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<CEATEC>TDK、レンズ埋め込み網膜投影を披露/QDレーザ、アイトラ+網膜投影を展示
エレクトロニクス/IoT関連の見本市「CEATEC 2026(シーテック)」が、本日10月13日(火)- 16日(金)に幕張メッセで開催されている。本稿では、TDK/QDレーザーの網膜投影展示についてレポートする。
TDK
TDKのブースでは、スマートグラス向けの新たな光学技術「メタオプティクスミラー」を用いた体験コーナーが常に行列ができるほど好評だった。
メタオプティクスミラーは、独自のナノ構造反射体を用いて薄型化と高い透明度を実現したと説明しているスマートグラス向け薄型平面ミラー。従来の網膜直接描画方式や導波路ディスプレイが持つ課題を同時に克服したという。
これまでの網膜投影方式のスマートグラスでは、映像を正しく反射させるために分厚い曲面ミラーが必要だった。本製品は平面でありながら、光が法線に対して入射光と同じ側跳ね返る現象の負の反射角を利用することで曲面ミラーと同様の反射を可能にしたという。
基板に台形形状層のナノ構造を設けることで薄型化に成功し、外形寸法は14×10mm、基板厚は0.4mmを実現した。通常のメガネレンズに直接埋め込める薄さとなっている。
導波路を使用しないシンプルな光学系を採用しており、光干渉による虹模様(ハローグレア)が発生しない高い透明度を確保。また、網膜をディスプレイ代わりにして映像を映すため、対面する相手に映像が見える心配もないとのこと。
映像の表示には、メガネのツル部分に搭載するフルカラーレーザーモジュールを利用する。レーザー光源は超低消費電力で駆動するため発熱が少なく、将来的なスマートグラスのさらなる小型化に貢献するとしている。
QDレーザ
QDレーザは、独自の網膜投影技術および特許群など、TDKとの事業協力契約を2026年6月1日に締結している。TDKと異なり、アイトラッキングの活用という異なるアプローチで出展していた。
網膜投影において、眼の瞳孔の位置がズレると映像が消えてしまうという弱点が存在した。この課題を解決するため、同社は眼の動きに追従するアイトラッキング技術を開発しているという。
また、眼の見えにくさを抱えるユーザーに対するビジョンサポートとしての活用も想定。網膜投影を用いることで、映像を拡大したりピントを寄せたりして視認できるようになるという。

今後の応用例として、スポーツ分野での視覚測定ソリューションなどの展開も視野に入れている。動く光に対する眼の反応速度を測ったり、網膜内のどの位置で感度が高いかを測定したり、といった活用を進めているとしている。
























