PR 公開日 2025/10/31 06:35

ソースへの忠実さ、瑞々しく有機的な音色。業務用機器の技術をHiFiに投入、TOAのアクティブスピーカーを徹底レビュー!

あの著名ユーザーも導入した!

ダイナミクスがありトランジェントが鋭敏

著名オーディオマニアとして知られる三上剛志氏も、このスピーカーの魅力に惚れ込み、早速自宅に導入した方の一人。

ME-50FSを早くも導入したオーディオ愛好家・三上剛志さん(右)と小原由夫氏(左)Photo by Noaki Koita

三上先生は実にたくさんのオーディオ機器を目的別に数部屋に分けてセッティングされている、その筋ではたいへん有名なオーディオマニアだ。ME-50FSが設置されているのは、アヴァンギャルドのスピーカー「トリオ+バス・ホーン」が鎮座する、ネットオーディオやデジタルソースを含めた最新プログラムソース対応のメインルーム。

三上剛志氏の自宅にても試聴

少し前までは欧州の名門ブランド製の小型2ウェイスピーカーがあったが、三上先生が満足できる音量での再生に耐え切れず、2度に渡ってウーファーが事切れてしまった。そうした経緯を経て入れ替えられたのが、ME-50FSである。

本機のことを三上先生が知ったのは、オーディオ専門誌の展示会。誌面で関心を持ち、聴きに出掛けて感銘を受け、自宅試聴を申し出たとのこと。それが2024年11月頃で、この部屋で聴いて導入を即決。納品されたのは4カ月後の25年3月末だ。

セッティングはアヴァンギャルドの手前に高さの異なる2種類の同一メーカー製スピーカースタンドを組み合わせた三上先生のオリジナル仕様。送り出しはマークレビンソンのセパレートCDシステム、プリアンプはディナウディオの幻の銘機だ。

かくしてその音は、ダイレクトかつストレートで、音元出版の試聴室で聴いた時よりもダイナミクスがあってトランジェントが鋭敏。ダイアナ・クラールの声が実在的で、リアルな実体感を伴っている。ドラムスとパーカッションによるデュオのライヴ演奏では、音のエネルギー、スピードが勢いよく飛び出してくるような印象だ。なにがしかがスポイルされている感じは微塵もない音だ。

聞けば導入からこの5カ月ほどはME-50FSばかり聴いていて、アバンギャルドはほとんど鳴らしていないという。「フラットな特性の国産スピーカーを使ってみたいという思いが、このスピーカーに出会わせてくれた。日本製スピーカーを使うのは、もしかすると初めてかもしれないなぁ。レコードの録音状態がほんとによく分かる」

そう語る三上先生の目は、まるで少年のように輝いていた。

 

開発者の声 -物理特性のみならず感動できる音を追求-

最後に、TOA ME-50FSを企画開発した株式会社ジーベックの栗山公志氏より、開発に込めた思いを語っていただいた。

株式会社ジーベック クリエイティブユニット統括リーダーME-50プロダクトスペシャリスト 栗山公志氏

「ME-50FSはモニタースピーカーですが、皆様が一般にイメージする“モニタースピーカー”の印象を一旦白紙に戻し、純粋な気持ちで、まずはその音を聴いてみていただければと思います。

特性が優れても音楽を楽しく聴けないのであれば、そのスピーカーはどこかに技術的な課題を抱えていると私は考えます。かといって、個性豊かで、ある種の楽しい音でも基本となる特性が優れないようでは現代的基準ではハイファイスピーカーとして落第だと考えます。

物理特性が優れることに併せ、それが音楽として聴く楽しみとなり感動として音の良さを実感できること。これがME-50FSを開発した時に自分自身に課したテーマであり、私の個人的なスピーカーに対するフィロソフィーでもあります。

アナログ回路による高度なネットワーク技術も、インピーダンス補正技術も、全ては音のためであり一切の妥協も無駄もありません。純粋に音のためにME-50FSは合理的な設計思想を徹底し開発されています」

(提供:株式会社ジーベック 問い合わせ先:担当栗山 kuriyama@xebec.co.jp  090-5676-1335)


※本記事は『季刊・アナログ 89号』からの転載です。

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