公開日 2025/05/21 18:42

【HIGH END】エアータイト、薄型プリ&フォノイコ発表/カートリッジブランド「光悦」復活!!

フェーズメーション、由紀精密もデモを実施
筑井真奈
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大阪府高槻市に拠点を置く真空管アンプブランド、エアータイトは、プリアンプ「ATC-6」とフォノイコライザー「ATE-5」を発表した。4月のアメリカ・シカゴのAXPONAショウにてワールドプレミア、今回のミュンヘンにてヨーロッパ初披露となる。

エアータイトのブース。スピーカーは例年と同じウォルフ・ヴォン・ランガ

フォノイコライザー「ATE-5」は、あえてMM1系統のみのRCA入出力というシンプルな構成にこだわったモデル。真空管は12AX7を3基で駆動、1系統だからこそ音質重視で回路や設計を追い込めるというメリットがあると考えて開発したものだという。「ATE-3011」はイコライザーカーブ等をさまざまに設定できる楽しみがあるが、あえて今回はシンプルな構成にこだわってのフォノイコになるという。

フロントパネルに電源ボタンのみ、というシンプルな構成の「ATE-5」

もうひとつのプリアンプ「ATC-6」は、RCA入力3系統、XLR入力2系統という構成。1998年に発売された「ATC-3」の後継機という位置付けで、“現在の開発チーム”に代替わりしてからの新たなプリアンプで、「今の」エアータイトの音を象徴するモデル。こちらも薄型筐体にモノブロックシャーシとエアータイトらしいクールなスタイル。

RCA入力3系統、XLR入力2系統を搭載するプリアンプ「ATC-6」

2機種とも開発は完了、現在生産体制を整える段階ということで、8月ごろからの出荷開始を予定しているという。

社長の三浦さん自身も世界中のオーディオショウを飛び回って各国のディストリビューターとの直接コミュニケーションを大変重視しているが、中でも最も重視しているのがこのミュンヘン。「世界中のディストリビューターと対面で話ができる、最新の情報を交換できる貴重な機会です」と今回のショウの手応えも語ってくれた。

フェーズメーションと由紀精密は昨年に引き続き共同ブースを展開。由紀精密はアナログプレーヤー「AP-01」をメインにデモ、フェーズメーションは昨年発表した真空管プリメインアンプ「SA-1500」とパッシブアッテネーター「CM-1500」などを中心に披露した。

フェーズメーション&由紀精密のブース

グローバル市場では、“電源のいらない”プリアンプである「CM-1500」への技術的な関心が高いそうで、アッテネーター回路に関する質問が相次いだという(実際、パッシブチャンネルデバイダーの「CHD-1000」も含め、世界市場でもあまり見かけたことがない)。独自の回路設計技術の高さを披露する貴重な機会となったようだ。

そしてもう一つ嬉しいトピックがカートリッジブランド「光悦」(KOETSU)の復活である。1970年代の日本で誕生したカートリッジブランドで、「幻のカートリッジ」として世界的にもいまも愛好者が多い。ブランド復活の立役者となったのはアート・マンザーノさん、エアータイトのアメリカの代理店を長年担当しており、日本文化と日本ブランドへの理解も深い人物である。

「光悦」復活!第一弾カートリッジ6モデルが準備されている

アートさんはブランドを買い取り、今後はオーナーとしてブランドの再構築を進めていくという。「光悦」のカートリッジの製造に関わっていた人物との知己を得て新製品の開発、ならびにリペア事業を進めていくという。

今回のショウでは、復活を祝う「Onyx Platinum」「Rosewood Signature Platinum」「Urushi Vermilion」ほか6つのMCカートリッジを披露。今後の詳細については下記記載の「Analog2Fidelity」サイトについても確認してほしい。

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