JBLの“光る”Bluetoothスピーカー「Pulse」はサウンドも“ピカイチ”

■合計10種類の美しいLEDライト・イルミネーション

PulseはボディにマルチカラーLEDを内蔵し、LEDライト・イルミネーションが美しく輝くことが最大の特徴。チューブ型デザインのボディがレインボーなど様々なパターンで発光するのだが、ひとたびその様を見たら、思わず惚れ込んでしまうほど個性的なのだ。

電源OFFの状態のボディはブラックで、ネットの仕上げもスパルタンなのだが、ひとたび電源を入れると、チューブ型のボディ全体がイルミネーションによって光り輝く。さらにPulseのイルミネーションは、ただ単に輝くだけではない。JBLがiOS/Android向けに提供しているコントロールアプリ「JBL Music」（無料/英語版のみ）によって、様々なカスタマイズが行えるのだ。

アプリ「JBL Music」で選べるイルミネーションは、発売時から提供されていた5パターンと、最近アップデートで追加された5パターン。計10種類のLED発光パターンを解説していこう。

基本スタイルとなるのが「RAINBOW（レインボー）」だ。文字通り、Pulseのボディ全体が七色に光る。ゆったりとした色の変化でこの後に登場する各社イルミネーションパターと比べると控えめな演出なので、間接照明の部屋に設置したり、明るい部屋に設置してさりげなく存在感を主張するにはもってこいだ。

「EQUALIZER（イコライザー）」は、文字通り音楽に合わせて動くグラフィックイコライザーとしても使えるモード。2色のカラーを組み合わせたデザインとなっており、時間とともにその組み合わせも変化していく。音楽的な特徴を目で見て判るオーディオ的なスタイルとしても推奨したい。

「CLUB（クラブ）」も音楽と連動する演出で、曲の音量の起伏に合わせ、Pulse全体が一つのメーターのように反応する。LEDがカラフルに変化し、ダンス系のミュージックを鳴らした時のシンクロ率はこの「CLUB」が断トツ。筆者のお気に入りの設定だ。

より落ち着いた演出も多数用意されている。以下の設定はすべて曲と連動せず、音楽を聴いている時以外にも目で見て楽しむことができるモードだ。

「CHILL（チル）」は下から上へと流れるように色が変化する演出。ゆったり色が変わる様子に癒やされる。「FOG（フォグ）」は1色から別の色へと、文字通り霧のように色が切り変わり、落ち着いた色変化が楽しめる。「BREATH（ブレス）」は一色が強く発光してから、徐々に暗くなった後に、再び別の色で強く光るパターンを繰り返し、それにあわせて色も変化していく。再生している曲への連動こそないものの、特に目に入る光のインパクトは大だ。

そして、以下は追加された5種類の演出パターン。「DANCE（ダンス）」は「FOG」に近い演出だが、色はより徐々に切り変わる。「ROBOT（ロボット）」は無数のブロックのように区切られたLEDが変化する、テクノミュージック的な演出。「WAVE（ウェーブ）」は波打つような動きと共に色が変化する。「NEON（ネオン）」は列で流れるように色を変えつつも変化が速く、色彩的にも赤と緑、オレンジと水色など、個性的な色の組み合わせが魅力的だ。

ちなみにPulseの発光は、アプリ内の「Light Editor」セクションにある「COLOR」から光の色（初期設定はマルチカラー）や強さ「INTENSITY」を変更でき、全体の明るさなども変えられる。初期の明るい部屋でも存在感を主張する設定から、穏やかに光るレベルにまで調整できるので、照明を落として部屋のインテリアに合わせて試してみてほしい。もちろんLEDの演出が不要なシーンでは「OFF」設定も可能だ。