• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/09/06 16:15

<IFA>シャープ、世界最大120インチ8K液晶ディスプレイを20年春発売。米テレビ再参入は今秋

欧州向けAndroid TVも
編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
シャープは、独ベルリンにて開催されている「IFA2019」にてプレスカンファレンスを開催。世界最大サイズの120インチ8K液晶ディスプレイやDynabook 8K PCなど新製品を発表した。

世界最大サイズの120インチ8K液晶ディスプレイ

「Changing the World wht 8K+5G and AIoT」をビジョンとして掲げ、「8K+5Gエコシステム」「AIoTワールド」の構築により、新たな価値の提供を目指すと宣言。IFA 2019の出展ブースでは「8K+5G」「AIoT」の2つのテーマに分けて製品やシステムソリューション展示が行われる。プレスカンファレンスでは、「8K+5Gエコシステム」についてはシャープの喜多村和洋氏が、「AIoTワールド」については沖津雅浩氏がそれぞれ説明した。

シャープの喜多村和洋氏

「8K+5Gエコシステム」「AIoTワールド」の2つのコンセプトのもと、続々と新製品を投入する

同社は今回、世界最大サイズの120インチ8K液晶ディスプレイを発表。2020年春に日本含むグローバルで製品を投入する予定だという。価格は未定。なおシャープでは主にコンシューマー向けの8K製品の開発を行ってきたが、本製品はBtoB向けに展開するとのこと。5Gに対応することで、新たなリモートビューイングの可能性を実現するとアピールした。

「シャープは2017年に世界初の8Kテレビを、続く翌年にはプロシューマー向け8Kカムコーダーを発表し、8K市場の発展を牽引してきた」とし、2019年から2020年にかけては、上述の120型8Kディスプレイに加え、小型8KカメラやDynaBook 8K PCなども投入予定。撮影/編集/データ伝送/表示といった一連のフローの中でハード/ソフトの両面の充実を図り、「8K+5Gエコシステム」の構築を推進していくとした。

撮影から編集、表示の領域にわたって、フルバリューチェーンで製品やサービスを展開していくとした

テレビ製品では欧州向けに、新プラットフォームを構築したというAndroid TV搭載の4Kスマートテレビ“Sharp AQUOS Android TV”「BNシリーズ」「BLシリーズ」も発表された。欧州でAndroid TVを投入するのは今回が初としており、BNシリーズが50/55/65型、BLシリーズが40/50/55/65型をラインナップする。

“Sharp AQUOS Android TV”「BLシリーズ」

BLシリーズは年内発売予定で、価格は40型が499ユーロ、50型が479ユーロ、55型が549ユーロ、65型が749ユーロとのこと。BNシリーズは2020年第一四半期に発売となる見込み、価格は未定。

いずれもAndroid 9.0を搭載、GoogleアシスタントおよびChromeCastに対応。リモコンにはGoogleアシスタントボタンを備え、アシスタントを容易に呼び出すことができ、本機やスマート家電の音声操作が可能。YouTubeやNetflixなどの動画配信サービス、Deezerなどのストリーミングサービスにも対応する。

両シリーズとも、シャープとGoogle、メディアテックが3社協業で開発したという新しいプラットフォームを採用しており、よりスムーズな操作性や連携を可能にするという。

ディスプレイは4K解像度で、HDR10とHLGをサポート。Active Motion 600テクノロジーにより、モーションシャープネスの向上を図ったとしている。またDTS HD/DTS Virtual:Xに対応。加えてBNシリーズはドルビービジョン/ドルビーアトモスにも対応し、上位シリーズに位置付けられる。内蔵スピーカーはharman /kardon製を採用、フルレンジ/シルクトゥイーター/ウーファーで構成される。

テレビに関連して、新たなサウンドバーも2モデル発表された。“Smart Soundbar"「HT-SBW310」は、2.5インチドライバーを2基、トゥイーターを1基搭載する2.1chサウンドバーシステム。独自のテレビチューナーやAmazon Alexa内蔵する。2020年第一四半期の導入予定。500W×130H×60Dmmと小型で、高級車のデザインや製造を行うピニンファリーナによるデザインが施される。オプションのサブウーファーは60Wと100Wの2種類が用意。

サウンドバーも2モデル登場

グローバルでの展開も検討しているという

上位モデルの「HT-SBW850」はドルビーアトモスやDTS Play-Fiを搭載する5.1.2chシステムで、Play-Fi対応製品によるマルチルーム再生も可能。その他、Airplay 2やChromeCastもサポートする。本機は2020年に投入予定だという。

なお、これらの製品は日本含むグローバルでの展開も検討しているとのこと。シャープでは2019年秋に、米国でテレビ市場への再参入を予定している。欧州でも一度ブランドを譲渡していたが、2018年に「AQUOS 8K」を投入している。喜多村氏は「各市場での展開基盤が整っている。グローバルでのテレビ事業拡大に努める」と語った。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
2 2023年後期朝ドラ『ブギウギ』の総集編放送。GW期間中にNHK総合とBSプレミアム4Kで
3 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
4 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
5 女子プロゴルフ「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、5/2からの放送・配信予定
6 英・コード製プリメインアンプの実力恐るべし!「Ultima Integrated」をB&W「800 D4シリーズ」で徹底検証
7 【moraアニソンTOP10】本当に令和? 「ツバサ」「Get Wild」がまさかのランクイン!
8 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
9 Dolby Vision&Atmosでゴジラの圧倒的迫力と世界屈指のVFXを堪能!4K UHD BD版『ゴジラ-1.0』徹底レビュー
10 (nb)の耳を塞がないイヤホン「Open+」、発売日が5/17に決定。割引キャンペーンも
5/2 10:40 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX