公開日 2017/05/31 13:04

ソニー、4K動画取り込み対応の新BDレコーダー「BDZ-ZT3500」など5機種 。操作性・速度向上

SeeQVaultにも新対応
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、4Kハンディカムからの映像取り込みやUIの操作性強化を図ったBDレコーダー 2017年モデル 5機種を6月24日から順次発売する。

「BDZ-ZT3500」(筐体は全モデル共通)


<3チューナーモデル> 7月8日発売
・「BDZ-ZT3500」(3TBモデル)¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
・「BDZ-ZT2500」(2TBモデル)¥OPEN(予想実売価格8.3万円前後)
・「BDZ-ZT1500」(1TBモデル)¥OPEN(予想実売価格7万円前後)

<2チューナーモデル> 6月24日発売
・「BDZ-ZW1500」(1TBモデル)¥OPEN(予想実売価格6万円前後)
・「BDZ-ZW550」(500GBモデル)¥OPEN(予想実売価格5万円前後)

ソニーのBDレコーダーは、昨年2016年モデル「BDZ-ZT2000/ZT1000/ZW1000/ZW500」において、UIの大幅刷新を実施(関連ニュース)。2017年モデルは、UIなど昨年モデルの仕様を継承しつつ、4Kハンディカムからの4K動画取り込み対応や、UIの使い勝手や操作性の向上・改善を実現させたモデルとなる。なお、UHD-BDの再生には対応しない。

筐体デザインも刷新。ツートンカラーの下側はゴールドになり、4K BRAVIAとデザインだけでなく色相のマッチングまで配慮された

新BDレコーダーにおいては、同社の4K対応ビデオカメラ「4Kハンディカム」との連携に対応。4K動画をBDレコーダーへの取り込むことが可能になった。具体的には、4Kハンディカムで撮影した「4K XAVC-S(MP4)」形式の4K動画取り込みに対応。4K動画をBDにデータディスクとしてバックアップすることもできる。

取り込んだ4K動画をシンプルに再生できることも特徴。録画リストから、4K動画/2K動画を一括表示して動画を選択できる。また、日付まとめ表示にも対応している。なお、4K動画を保存したディスクの再生については、本体に取り込んでからの再生が推奨されている。

ビデオカメラから取り込んだ映像の一覧

取り込んだ4K映像を一覧表示したところ

同社の4Kテレビ「4K BRAVIA」との連携機能も向上。レコーダー側であらかじめノイズ成分除去を最適化してブラビアへ2K映像信号を送り出す「4Kブラビアモード」を引き続き搭載、加えて、Android機能を搭載したBRAVIAと組み合わせた際の音声操作機能の強化も実施した。

従来の音声操作では「キーワード(何を)」のみの入力に対応していたが、新たに「時制(いつ)」「アクション(録画/再生)」の入力にも対応。これにより、「来週の、〇〇が出演している番組を、予約したい」といったような音声による予約/絞り込み検索が可能になった。なお、この音声操作にはソニー独自の音声解析技術を用いている。

また、新たにSeeQVault対応も実現。SeeQVault対応USBハードディスクへの番組バックアップや直接録画に対応した。

SeeQVault対応のUSBハードディスクを本機に接続して“機器登録”すれば、このSeeQVault対応USBハードディスクへの直接録画や直接編集が行える。また、録画番組のダビング(バックアップ)、お出かけ転送ファイルの生成、ハードディスク内コンテンツのDLNA配信も可能だ。

なお機器登録したSeeQVault対応USBハードディスクを、登録機器とは別のソニー製・SeeQVault対応BDレコーダーに接続した場合は、再生・編集(削除のみ)・ダビングを行うことができる。

背面端子部

本機のリモコン

ハイレゾ再生機能も充実。パソコンなどからLAN経由で本機にコピーしたハイレゾ音源を再生することが可能だ。再生可能な音楽ファイルは、WAV・FLAC・AAC・MP3となる。

さらにソニー独自のアップスケーリング技術「DSEE HX」も備え、テレビ番組やCDの音声もハイレゾ相当のサウンドで楽しめる。

また取り込んだハイレゾ音源については、BDレコーダーの画面上からアーティスト別に絞り込みが可能。試聴したい楽曲をすぐに探せる。

リモート予約や外出先からの録画番組試聴、持ち出し転送などが行えるスマホ用アプリ「Video & TV SideView」にも引き続き対応。従来からのスマホ連携の充実も強みとしてアピールする。

編集機能については、従来モデルはチャプター編集のみに対応したが、本機ではそれに加えてタイトル結合/分割、プレイリスト作成に新たに対応した。

番組編集機能も強化された

録画一覧のスクロール速度強化などパフォーマンスも向上

基本操作のパフォーマンスも向上。録画リストのスクロール速度を向上させ、番組表を表示させるまでのステップもより簡略化した。

録画については、引き続き「おまかせ・まる録」や「番組名予約」などソニーのBDレコーダーならではの録画機能を継承。また人気番組ランキングから予約ができる「予約ランキング」については、表示されるランキングが従来の10位までから20までに拡大された。

なお、2017年7月中に行われるアップデートによって、2016年モデルに対しても、2017年モデルから採用された一部機能の追加、およびパフォーマンス改善が実施される。具体的には録画・視聴におけるUIのパフォーマンス向上、編集機能の追加(タイトル結合・分割プレイリスト)、SeeQVaultバックアップ/直接録画に対応する。

いずれのモデルもHDMI出力を1系統搭載。また、コンポジット映像入力を1系統備える。USB端子は2系統(前面/背面、背面のみUSB 3.0)を搭載する。Wi-Fiを内蔵しており、LAN端子も1系統搭載している。

いずれのモデルも外形寸法は430.7W×43.9H×208.6Dmm。質量はBDZ-ZT3500/BDZ-ZT2500が約2.9kg、BDZ-ZT1500/BDZ-ZW1500/BDZ-ZW550が約2.7kgとなる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-ZT3500
  • 発売日2017年7月8日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
【SPEC】●入力端子:USB×2、LAN×1 、コンポジット×1、ステレオ音声×1 ●出力端子:HDMI×1 ●消費電力:28W ●外径寸法:430.7W×43.9H×208.6Dmm ●質量:約2.9kg
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-ZT2500
  • 発売日2017年7月8日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格8.3万円前後)
【SPEC】●入力端子:USB×2、LAN×1 、コンポジット×1、ステレオ音声×1 ●出力端子:HDMI×1 ●消費電力:27W ●外径寸法:430.7W×43.9H×208.6Dmm ●質量:約2.9kg
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-ZT1500
  • 発売日2017年7月8日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格7万円前後)
【SPEC】●入力端子:USB×2、LAN×1 、コンポジット×1、ステレオ音声×1 ●出力端子:HDMI×1 ●消費電力:27W ●外径寸法:430.7W×43.9H×208.6Dmm ●質量:約2.7kg
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-ZW1500
  • 発売日2017年6月24日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格6万円前後)
【SPEC】●入力端子:USB×2、LAN×1 、コンポジット×1、ステレオ音声×1 ●出力端子:HDMI×1 ●消費電力:25W ●外径寸法:430.7W×43.9H×208.6Dmm ●質量:約2.7kg
  • ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
  • ブランドSONY
  • 型番BDZ-ZW550
  • 発売日2017年6月24日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格5万円前後)
【SPEC】●入力端子:USB×2、LAN×1 、コンポジット×1、ステレオ音声×1 ●出力端子:HDMI×1 ●消費電力:25W ●外径寸法:430.7W×43.9H×208.6Dmm ●質量:約2.7kg

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX