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<IFA>TCL、163型マイクロRGBテレビや新プロジェクター。「世界ナンバーワンのテレビブランド」実績もアピール

世界最大級の家電・エレクトロニクス展示会「IFA2025」。TCLは、163型マイクロRGB LEDテレビやポータブルプロジェクターをはじめとするAV機器から白物家電まで、幅広い製品を来場者にアピール。
オーディオビジュアル関連では、Dolby Atmos FlexConnect対応製品によるワイヤレスドルビーアトモスシアターの体験ブースなども展開している。
テレビもプロジェクターも多彩なラインナップ
163型マイクロRGB LEDテレビは2,488万個の自発光チップを用いて、輝度1万nitsを実現。22ビット超の色深度もカバーするほか、低反射性能も優れているとのこと。
製品型番などは示されていないが、おそらくは中国で2024年に発表された「X11H Max」がベースになっているのではないかと思われる。
テレビ関連ではそのほか「X11K」や「C8K」といった日本でも展開している最新モデル群を多数展示。映像のフチに生じる“黒枠”がほぼ無い「ゼロボーダー」技術をアピールする展示なども行っている。

また、「ワイヤレスドルビーアトモスシアター」と題した体験ブースも用意。空間に合わせて自動で音響を最適化する技術「Dolby Atmos FlexConnect」に対応するワイヤレススピーカー「Z100」(※日本未発売)とテレビを組み合わせて、ドルビーアトモスのサウンドを体験できるようにしていた。

加えて、日本での発売も発表された「PlayCube」や「A1s」といったポータブルプロジェクター群もブースにラインナップ。キャンプでの使用をイメージした展示に加えて、天井への投映などで実際の映像を確認できるスペースも用意している。
「世界ナンバーワンのテレビブランド」に
上述した「ゼロボーダー」技術の展示にも見られるように、TCLのブースではウィンタースポーツをイメージした展示が多数。
これはもちろんオリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーになったことを受けてのもので、TCLヨーロッパのCMOであるStefan Streit氏も、各国の有力選手をブランドアンバサダーなどに起用していることに言及した。

こうした活動の効果もあってか、 Streit氏は2025年上半期の収益が20%伸長したことや、ヨーロッパでのブランド認知度も右肩上がりで伸びていることを紹介。
テレビの出荷台数も増えており、ミニLEDテレビ、85型以上の大型テレビ、Google TV搭載モデルといった各ジャンルにおいて世界ナンバーワンのブランドという地位を獲得したとも説明し、同社の好調さをアピールした。

































