• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/10/02 13:00

ヤマハ、Wi-Fi/USB-DAC一体型スピーカー「NX-N500」。5.6MHz DSDネイティブ再生も

“業界ベストスペック”。ペア10万円
編集部:杉浦 みな子
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヤマハは、ハイレゾUSB-DAC機能を備えたWi-Fi内蔵アクティブスピーカー「NX-N500」を10月下旬に発売する。価格は10万円(税抜・ペア)。

NX-N500

本体にWi-Fiを内蔵し、ネットワーク再生機能に対応するほか、USB-DAC機能も搭載しているブックシェルフ型のアクティブスピーカー。Bluetooth機能も備えている。そのほかに音声入力端子として、光デジタル端子とアナログステレオ端子も1系統ずつ装備する。

ネットワークおよびUSB-DAC機能はハイレゾ再生に対応しており、DSD 5.6MHzのネイティブ再生もサポート。ヤマハでは本機を“業界ベストスペック”と強力にアピールしている。

“業界ベストスペック”とアピール

■バイアンプ駆動設計/40kHzまで対応のハイレゾ仕様

内部には新設計のユニットを採用しており、3cmのソフトドームトゥイーターと、New A-PMDを採用した13cmのコーンウーファーを搭載する2ウェイ構成。クロスオーバー周波数は2kHz。再生周波数帯域は54Hz〜40kHzのハイレゾ仕様を確保している。

アンプ部はアナログアンプで、2基のユニットを別々のアンプで駆動するバイアンプ駆動方式を採用。逆起電流による音質劣化を抑え、開放感の表現性を高めている。

アンプ部はバイアンプ構成のアナログアンプ採用

定格出力は、高域部が20Wで低域部が24W。ダイナミックパワーは合計70W。AUX INの入力感度/入力インピーダンスは1.23mV(+4dBu)/25Ωで、最大許容入力は2.4Vとなる。SN比は高域/低域とも100dB以上、ダイナミックレンジは高域/低域部とも100dB以上としている。

なお、本機は左右chのキャビネットそれぞれに専用のパワーアンプ部と電源部を搭載。電源コードも左右独立とすることで、チャンネルセパレーションを高め、左右ch間の相互干渉を受けにくいように配慮した。

デジタル入力部や後述のUSB-DAC回路は、左chのキャビネットに搭載されており、右ch向けのD/Aコンバーター出力を右chキャビネットにアナログ伝送する構造となる。D/Aコンバーターの出力〜左右パワーアンプ入力間はバランス伝送方式で、左右スピーカーの音質差を最小化してS/Nも向上させた。

Lch側にメインインターフェイスを搭載

D/Aコンバーターの出力〜左右パワーアンプ入力間はバランス伝送

左右chをバランス接続するほか、後述のLANも左右chで接続する構造のため、左右ch間はバランスケーブルとLANケーブルの2本で繋ぐ形となる。

背面の接続部はこのようになる

■USB-DAC&ネットワーク経由で5.6MHz DSDネイティブ再生にも対応

DAC部には、ESS社製のES9010K2Mを採用。最大384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSDフォーマットに対応する。なお、USBオーディオプロセッサーにはXMOSの最新デバイスを装備しており、アシンクロナスモードもサポート。DSD 5.6MHzのネイティブ再生にも対応している。また、Macでの32bit再生も行える。なお、光デジタル入力経由では最大192kHz/24bitまでのPCMフォーマットに対応する。

ネットワーク部の仕様は、100BASE-TX/10BASE-Tに準拠するLAN端子を1系統備えるほか、Wi-Fiを内蔵しておりIEEE 802.11 b/g/n規格に対応。無線周波数は2.4GHzで、対応セキュリティはWEP、WPA2-PSK、Mixed Modeをサポートする。接続はWPSプッシュボタン式。上述の通りWi-FiはLch側に内蔵しており、L-R LINKケーブルでRch側と接続する必要がある。

ネットワーク経由では、最大192kHz/24bit WAV/FLAC/AIFF、最大5.6MHz DSDフォーマットの再生に対応する。また、AirPlay再生のほか、vTunerやradiko.jpなどの聴取も行える。

Bluetooth機能はver.2.1+EDRに準拠しており、プロファイルはA2DP、コーデックはSBC/AACに対応する。

なお、ヤマハ製品同士でネットワーク接続による音楽ファイル伝送/再生が行える新機能「MusicCast」にも対応する。本機能を使うことで、PCやNASなどのネットワーク上にあるサーバー機器や、スマホ/タブレットなどモバイル機器内の音源をワイヤレスで再生できる。専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」を利用して設定や再生操作が可能で、radiko.jpなどインターネットラジオの放送局を選択することも可能。マルチルームで複数機器を連携させて、その再生設定を本アプリから一括してコントロールすることもできる。

■ヤマハのアクティブモニター「HS5」の筐体デザインを採用

開発時のサウンドコンセプトは「モニター+音楽性」で、モニターライクなバランスとオーディオライクな音楽性の両立を目指したという。外観も、ヤマハのスタジオアクティブモニター「HS5」と共通する筐体デザインを採用している。

ヤマハのスタジオアクティブモニター「HS5」と共通する筐体デザイン

エンクロージャー内部は強度を高める三方留め構造

なお、設計の主務はヤマハのフラグシップHi-Fiコンポーネント“S3000”シリーズと同じ担当者で、“最新のヤマハHi-Fiの音”を狙い、開放感や楽器の存在感の表現性を高められるようにした。エンクロージャー内部は、強度を高める三方留め構造としている。

リスニングスタイルとしては、左右スピーカー間隔および試聴位置とも、それぞれ2〜3mの距離が推奨されている。ヤマハでは「Hi-Fiでもニアフィールドでも音楽性が伝わるような仕上げ」を狙ったとのことで、オーディオファンのセカンドシステムとしても提案している。

本体サイズは170Wx285Hx232D(Rch)/170Wx285Hx238.6D(Lch)。

【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX