公開日 2025/12/18 11:31

BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に

2026年の注目は「VRゴーグル」
編集部:竹内 純
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視聴デバイスに起きた3つの大きな変化とは

ホームシアターショップ&ソニーショップのコール徳島店・野田博之店長は「毎年のように動画コンテンツの楽しみ方が大きく変わっていっています。しかし、今年2025年は変化が特に大きかったように感じています」と振り返る。大きな波を実感した理由として、3つの視聴デバイスの変化を指摘した。

1つ目は、「手に届く価格になった超大型テレビ」。

家電量販店のテレビ売り場も一昔前とは様変わりしている。70V型、80V型、90V型、100V型といった “超” 大画面テレビが当たり前のように並び、しかも、75V型モデルを例にとれば、20万円を切る価格のものを見つけることもできる。

ホームシアターでもこれまでは大画面と言えばプロジェクターだったが、「プロジェクター&スクリーンに取って代わることができる “プランB” の選択肢として、超大型テレビは十分検討に値する存在になりました」と野田店長は指摘。これまでの常識が塗り替わりつつある。

コール徳島店のショールームに導入されたソニーのBRAVIA 5「K-98XR50」。リビングシアターを超大型テレビ1台でまかなえば大幅なコストダウンを実現できる 

2つ目の変化は、「種類が豊富になったポータブルプロジェクター」。

家電量販店でも最近、「プロジェクターコーナー」の充実が目を引く。本格的な専用室に構えるような高価・重厚なモデルではなく、モバイル&ポータブル&短焦点タイプの商品を多数揃え、いまやテレビに代わる “普通の” 選択肢であることをアピールしている。

実際に「テレビはないがプロジェクターは持っている」という若者も増えている。野田店長は大型画面目的というよりも、コンテンツがどこでも手軽に楽しめるようになったことに着目する。

そして3つ目に挙げる変化は、「画質が向上したスマホ」。通勤電車のなかでもスマホで動画コンテンツを視聴している人を見かけることが珍しくなくなった。「まさにいつでもどこでも。動画のおひとりさま需要が加速しています」と目を見張る存在。コール徳島店では新製品が登場するたびに桁違いの注目を集めるという「Xperia」が大ヒット商材となっている。

超大型テレビの普及に見逃せない“軽量化”

そのようななか、「視聴する機器の種類、性能、価格が多種多様となり、選択肢が増えていますが、シアターショップとしては、従来からのプロジェクターシアター、そして、超大型テレビでのシアターが主戦場となります」と二本柱に変わりはない。

ただ、そこにもトレンドが見受けられ、近年は専用室シアターではなくリビングシアターを選択するケースが増え、また、プロジェクターではなくても超大画面のテレビで満足という人が増えているという。

超大型テレビが躍進する背景には、低価格化や大画面化が大きな要因であることに間違いはないが、「それ以上に軽量化の恩恵も見逃せません。昔のブラウン管テレビより軽いですし、壁掛けも問題ありません」と搬入や設置のハードルが同時に引き下げられている。

野田店長が名物ブログで紹介した衝撃的な光景「空飛ぶBRAVIA」は、そうした超大型テレビの波を象徴する一例と言えるだろう。

クレーンで空を飛ぶように搬入されるソニー BRVIA 5「K-98XR50」 

コール徳島店が2年前にホームシアターシステムをインストールしたあるお客様が、2階の寝室のテレビをどうするかで悩んでいたという。そこへ、ソニー「BRAVIA」から登場した国内最大サイズとなる初の98V型「K-98XR50」を、コール徳島店がいち早く同社シアタールームに常設展示。吹き抜けから引っ張り上げて搬入する様子がブログで動画を交えて紹介されているのを目にして、同テレビを導入する話がトントン拍子に進行した。

お客様が要望する寝室は、2年前のシアタールームと同じ2階にある。「2階にはグランドピアノもありましたから、98V型テレビくらい余裕だろうと判断しました。ただ、“フツー” に搬入はできませんので、クレーンで引き上げることになりました」。その光景が「空飛ぶBRAVIA」というわけだ。

2階にある寝室への搬入開始から、壁掛けで設置が完了するまでの所要時間は2時間半ほど。ちなみに、空を飛んだ98V型テレビ「K-98XR50」の梱包重量は94kg、壁掛け時の本体重量は69kgだという。

「以前は大画面ならプロジェクター “一択” です。それが今はテレビとプロジェクターのサイズが多様化したことで、用途に合わせて使い分けられるようになりました。もちろん、映画館のようにスクリーンで楽しみたいという方もまだ少なくなく、プロジェクターならではの風合いは他には変えられません」

今後、コンテンツの視聴スタイルはどのように変化していくのだろうか。野田店長が来年2026年に注目するデバイスとして挙げるのは「VRゴーグル」。「プロジェクター、テレビ、スマホ/タブレットの三大視聴デバイスに、今後、VRゴーグルがどこまで食い込んでいくのか。“パーソナル&大画面” という他のデバイスにはない特徴が備えられています」

一方、テレビ、プロジェクターそれぞれの進化で注目するのは、「テレビでは、大型化は搬入の問題などもあっていったん落ち着き、今後は輝度アップによるダイナミックレンジのさらなる進化に期待しています。プロジェクターについてはポータブルの画質アップですね」

来る2026年、野田店長が期待を込めるさらなる進化を注視したい。

■店舗概要  コール徳島店
770-8052 徳島県徳島市沖浜2-30 コール徳島2F
TEL 088-655-1210
FAX 088-655-1208
営業時間 10:0020:00
定休日 火曜日・第1水曜日(※祝祭日は営業)

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