圧倒的タフさと豊富な機能の“高コスパ”スマートウォッチ!「Amazfit T-Rex 3」はウォーキングや山登りなどアウトドア好きに最適
現代人にとって、スマートフォンは必須アイテム。しかし、電話としての基本機能は言うに及ばず、アプリの通知やヘルスケア機能など、そのサポート範囲と期待される役割は広がり続けている。だから手にする回数は増える一方だが、画面の大型化が進むなど “お荷物感” が漂うことも事実だ。
そこで検討したいのが「スマートウォッチ」。これなら重いスマホを手にすることなく、手首を傾ける程度で情報が手に入る。そしてアウトドア系の趣味を持つ方にオススメなのが「いろいろな意味でタフ」なスマートウォッチだ。
今回は、世界90以上の国や地域でスマートウォッチを展開している注目ブランド・Amazfit(アマズフィット)から、アワード「VGP2025 SUMMER」において見事金賞(スマートウォッチ3万円以上部門)を受賞した「Amazfit T-Rex 3」をピックアップ。実際に本製品を使用してみてのレビューをお届けしたい。
圧倒的なタフさを実現する高い堅牢性。最大約3週間持続のロングバッテリー搭載
スマートウォッチにおける「タフネス」さは、ハードウェア的な意味とソフトウェア的な意味に分解でき、前者は文字通りの頑丈さと持続性に、後者は機能の豊富さと質/使いやすさに分けることができる。


Amazfit T-Rex 3のハードウェア面において特筆すべきは、316Lステンレススチールボディとその堅牢性だ。各種の耐衝撃テストや最低-30℃〜最大70℃という極端な高低温テストなど、ラボにおいていくつもの過酷な環境試験に耐え、米国防総省が制定した米軍の資材調達に関する規格(ミルスペック、MIL STD-810G)をクリアしている。
ハードウェア面ではディスプレイも優秀だ。322ppi/480×480ピクセルの1.5インチAMOLEDディスプレイを採用し、最大輝度は2,000nitsと屋外でも視認性は高い。表面はゴリラガラスでコーティング、多少乱暴に扱ってもキズ一つつかない。わかりやすくいえば、スペックはOLED搭載最新ハイエンドスマートフォンと遜色なく、そのうえタフなのだ。
位置情報の正確さも、ハードウェアの充実によるところが大きい。Amazfit T-Rex 3には、2022年発売のAmazfit GTR 4/GTS 4で業界初の技術として登場した「デュアルバンド円偏波GPSアンテナテクノロジー」を搭載する。
GPSとGLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS(みちびき)、NavICという6種の衛星測位システムに対応し、それらの衛星すべてから円偏波の信号を受信できるため、木が生い茂る山中やビルが密集する都市部でも高精度な位置測位を実現できる。
他のスマートウォッチと比較して明らかなアドバンテージが認められるのは、バッテリー駆動時間だろう。そもそもAmazfit製品はバッテリーのもちに定評があり、前モデルAmazfit T-Rex 2も標準的な使用で最大24日間という点が高く評価されていた。だがこのAmazfit T-Rex 3は、それを大きく上回る最大27日間、約3週間超という驚きのロングライフを実現している。
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