公開日 2015/05/12 17:04

ソニー、ハイレゾ/LDAC対応ミニコンポ「CMT-SX7」

Google Castや新機能「SongPal Link」にも対応
編集部:小野佳希
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ソニーは、同社が開発した新BluetoothコーデックであるLDACや、DSD2.8MHz(リニアPCM変換)を始めとしたハイレゾ再生に対応したミニコンポ「CMT-SX7」を7月11日に発売する。価格はオープンだが6万円前後での実売が予想される。

CMT-SX7

スピーカーと本体セットによる3ボックスコンポとしては、同社初のハイレゾ対応モデル。CDやAM・FMラジオに加え、PCとのUSB接続が可能なUSB-DAC機能、 Bluetooth/Wi-Fi経由のワイヤレス音楽再生に対応しており、Bluetoothでは最大でSBCの3倍のデータ量を伝送できるコーデックであるLDACにも対応している。

本体部

スピーカー部

ハイレゾ再生では、DSD2.8MHz(リニアPCM変換)や、最大192kHz/24bitのPCM方式の音源再生に対応。なお、Wi-Fi接続においては、2.4GHz帯に加え、新たに、伝送量が多くより安定した通信が可能な、5GHz帯のWi-Fi規格IEEE802.11a/nに対応。ハイレゾ音源を、ワイヤレスでもより安定して再生できるとしている。

背面端子部

独自開発のフルデジタルアンプS-Masterをハイレゾ音源に最適化したS-Master HXを搭載。加えて、CD音源やMP3などの圧縮音源のサンプリング周波数とビットレートを、最大192kHz/24bitまでアップスケーリングし、ハイレゾ相当の高音質化を実現するDSEE HXも搭載している。

基板

ホームネットワーク内の複数の対応機器を相互に連携し、一括して音楽再生の操作・管理ができる「SongPal Link」にも新たに対応。例えば、PCに保存した音楽を、同じ部屋にあるコンポに加えて、リビングに設置したワイヤレススピーカーでも連動させ、同時に再生するなどといったことができる。

また、Wi-Fi関連ではTuneInなどのインターネットラジオや各種音楽配信サービスを楽しめるGoogle Castに対応。スマートフォンからの操作により、ネットワーク経由で直接コンテンツをストリーミング再生できる。

スピーカーは、約100mmのコーン型ウーファーと約27mmのバランスソフトドーム型トゥイーターを搭載。バッフル面の左右を45度にカットすることで、音の濁りの原因となる回折(ディフラクション)を抑え、ハイレゾ音源の音の広がりを細やかに再現するとしている。再生周波数帯域は55Hz〜40kHz。

スピーカーキャビネット

そのほか、スピーカー、本体ともに各種スピーカーケーブルとの接続を容易にするスクリュータイプで、バナナプラグにも対応したスピーカーターミナルを採用。アンプ部の出力は50W+50Wで、入力端子にはUSBのほか光デジタル音声入力、アナログ音声入力(RCA)を1系統ずつ備えている。

USB端子は前面にUSB A、背面にUSB B端子を装備。USBメモリーなどに保存した音楽ファイルはMP3/WMA/AAC/WAV/FLAC/ALAC/AIFF/DSD(2.8MHz/LPCM変換)の再生に対応している。また、USB接続したウォークマンにCDを約2.5倍速でMP3(128・256kbps)にして取り込むこともできる。


【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)買い物相談窓口
TEL/0120-777-886

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製品スペックを見る
  • ジャンルミニコンポ
  • ブランドSONY
  • 型番CMT-SX7
  • 発売日2015年7月11日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●Bluetoothバージョン:ver.3.0 ●対応プロファイル:A2DP/AVRCP ●対応コーデック:SBC/AAC/LDAC ●使用ユニット:約100mmコーン型ウーファー、約27mmバランスソフトドーム型トゥイーター ●再生周波数帯域:55Hz〜40kHz ●出力:50W+50W ●入力端子:USB×2、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力(RCA)×1 ●出力端子:ヘッドホン出力(ステレオミニ) ●外形寸法:本体…約225W×115H×263Dmm、スピーカー…約145W×245H×225Dmm(最大突起部含む) ●質量:本体…約2.7kg、スピーカー…約3.5kg(1台)
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