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連載「いま見るべき4K Ultra HD Blu-ray」

4K UHD BD『キル・ビル VOL.1』、最高画質で“ビルを殺れ” 5.1ch音声もさらにクオリティアップ

公開日 2026/02/05 06:30 伊尾喜大祐
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4K Ultra HD Blu-rayの注目タイトルをプロの評論家が画質と音質の評価チャート付きで紹介する連載企画。今回のタイトルは現在発売中の『キル・ビル VOL.1』。画質と音質の見どころを、伊尾喜大祐氏が自宅のホームシアターで徹底的にチェックした。

『キル・ビル VOL.1』

HPXR-3115 8,580円(税込) 鈴正/ハピネット・メディアマーケティング

STORY

結婚式で暗殺集団に襲われ、夫と身ごもっていた子どもを失った殺し屋ザ・ブライドが復讐に燃える。功夫!ヤクザ!チャンバラ!ノワール!マカロニウェスタン!タランティーノの映画愛を詰め込んだスーパーエンタテインメントが、公開23年を経て待望の UHD Blu-ray化。完結編『VOL.2』も同時リリース。

フィルムグレインを抑えた4Kらしい高画質

昨年末にアメリカでは2部作の再構成版『Kill Bill: The Whole Bloody Affair』が公開済みだが、まずは4K UHD BDで原点に遡りたい。

2010年発売のBD版はグレインの存在感が強めなフィルムライクな画作り。今回の4K UHD BDは粒状感を圧縮ノイズが出ないギリギリまで抑え込み、4Kらしい精細感と豊かな質感描写で魅せる。HDR化で明暗のハイコントラストと鮮やかな発色の劇画調トーンもさらに際立った。

DTS-HD Master Audio収録の5.1ch音声も、BD以上に解像感とレンジ感が向上した印象。CH1モノクロ場面の階調表現。CH2リビングでの格闘のサラウンド感。CH7アニメパートの荒々しい筆致。CH11布袋寅泰の「新・仁義なき戦いのテーマ」の見事なサラウンドリミックス。CH12刀の鍔迫り合いや斬撃音が生々しい大乱戦。CH14雪降る庭園での一騎打ちでは、鹿威しの音が静謐に響く。

そして最後に補足となるが、本ディスク収録の本編はバイオレンスシーンのカット編集やモノクロ加工が行われたUSバージョン。ちょっとスプラッターな「ジャパニーズ・バージョン」(タランティーノ談)が楽しめるのは、2004年発売の国内盤DVDだけだ。

Kill Bill(C)2003 Visiona Romantica, Inc. Artwork & Supplementary Materials(R) ,TM &
(C)2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

Kill Bill(C)2003 Visiona Romantica, Inc. Artwork & Supplementary Materials(R) ,TM &
(C)2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

『キル・ビル VOL.1』画質/音質傾向

SPEC

●製作:2003年/米 ●ジャンル:洋画アクション ●監督:クエンティン・タランティーノ ●出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー ●本編ディスク:約111分、スコープ、HDR10 ●本編音声:英語DTS-HD Master Audio5.1ch、日本語DTS-HD Master Audio5.1ch ●字幕:日本語、吹替補助日本語 特典:同梱のBDに収録/レジェンド・オブ「キル・ビルVOL.1」(メイキング)、ミュージック・ビデオ:The 5,6,7,8's

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