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【AV Kansai/リビングシアター】キッチンでも音楽を楽しめる

美しさも利便性も妥協なし! 木のぬくもり溢れるLDKにホームシアターをビルトイン

公開日 2025/12/15 06:30 編集部:塚田真由子
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AV Kansai天王寺店が手がけた大阪府K邸のホームシアター

木のぬくもりを感じる、モダンなリビングシアター

木のぬくもりあふれるモダンなリビングに設えられた、誰もが羨むような美しいホームシアターだ。「リビングを家族が集まる空間にしたい。どうしたら家族みんなが楽しめるか考えてきた時に浮かんできたのがホームシアターでした」と、オーナーのKさんはホームシアターをはじめたきっかけを語る。

美しい佇まいから想像できるとおり、妥協は一切ない。節が特徴的な無垢の杉材を採用したフローリング、左官で仕上げた壁、木目調のモザイクタイルが貼られたオリジナルの壁面収納家具、ウォールナットの一枚板を天板に採用したテーブルなど、細部までこだわりが詰まっている。ホームシアターの機器はそんな住まいと美しく調和するようにプランニングされた。

無垢の杉材を採用したフローリングをはじめ、いたるところに自然素材をあしらったリビングシアター。新築のタイミングなら、写真のように機器や配線をうまく造作家具のなかに溶け込ませることができる
リビングとダイニング、キッチンが一続きになった視聴位置後方の様子。リアスピーカーは天井にインシーリングスピーカーを埋め込むことで、動線の邪魔をすることなく5.1chを実現している
プロジェクターはリビングシアターに好適なエプソン「EH-TW8300」を天吊り設置。天井をふかすことで機器の存在感を和らげている

埋め込みスピーカーと壁面収納家具で美しくインストール

インストールを手がけたのは、大阪を代表するホームシアターショップ、AV Kansaiの岩元秀明氏だ。オーナーのKさんはもちろん、設計を手がけたTeam Nextの福井健太氏、笹谷浩史氏とディスカッションを重ねて、Kさんの想いを具現化していったという。

岩元氏いわく、「モダンなテイストに無垢材を合わせて温もりを添えた空間にしたい」というKさんの要望に合うように、スタイリッシュかつ使いやすい機器をコーディネートするのが最大のテーマだったそう。

スピーカーやAVアンプなどの機器類はオリジナルの壁面収納家具にビルトイン。センタースピーカーやサブウーファーも寸法に合わせて家具を設計しているので、ぴったりと収まっている
AVアンプなどの機器は赤外線エミッターを取り付けており、ラックを閉じていてもリモコンで操作することができる
下地補強したうえでテレビを壁掛けしているパネルは、朝日ウッドテックの国産材パネル「クールジャパン」。クールジャパンは木が持つ調湿素材を活かした建材で、K邸では贅沢にも一枚を天井まで採用した

スクリーンは129型。フロントやセンタースピーカーはTHX Ultra2Select2に準拠したKEFの壁埋め込みタイプ「Ci3160RL-THX」をチョイス。オリジナルの壁面収納家具は、福井氏の構想をもとに、岩元氏が奥行きや構造などのアドバイスを行い、仕上げたという。

しかも、ただ美しいだけではない。ライフスタイルを豊かに彩るソリューションも盛り込んだ。7.2chAVアンプのうち余っているパワーアンプをリビングシアターとは異なる場所に割り当てる「ゾーン機能」を活用して、キッチンに音楽配信を実現。家事中に音楽を流せばカフェ気分を味わえるし、さまざまなイベントシーンでも活躍してくれる。

壁面収納家具の両サイドにはフロントスピーカー、KEFCi3160RL-THX」が埋め込まれている(左)/キッチンの天井に埋め込みスピーカーを採用して音楽配信を実現(右) 

ワンボタンで照明をコントロール

さらに、リラックスできる空間づくりに欠かせなかったのが調光だ。リビングとダイニングをゾーンにわけ、光をコントロール。団らんやテレビ、映画鑑賞などのシーンに合わせて調光値をセットし、いつでもワンボタンで呼び起こせるよう設定した。

その甲斐あって、ホームシアターは最高の仕上がりに。ご家族からの評判も上々のようだ。「映画だけじゃなく、スポーツや音楽まで幅広く、妻や子供達もホームシアターを楽しんでくれています。だから、リビングに家族みんなが自然と集まるようになりました」と、Kさん。

ご家族を思う気持ちと、それに全力で応えた設計士とインストーラー。そのアイデアと技術の結集が、この美しいホームシアターを生み出したのだ。

パナソニックの調光装置「リビングライコン」を導入。各シーンに最適な照明をワンボタンで呼び出すことができる。また、掃き出し窓や吹き抜けにある窓にも電動ロールスクリーンやバーチカルブラインドを採用し、昼間でも遮光性を高めている
ご主人の寝室にもテレビシアターを導入。スピーカーは埋め込みタイプを選び、スペースを有効活用し。また、ネットワークを介してリビングで録画した番組を寝室でも観られるようにしている

(撮影:大野 博)

K邸ホームシアター概要

HOMETHEATER DATA ●住宅形態:戸建/新築 ●家族構成:夫婦+子ども ●ホームシアターの広さ:約24畳 ●画面サイズ:129型65型 ●サラウンド:5.1ch ●インストール内容:機器設置、システムプランニング、音楽配信 ほか

SYSTEM LIST プロジェクター:エプソン EH-TW8300 ●スクリーン:オーエス 129型(特注) 液晶テレビ:ソニー KJ-65X9000E ●ブルーレイレコーダー:パナソニック DMR-BRZ1020 ●AVアンプ:デノン AVR-X2400H ●フロントスピーカー:KEF Ci3160RL-THX ●センタースピーカー:KEF Ci3160RL-THX ●リアスピーカー:KEF Ci160.2CR ●サブウーファー:KEF T2 Subwoofer ●調光装置:パナソニック リビングライコン 音楽配信用スピーカー:KEF Ci160.2CR

INSTALL SHOP/INSTALLER

AV Kansai天王寺店

場所:大阪府大阪市天王寺区逢阪1-4-10
TEL:06-6777-7078
営業時間:10時00分 - 20時00分
定休日:水曜日
ホームシアター視聴室あり

インストールを担当した岩元秀明氏

ARCHITECT

施工を手がけた「Team Next」のお二人。左がチームリーダーで設計担当の福井健太氏、右が内装工事担当の職人、笹谷浩史氏

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