独コンチネンタルと共同開発

<CES>ソニーだけじゃない、ゼンハイザーもクルマ開発! その実力を体験した

山本敦

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2020年01月12日
近年、連続してCESに出展しているゼンハイザー。今年は様々なカテゴリーの出展社が集まるコンベンションセンターから展示場所を変え、オーディオに特化したブースをヴェネチアンのスイートルームに構えた。

ゼンハイザーは今回のCESで、独自の立体音響技術「AMBEO(アンビオ)」を車載エンターテインメント向けに展開するという、重要なアナウンスを行った。そして、同じドイツ・ハノーファーに拠点をおく自動車部品メーカー、コンチネンタルと共同開発したデモカーを披露した。

ところで今回のCESでは、ソニーがEV「VISION-S」を発表し、イマーシブサウンドをクルマの中で楽しむという発表を行った(体験記事)。ソニーとゼンハイザーの提案の違い、共通点などにも注目して欲しい。

AMBEOを次世代の自動運転車に。コンチネンタルと協業

AMBEOとは、ゼンハイザーが独自開発したイマーシブオーディオ・エンターテインメントのプラットフォームだ。ソフトとコンテンツ、ハードまでを、エンド・トゥー・エンドのソリューションとして提供するのが特徴だ。

筆者は昨年、ゼンハイザーのAMBEOコンテンツ担当者にインタビューを行っている。こちらの記事も、AMBEOの最新事情を知る手がかりになると思う。

AMBEOの車載展開については、これまでゼンハイザーの担当者への取材で度々コンセプトを耳にしていたが、今回、世界的な自動車部品メーカーであるコンチネンタルと手を組むことで、プロジェクトが前進した格好になる。

ゼンハイザーのイマーシブオーディオのプラットフォーム、AMBEOが車載展開に裾野を広げる

最初のパートナーとなったコンチネンタルの、アクチュエーターを使った車載オーディオ向けサブブランド「ac2ated sound」コンポーネントによってイマージブサウンド空間を実現する

コンチネンタルが開催したプレスカンファレンスには、ゼンハイザーのCEOであるアンドレアス・ゼンハイザー氏が登壇。AMBEOをオートモーティブに展開する意図を次のように説明した。

「自動運転車向けのエンターテインメントシステムは、ホログラフィック技術を投入したマルチディスプレイなど、ビジュアルの方面の技術革新が話題を牽引してきた。これからはオーディオも高度なレベルの進化が必要になる」。

「自動運転車が縦横無尽に走るスマートシティが現実になると、車内で過ごす時間にイマーシブオーディオが欠かせなくなる。また、クルマの周囲の音を安全運転のために活用することも考えられる。今回のコンチネンタルとのパートナーシップを、ゼンハイザーが培ってきた技術を次世代モビリティーの進化に役立てる第一歩にしたい」(アンドレアス・ゼンハイザー氏)。

コンチネンタルが開催したプレスカンファレンスにはゼンハイザーのアンドレアス・ゼンハイザー社長が登壇

アンドレアス・ゼンハイザー社長は今後も車載向けテクノロジー強化に取り組む姿勢を打ち出した

AMBEOのデモカーに試乗。その実力とは?

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