TCL、独自の映像最適化技術とDolby Audio対応の液晶プロジェクター「A1s」
TCLは、持ち運びしやすいボディに独自の映像最適化技術とDolby Audio技術を搭載した液晶プロジェクター「TCL PROJECTOR A1s」を本日9月5日より順次発売する。価格は56,990円(税込)。
質量を2.59kgに抑えたボディに持ち運びに便利なハンドル兼スタンドを装備し、45型から最大150型の映像を投写できる液晶プロジェクター。バッテリー非搭載のため別途電源は必要になるものの、コンパクトなボディ内にこだわりの映像/音響機能を搭載することで、さまざまな場所で極上のシネマ体験ができると謳う。
解像度はフルHD(1,920×1,080)、輝度は600 ISOルーメン。映像入力については4Kまで対応し、フルHDにダウンコンバートしての出力となる。
映像面の特徴として、TCL独自の「TrueHueテクノロジー」を搭載する。フレーム単位で明るさ/コントラスト/色彩を自動調整することで、不自然な色調を排除しつつ映像本来の奥行きと美しさを再現。さらに適応型シャープネスとコントラスト調整により、毛穴の質感から広大な風景まで画素単位でクリアに再現し、制作者の意図を忠実に映し出すとしている。
優れた光透過性を誇るという高透過率レンズも搭載し、映像の鮮明さや解像感を強化。また光学エンジンは完全密閉型の防塵設計とすることで、耐久性や寿命を向上させている。
視聴環境と映像ジャンルに応じてワンタッチで映像最適化を行える、4種類の映像モードも搭載。ユーザーによる微調整にも対応する。ほか、オートフォーカス、台形補正、障害物回避機能、スクリーン位置自動調整機能を装備する。
音響面では、どの角度からもバランスの取れたサウンドが楽しめるとする8W×2のステレオフルレンジスピーカーを内蔵し、Dolby Audioをサポート。本体サイズに対して大きめなサウンドチャンバーと、3つのパッシブラジエーターを組み合わせることで、歪みを抑えた豊かで力強い重低音を追求する。一方、高度な防振構造も投入し、重低音が激しい音声再生時でも本体のブレや共振を抑え、安定したサウンドを実現するとのこと。
サウンドモードとして4種類のプリセットを用意。加えて、AIが自動的にコンテンツに応じた最適化を実施するAIオーディオモードも備えている。
OSはGoogle TVを搭載し、Wi-Fi接続によって本機だけで動画ストリーミングサービスが楽しめる。Googleアシスタントによる音声操作や、Google Castによるスマートフォン画面のミラーリングも可能。インターフェースは、HDMI入力、USB入力、3.5mmオーディオ出力を備え、Bluetoothにも対応する。
操作は付属リモコンに加え、本体天面のタッチセンサーからも可能。タッチセンサー部は目光をイメージしたフォルムに溶け込む一体感のあるデザインとしており、美しさと実用性を兼ね備えた使い心地を提供するとしている。
このほか、放熱構造として新設計のヒートシンクと3室構造のトリプルエアフローシステムを投入。空気抵抗の効果的な低減と熱交換効率の向上を実現し、動作音を30dBという静かなレベルに抑えたと説明している。
外形寸法は約191.3×128.1×263.6mm、質量は2.59kg。持ち運び時に本体を保護する専用トラベルケースが付属する。



