公開日 2022/06/10 19:56

LG、応答速度1msのNano IPSパネル採用4Kゲーミングモニター

WQHD/240Hz対応モデルも
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、応答速度1msに対応した「32GQ950-B」「32GQ850-B」「27GP95R-B」の3機種を6月中旬より順次発売する。各モデルの予想実売価格および発売時期は以下の通り。

「LG UltraGear」シリーズに3機種登場。画像は「32GQ950-B」

・「32GQ950-B」¥OPEN(予想実売価格160,000円前後/税込) 7月中旬発売 
・「32GQ850-B」¥OPEN(予想実売価格110,000円前後/税込) 6月中旬発売 
・「27GP95R-B」¥OPEN(予想実売価格110,000円前後/税込) 6月中旬発売 

3モデルの共通仕様として、Nano IPSパネルを搭載している。これは1ナノミリメートルの粒子が不要なオレンジ色を吸収して純度の高い色合いを実現するもので、色域はDCI-P3 98%をカバーし、製作者が表現したい色を忠実に再現するとしている。なお「32GQ950-B」は4月にメディア向けに開催された新製品発表会で披露されたモデルで、発売時期および価格が決定したかたち。

「32GQ950-B」

また「32GQ950-B」「32GQ850-B」の2モデルでは、Nano IPSテクノロジーに加えて、 ATW(Advanced True Wide)偏光板を採用。これにより斜めから見た時にも、より正確な色合いを表示するという。

「32GQ850-B」

ピーク輝度は「32GQ950-B」が1000cd/m2で、VESA DisplayHDR 1000に対応。「32GQ850-B」と「27GP95R-B」は600cd/m2で、VESA DisplayHDR 600に対応しており、それぞれHDR映像も鮮やかに映し出せるとする。

「27GP95R-B」

上述の通り、1ms(GTG/Faster設定時)の応答速度に対応しており、さらに遅延を最小限に抑える「DASモード」もサポートするなど、高速な画面表示を可能とした。

いずれもHDMI 2.1端子を備え、VRR(可変リフレッシュレート)にも対応。最新コンソールゲームとの組み合わせにも適するとしている。リフレッシュレートは、「32GQ950-B」「27GP95R-B」が最大4K/144Hz、「32GQ850-B」が最大WQHD/240Hzまで対応する。

DisplayPort端子はVESA DSC(Display Stream Compression)をサポート。これにより、「32GQ950-B」「27GP95R-B」が4Kで160Hz(オーバークロック)まで、「32GQ850-B」がWQHDで260Hz(オーバークロック)までの表示を可能とする。加えて、DisplayPort接続では、AMD FreeSync Premium Pro テクノロジーや、NVIDIA G SYNC Compatibleにも対応する。

全モデルとも、正しい色合いを継続的に表示することができるようハードウェアキャリブレーションに対応する。キャリブレーションした結果は2種類まで保存可能で、2種類の好みの色合い調整から選択したり、異なる設定の色合いを比較することもできる。なお実施には別売のキャリブレーションセンサーが必要となる。

「32GQ950-B」は、4K(3,840×2,160)に対応する31.5型モデル。アスペクト比は16:9、コントラスト比は1,000:1で、上述のとおり最大144Hzのリフレッシュレートに対応する。

入力端子はHDMI 2.1×2、DisplayPort Version 1.4×1、ヘッドホン出力/マイク入力兼用の4極端子×1、USB 3.0(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)を搭載する。ヘッドホン出力は立体音響「DTS Headphone:X」にも対応する。外形寸法は719W×491 - 601H×278Dmm、質量は11.6kg(スタンド含む)。

「32GQ850-B」は最大WQHD(2,560×1,4400)までの解像度に対応した31.5型モデル。4K/120fpsの映像をダウンスケーリングして表示することもできる。アスペクト比は16:9、コントラスト比は1,000:1。最大リフレッシュレートは240Hzに対応する。

入力端子はHDMI 2.1×2、DisplayPort Version 1.4×1、ヘッドホン出力/マイク入力兼用の4極端子×1、USB 3.0(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)を搭載する。本モデルもヘッドホン出力は立体音響「DTS Headphone:X」をサポートする。外形寸法は714W×504 - 614H×278Dmm、質量は8.2kg(スタンド含む)。

「27GP95R-B」は27型モデルで、4K(3,840×2,160)に対応する。アスペクト比は16:9、コントラスト比は1,000:1。最大リフレッシュレートは144Hzとなる。

入力端子はHDMI 2.1×2、DisplayPort Version 1.4×1、ヘッドホン出力(ステレオミニ)×1、USB 3.0(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)を搭載する。外形寸法は609W×465 - 575H×291Dmm、質量は7.4kg(スタンド含む)。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX