• ブランド
    特設サイト
公開日 2020/01/15 13:58

<CES>クリエイティブの3D再生技術「Super X-Fi」が“第2世代”に。平面駆動型ヘッドホンなど参考出展も

Super X-Fi Gen2をアピール
編集部:平山洸太
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
米国ラスベガスで開催されたCES 2020。クリエイティブは、近日発売予定の新製品をはじめ、独自の音響補正技術「Super X-Fi」の新バージョンデモなどを実施。またプロトタイプとして、平面駆動型ヘッドホンなどの参考出展も実施した。

クリエイティブのブース

Super X-Fi Gen2

Super X-Fiは、昨年のCES 2019で発表された、3次元的な奥行きや広がり/ディテール/没入感といった体験をヘッドホンで再現するという技術。専用のスマホ用アプリで個人の顔と両耳の写真を撮影すると、AIエンジンが身体的特徴を抽出し、個人に合わせた自然な音場を再現するものとなる。

Super X-Fi Gen2のデモを実施した

今年のCESでは、“Gen2”としてアップデートを実施。この1年間で、マッピングデータを数万人から数十万人へと増やすことにより、定位の向上や再生品質の向上などが可能になったとのこと。記者もデモで体験してみたが、初代で感じられた若干のエコーが減ることでサウンドのディテールがよりクリアになり、より臨場感のある体験をすることができた。

また、さらに別の部屋においてDolby AtmonsおよびSuper X-Fiに対応するサウンドバー「SXFI CARRIER」を披露。正面にミッドレンジ×1/トゥイーター×2、サイドにミッドレンジ×2、上部にイネーブルドスピーカー×2を搭載し、外付けで10インチのサブウーファーを備える。1,000ドル以下で4月の発売を予定しているという。こちらもデモを体験したが、左右や上からの音を感じられ、しっかりしたサラウンドを楽しめた。

「SXFI CARRIER」

外付けでサウンドバーを搭載する

ヘッドホンの新製品として、FPSゲーム用を想定したSuper X-Fi対応のヘッドセット「SXFI GAMER」も注目を集めていた。2020年の第二四半期の発売を予定していると言うが、価格は未定とのこと。ゲーム用にカスタマイズした「Super X-Fi Gaming」を搭載し、ポップガード内蔵のノイズキャンセリングマイクを備える。

「SXFI GAMER」

ハウジング部

さらに、同社のハイレゾ対応ハイブリッドイヤホン「Aurvana Trio」をベースに、Super X-Fi対応かつUSB Type-C接続にしたモデル「SXFI TRIO」を今年の第一四半期に149ドルで発売するとのこと。リモコン部は独自DSPを内蔵する「SXFI WIRE」となっている。

「SXFI TRIO」

イヤホン部

また、Aurvana Trioをワイヤレス化したモデル「Aurvana Trio Wireless」も同じく今年の第一四半期に発売予定。価格は99ドルで、コーデックとしてAACやaptX HDに対応。20時間の連続再生に対応するほか、IPX4の耐水性能も備える。なお、専用DSPは搭載していないものの、専用アプリからのソフトウェア処理でSuper X-Fiのサラウンド再生を行うことができる。

「Aurvana Trio Wireless」

ハウジングにはマグネットを搭載

そのほか、既発売のワイヤレスヘッドホン「SXFI THEATER」のUSB送信機を接続することで、4台まで同時に音声を再生できるユニット「SXFI TV」も展示。価格は未定だが、6月の発売を予定していると話していた。

「SXFI TV」

発売未定のプロトタイプも多数展示

会場では、まだ発売も未定のプロトタイプが多数展示。「SXFI PLANAR」は、平面駆動ヘッドホンに先述のSXFI WIREを搭載し、USB Type-C接続でSuper X-Fiを楽しめるモデル。加えて、ヘッドホン「Aurvana SE」を同様のUSB Type-C仕様にしたモデルもあった。

「SXFI PLANAR」

「Aurvana SE」のSuper X-Fi対応モデル

内部基板だけながらも、Nintendo SwitchやPS4でボイスチャットを楽しめるゲーミング用DAC「Sound Blaster G3」の後継機種としてSuper X-Fiに対応する「SXFI G4」も展示。この1年でラインナップを拡大させてきたSuper X-Fiだが、2020年もさらにバリエーションが増えそうだ。

「SXFI G4」

さらに、特別に同社の完全ワイヤレスイヤホン「Outlier」の次期モデルとなるプロトタイプも見せてくれた。「Outlier 2(仮)」としているモデルだが、バッテリー持続時間や接続性能の向上を行っているとのこと。アプリとの接続前提ながらも、Super X-Fiに対応。デザインは従来モデルを踏襲しているが、ボディをマット調にするなど質感を追求したという。なお、試作品のため本体色などもさらに詰めていくとのこと。今後の開発に期待したい。

「Outlier 2(仮)」

イヤホン部は表面がマット調に

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX