公開日 2016/03/10 17:42

エミライ、ハイレゾ再生ソフト「HQPlayer」最新版を提供 - オーバーサンプリングフィルター4種を追加

アップサンプリング自動切り替えなど機能面も強化
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エミライは、同社が取り扱うSignalyst社のハイレゾ対応音楽再生ソフトウェア「HQPlayer Desktop」の最新バージョン“Ver.3.13.2”の日本語版を提供開始した。購入ユーザーは無償でのアップデートが可能。アップデート用ファイルのインストールはこちらのページから行える。

「HQPlayer」の画面

最新バージョンでは、PCM/DSDの自動切り替えや、組み合わせたDACのスペックに合わせた自動のアップコンバージョン/アップサンプリングなど新機能を追加。HQPlayerの特徴と言えるフィルターについては、4種類のオーバーサンプリングフィルターが追加された。性能向上および不具合の修正も実施している。以下にその詳細を説明する。

まず機能面では、新PCM/SDM(DSD)自動切り替え機能が追加された。これによりプレイリスト内にPCMとDSDの各ファイルが混在する場合も、自動的に再生モードを切り替えて再生できる。

自動アップサンプリング機能も追加。組み合わせたDACが対応する最大の量子化数/サンプリングレートまで、自動的にアップコンバージョン/アップサンプリングを実行できるようになった。

フィルターについては、新たに4種類のオーバーサンプリングフィルターが追加された。具体的には、MQAフォーマットでエンコードされたFLACファイルに含まれるノイズ成分を除去するための「poly-sinc-mqa」、より高いタップ数を用いる「Closed-form」、CPUへの負荷が少ないことが特長の「Closed-form-fast」、2段のオーバーサンプリングを行う「*-2s」が追加された。

新たなマトリックス処理機能も追加され、ルーティング/フィルタリング/ミキシングを最大32chまで行うことができようになった。マルチチャンネル再生用のスピーカー距離設定は、PCM再生時・DSD再生時を問わず利用可能となった。演算処理の一部を、NVIDIA CUDAを用いてGPUにオフロードする機能も新たに搭載された。

「Roon」(関連ニュース)にも対応。コントロールインターフェースおよびメディアソースとして動作するとのことだ。

そのほかの使い勝手に関わる部分では、曲をソートして表示する際に、メタデータのトラックナンバー情報を参照する機能を追加。また、再起動時にプレイリスト等の設定を保持するように仕様が変更された。リモートコントロールAPIに対応し、複数のアプリケーションによるストリーム再生や拡張機能にも対応可能となった。

性能向上も実施。アダプティブな7次1ビットデルタシグマ変調機「ASDM7」、7次1ビットデルタシグマ変調器「DSD7」の特性を改善。ASIO再生時のバックエンド処理は再設計された。SDMパイプライン再生時のオーバーヘッドが低くなった。その他のパフォーマンス向上が実施された。

各種の不具合も、今回のバージョンで修正。DSDファイル再生時に、畳み込み演算およびパイプライン処理によって正しく演算されない不具合をはじめ、32bit Windows OSとの互換性の問題、Direct SDMモード動作時に特定のDSDファイルを再生すると再生が中断してしまう不具合などが修正された。

HQPlayerは、DSDネイティブ再生に対応した音楽再生ソフトウェア。オーバーサンプリングフィルター、ティザーやノイズシェイパーを多数用意しており、任意で切り替えが行える。対応OSはWindows Vista/7/8、およびLinux。価格は英語版/日本語版も同一で119ユーロとなる(自動的に円レートに換算されて決済が実行)。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 『万能文化猫娘』『アキハバラ電脳組』『NG騎士ラムネ&40』などスターチャイルド関連5作品サントラがサブスク解禁
2 B&W「Nautilus」が値上げ。ペア税込3300万円に
3 BoseがSkullcandyを買収。今後も独立したブランドとして製品開発
4 B&W、60周年を記念したリファレンスSACD/CD『The Reference』。2000枚限定生産
5 TVer、決済機能「TVer ID支払い」を提供開始
6 女子プロゴルフ「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」10/22から4日間の放送/配信予定
7 映画館の音、オープンリールの音。“曇りなき正確な音”を目指す「BWV 2026サウンドツアー」をレポート
8 MIYAVIが語るファーウェイ製イヤホンの魅力。「FreeBuds Neo」など新製品発表会に登壇
9 TASCAM、業務用CDプレーヤー「CD-200MKII/CD-200BTMKII」。オートキューなど再生機能を強化
10 km5、薄型ワイヤレススピーカー「Sp1」とBluetoothミキサー「Mp1」を発表。CDをもっと自由に楽しむ新提案
10/23 10:31 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー 202号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.202
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
ケーブル大全2026
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.34 2026 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.34(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • AEX
  • AA AWARD
  • analog Grand Prix