公開日 2015/03/20 11:09
【第119回】iPhoneの音質は “持ち方” だけでこんなに変わる！
［連載］高橋敦のオーディオ絶対領域
▼世界の中心へオトを導くけもの〜The Heart of the World〜
空間と隙間を操ることで音の定位をも操る。隙間世界をテーマにした悠木碧さんフルアルバム「イシュメル」発売中
左手親指の隙間の開け具合等で定位や音抜けが変化する
スピーカー側の側方をそちら側の手で包み込み、そこからもう片方の手で、スピーカーから背面に、そして背面から耳に向けての音の道、反射の経路を創るッ！これによって音は完全とまでは言わないが従来比では相当と言えるレベルでセンターに近付くのだッ！
ということでこれを応用すれば、「音の経路とシャッターとかが仕込んであって、それを装着するとiPhoneの音を横持ちでも縦持ちでもセンターから出すことができるジャケットやスピーカー」みたいなアイテムも作れるかもしれない。需要の有無はさておき。
■そのほかに試してみた諸々
発見や欠片ほどでも実用性が感じられたのは前述のふたつ「神魔融合〜Absolute Acoustic Reflection〜」と「世界の中心へオトを導くけもの〜The Heart of the World〜」くらいだったのだが、他にもいくつか試してはみた持ち方はあったので、「利点なし」の例として紹介しておこう。
▼世界ノ終ワリ〜The End of the World〜
見ての通りスピーカーが明後日の方向を向いているので自分じゃなくて隣の人に音がよく届く
▼魔眼の王〜Evil Eye〜
音的には普通に顔の前に持っているのとたいして変わりないので、右眼が疼くときにこのポーズを取っても音に悪影響はないので安心してほしい
▼魔眼の王・十式〜Evil Eye +Cross+〜
腕をクロスさせてもみたがこちらも音には特に悪影響はないので安心してクロスさせてほしい
あと持ち方とは違うのだが、前述のようにiPhone 6は筐体の共振が音に影響しているためか、ケースによっても音が変わることもついでに気付いた。編集者のiPhone 6にはApple純正レザーケース（筐体にぴったり密着する革ケース）が装着されていたのだが、筐体のアルミの響きが少し抑えられるのか、より暴れない落ち着いた音調になっていた印象だ。ケース型である必要はないので「スマホに貼るだけ 音質改善するシール（詳細はこちら）」も可能かもしれない。
というわけで今回はこんな企画だったわけだが、ええと、あれだ、限りなくお暇な時間ができた際にはお試しあれ！
| 高橋敦 TAKAHASHI,Atsushi 趣味も仕事も文章作成。仕事としての文章作成はオーディオ関連が主。他の趣味は読書、音楽鑑賞、アニメ鑑賞、映画鑑賞、エレクトリック・ギターの演奏と整備、猫の溺愛など。趣味を仕事に生かし仕事を趣味に生かして日々活動中。 |
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