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公開日 2008/02/13 10:38

「A&Vフェスタ2008」がまもなく開催 − 今年の見どころを西 國晴実行委員長に聞く

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今年で55回目を数える「A&Vフェスタ」が、2月23日(土)から3日間にわたり、横浜みなとみらい地区のパシフィコ横浜カンファレンスセンターを会場に開催される。開催時期、開催会場、開催形態を大きく変更した「A&Vフェスタ2008」の見どころと概要をA&Vフェスタ2008実行委員長の西國晴氏に聞いた。

― 2月23日から横浜のパシフィコ横浜で「A&Vフェスタ」が開催されます。最初に今回のショーの概要を聞かせてください。


A&Vフェスタ2008実行委員長 西 國晴氏
西 今回の「A&Vフェスタ」は、社団法人・日本オーディオ協会が主催するオーディオ・ビジュアル関連機器のコンシューマーショーで入場料は無料です。「A&Vフェスタ」は、音楽やオーディオの感動をより多くの人に知っていただくことを目的に始まりました。第1回目の開催は1952年で、「全日本オーディオフェア」という名称でした。その後、オーディオ環境の変化にあわせて展示内容や名称を変えながら今回で55回目になります。

今回の「A&Vフェスタ」では、「たっぷり視る!」、「じっくり聴く!」、「五感がよろこぶ3日間!」をキーワードに、会場を昨年までの展示会場からカンファレンスセンターに変更して、じっくりと製品を体験していただけるようにしました。

― 今年のショーでの見どころを聞かせてください。

西 一時期、映画を中心とした映像系のソフトを使ったデモンストレーションが中心になっていた時期がありましたが、今回のショーではピュアオーディオもホームシアターでも音をしっかり聴いていただけるような内容が中心になると思います。日本だけでなく、ヨーロッパやアジアでもピュアオーディオへの注目が改めて高まってきています。今回は20室以上もの視聴室を準備できましたので、出展社が練り上げた音をじっくりと楽しんでいただけるのではないかと思っています。

出展社の顔ぶれとしては、ソニーやパナソニック、パイオニアなどの著名ブランドだけでなく、お店や雑誌でなかなか見ることができない小さな規模のメーカーの商品も数多く出展されますので、新しい発見もあるのではないかと思います。

― 今回、開催時期が2月に変更されました。

西 従来は秋に開催してきましたが、今回は2月に変更しました。年末商戦を間近に控えた秋は国内外ともに様々なコンシューマーショーが開催されます。ただ、オーディオやホームシアターの製品をじっくり見たり聴いたりするショーという視点で見ると、米国のCES(コンシューマーエレクトロニクスショー)は、毎年1月に開催されています。ドイツのハイエンドオーディオショーも毎年、春に開催されています。

出展社様にとっても様々なショーが重なる秋は人員や製品のやりくりなどが非常に難しい時期です。そこで、出展社の皆様にアンケートを行った結果、2月に変更することになりました。このタイミングは1月に米国で開催されるCESの直後にあたることから、そこで発表された商品も含めて最新の製品や情報が出てくる可能性もあります。

― 開催場所も変更されました。


西 パシフィコ横浜での開催という点では同じですが、今まで使っていた国際展示場からカンファレンスセンター(会議センター)に変更しました。その最大の目的は、ご来場いただいたお客様にじっくり製品の魅力を堪能していただくために、環境の整った視聴室をできるだけ多く用意したかったからです。

過去の「A&Vフェスタ」では各社の試視聴室はいつも列ができるほどの人気でした。ただ、前回まで使ってきた平場中心の場所では部屋数や視聴環境の面で限度がありました。映像は照明をうまくコントロールできれば何とか狙いのクオリティーを出せますが、音はそうはいきません。環境があってのものだからです。前回のA&Vフェスタでも、来場者や出展社の皆様からじっくり音を聴ける部屋がもっとたくさん欲しいとのご要望をたくさんいただきました。せっかくご来場されたお客様に言い訳をしながら聴いていただくことに対して心苦しく思っていました。

― その問題を解決するために、カンファレンスセンターに会場を移したということですね。

西 今回の会場となるカンファレンスセンターは、もともと複数の部屋で別々に会議を開くために作られた常設の部屋ですので、出展社様では音のまとめに思い切って腕をふるうことができると思います。出展社の皆様からもお客様からも望まれていた方向の会場構成にできたと思っています。カンファレンスセンターの場所は昨年までの会場であった国際展示場に隣接していて、インターコンチネンタルホテルとつながっています。

― 会場はどのような構成になっているのでしょうか。

西 会場の構成は3フロアに分かれています。2Fが入場受付のためのスペースで、3階と4階の2フロアに視聴室と展示場所を設けています。中心は個室スタイルの視聴室で、一部の総合メーカーさんでは、視聴室に加えてオープンスペースを使って、商品を見たりスタッフとのコミュニケーションをできるようにされるところもあります。

カンファレンスセンターの場所とフロア構成

入り口は会場2階


3階の出展内容

4階の出展内容

― 視聴室の収容人数はどれくらいでしょうか。

西 昨年までのA&Vフェスタでは、30名以上入れるような視聴室はほとんどありませんでした。これに対して、今回用意した部屋は最低でも70m2近くありますので、50人から100人、さらにそれ以上は入れる部屋もあります。会場の総使用面積でも通路用のスペースなどを除き、展示や視聴のために実際に使われる面積では前回よりも広くなっています。

― 会期中に開催されるイベントにはどのようなものがありますか。

西 テーマエリアで、出版社企画のイベントを5本予定しています。音元出版企画の「藤田恵美さんが語る、歌う!」など、今年は出版者企画のイベントが非常に充実しています。また、主催者側でサラウンドサウンドとDAPの2つのテーマゾーンを設けています。それぞれ専用の部屋を設けて、サラウンドサウンドのゾーンではサラウンドサウンドについての様々な情報を知ることができ、講習会や体験会なども行います。DAPのゾーンでは、DAPをもっといい音で聴くためのいろいろな提案や体験会を展開します。

さらに、今年は広い視聴室を数多く用意できましたので、評論家の先生方による視聴イベントを予定されている出展社様も例年以上に多くなりそうです。日頃、誌面でしか接することができない評論家の先生のお話を直接聞けることも今回のショーでの楽しみのひとつになるでしょう。

― イベントスケジュールや出展社各社の部屋の視聴スケジュール情報にアクセスするにはどのようにしたらいいのでしょうか。

西 テーマエリアでのイベント、セミナーや出展各社様の部屋のデモンストレーションなどの情報は、決まり次第、随時、「A&Vフェスタ」のホームページに掲載します。ショー会場ではカンファレンスセンターの入口(2F)と3F、4Fそれぞれのフロアに、各部屋のイベントスケジュールを記載したボードを設置します。来場された際に、まずそれをチェックしていただければ興味のあるイベントや製品のデモンストレーションを見逃さずにすみます。

― 2月22日のオープンが楽しみですね。

西 A&Vフェスタはどなたにも楽しんでいただけるショーです。前々回から入場料を無料にしたことも手伝って、家族連れや友達連れで来場されるお客様が非常に増えてきています。今回は視聴環境の整った会場を用意いたしました。2月23〜25日の3日間、パシフィコ横浜カンファレンスセンターのA&Vフェスタ会場で、オーディオ&ビジュアルライフの楽しさを満喫していただきたいと思います。


(Phile-web編集部)

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