気をつけたい3つのポイント

日本の年末恒例行事といえば、煤払い。煤やホコリを払うだけでなく、部屋の隅から隅まで念入りに大掃除する、という家庭も多いはずです。ガジェットや電化製品も、この際まとめてキレイにしてみては？

大掃除だからこそやっておきたいのが、コンセント周りの掃除。ふだんは動かざること山の如しのテレビやオーディオコンポも、大掃除のときは位置をずらしますから、トラッキング火災の原因となるホコリを取り除く絶好のチャンスです。

コンセント周りを掃除するときに心がけたいポイントは3つ。安全第一に取り組みましょう。

第1のポイントは「ブレーカー」。コンセントからプラグを抜くのはもちろん、分電盤にあるブレーカーを落として確実に通電しないようにしなければ危険です。家屋全体でなく、作業対象とする部屋/階のブレーカーを対象にしてもかまいません。

第2のポイントは「掃除機と乾拭き」。コンセントとプラグの両方から、念入りにホコリを吸い取りましょう。エアダスターで吹き飛ばす方法もありますが、ホコリがコンセント内部に入り込む可能性があるため、お勧めできません。水気の多い雑巾で頑固な汚れを取り除いたときには、その後乾いた布でしっかり水分を拭き取ります。

第3のポイントは「予防」。ホコリの侵入を防ぐプラグカバーを取り付けたり、ケーブルの皮膜に破れがないかなど劣化状況をチェックしたりと、大掃除はコンセント周りの安全を保つための絶好の機会です。テレビやオーディオコンポを元の位置へ戻す前に、しっかり対策しましょう。