着工後でも100型／4.1.2chを叶えた、マンションのペンション風LDK

リノベ着工後でも諦めなかった“映画館のある家”

グレートーンの洗練された雰囲気に、木目調がぬくもりをプラスしたペンション風のLDK。整然たる空間の中心に、遊び心を与えるホームシアターがインストールされた。

江口邸は、既存マンションの一室をリノベーションして生まれた2LDK。設計・施工はJUSTの清水氏が担当した。実はオーナーの長年のご友人でもあり、今回の家づくりは会話中の何気ない冗談が発端だという。住みよい居住空間に、ロマンもたっぷり詰め込んだリノベ計画がスタートした。

インストールを担当したのはホームシアター工房 名古屋の加藤氏。自宅で過ごすほとんどの時間は音楽を聴きながらというオーナーは、当初「家のなかで音楽を聴けるように」とリクエストした。着工後のタイミングでしたが、せっかくの機会だからとの想いもあり、ショップのショールームで迫力の映像音響を視聴。この体験を経て、ホームシアターへのグレードアップを決意した。

広々としたリビングだが、実際の間取りは6畳ほど。ゆったりとくつろぎ感を与える空間デザインは清水氏の手による。ダウンフロアにして天井高を高く取り、さらに廻り縁を設けないことで、リビングフロアの床から壁までタイルのパターンが繋がるよう設計、開放感をアップした。加藤氏はこの空間設計を損なわず、音楽も映画もパワフルに楽しめる音響づくりを重視したという。

くつろぎ感を大切に、100型&立体音響をインストール

サラウンドは4.1.2ch。省スペースのためセンタースピーカーは設置しない代わり、メインとなるフロントはパワーのあるフロア型に。トップにもスピーカーを配置することで、ねらいどおり立体音響もパワフルに楽しめるシステムを完成させた。スクリーンサイズは担当の2人で調整を重ね100型を実現した。

「音楽は日常的に、映画は週末じっくり楽しんでいます。完成した家に遠方から遊びに来てくれる友人も多く、シアターがあると一緒に楽しめていいですね」と江口さん。生活空間に美しく馴染み、暮らしに遊び心をプラスするシアターだ。

（撮影：佐藤日出夫）

江口邸ホームシアター概要

HOMETHEATER DATA　●住宅形態：マンション／リフォーム ●ホームシアターの広さ：約6畳 ●画面サイズ：100型 ●サラウンド：4.1.2ch ●インストール内容：機器設置、システムプランニングほか

SYSTEM LIST　●プロジェクター：エプソン EH-TW7000 ●スクリーン：GRANDVIEW GEA-100HDW ●AV アンプ：ヤマハ RX-V6A ●フロントスピーカー：ソニー SS-CS3 ●リアスピーカー：ホームシアター工房 SP-145 ●トップスピーカー：ホームシアター工房 SP-145 ●サブウーファー：ヤマハ NS-SW050 ●メディアストリーミング端末：AMAZON Fire TV Stick 4K ●BGM 用スピーカー：ホームシアター工房 SP-145

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ホームシアター工房 名古屋

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定休日：水曜日
ホームシアター視聴室：あり

ARCHITECT　株式会社JUST