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GRADO、ブラジリアン・ウォルナット採用の開放型ヘッドホン「Signature S950」
ナイコムは、同社取り扱いブランドGRADO(グラド)から、ハウジング素材にブラジリアン・ウォルナットを採用した開放型ヘッドホン「Signature S950」を4月25日(金)より発売する。価格は352,000円(税込)。
昨年発売した「Signature HP100 SE」に続く、“Signatureライン” ヘッドホンの第2弾モデル。HP100 SEと同じ52mmダイナミックドライバーを搭載しつつ、ハウジング素材にはブランド伝統の木材を採用。木材固有の音響特性を活かすノウハウを駆使し、アルミ削り出しハウジングで分析的なサウンド傾向のHP100 SEとは対照的な、独自のサウンドシグネチャーを実現したとする。
本モデルの木材は、アマゾンの熱帯雨林で栽培されたブラジリアン・ウォルナットを採用。密度が高く耐久性に優れ、温度や湿度の変化による膨張/縮小がほとんど無いため、安定した音響特性が維持できるとしている。ハウジングは1点1点ハンドメイドで製造されるため、それぞれ異なる木目を持つ。また木材は持続可能な方法で管理されており、地域の生態系保護にも配慮しているという。
上述のとおり、ドライバーユニットはHP100 SEと同等のダイナミックドライバーである「Grado 52mm Sドライバー」を搭載。ペーパー・コンポジット・コーンと希土類合金を用いた高磁束磁気回路、軽量な銅メッキアルミボイスコイルを組み合わせており、歪みを最小限に抑えつつ、繊細なディテールの高域/滑らかな中域/力強い低域をかね備えた、音楽的かつ調和の取れたサウンドが特徴だとする。
このようなドライバーユニットを採用したうえで、本モデルでは “よりニュートラルでバランスの取れた” チューニングを追求。録音の細部を忠実に再現する能力に長けたHP100 SEの音質に比べ、音楽に深く没入できるような表現力を目指したとのこと。
ヘッドバンドアッセンブリーについても、HP100 SEで新開発された設計を踏襲。ハウジングとバンドの接続部には、アルミニウム合金を精密に削り出したジンバルとステンレススチール製の高さ調整ロッドを搭載。ハウジングは105度の範囲で回転させることができ、また亜鉛合金製のエンドキャップが外れたとしてもロッドが適切な位置にとどまるよう設計されている。
ヘッドパッドは、HP100 SE以前のモデルと比較して50%増量。イヤーパッドは同ブランドの中で最も大型の「Ear Pad G」と、やや小さな「Ear Pad F」の2種類が同梱し、装着感や音質傾向の好みにあわせて選ぶことができる。
両出し型のケーブルは4pin mini XLRコネクターによる着脱に対応。付属ケーブルは導体にスーパーアニール12芯OFC、入力端子に6.3mmプラグを採用する。ケーブル長は約1.8m。
再生周波数帯域は3.5Hz - 51.5kHz、インピーダンスは38Ω、感度は117dB。全高調波歪は<0.1%(@100dB)。ケーブル含む質量は約520g。































