公開日 2008/05/10 19:19

<ハイエンドショウ:イベント>小林貢氏とお手頃管球アンプ4台を聴く

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
昨日から明日11日まで、有楽町の東京交通会館で「ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング」が開催されている。Bルームの音元出版ブースでは、3日間で計11ものイベントが行われており、昨日からにぎわいを見せている。

本日午後2時半から開催されたのは、小林貢氏がナビゲーターを務める「お手ごろ管球アンプの魅力」。小林氏は「最近、手頃な価格で入手できる優秀な管球アンプが増えてきた。これも日中友好の賜物かも知れない。もっとも、我々オーディオファンにとってはパンダより真空管の方が大事だが」と述べ、満員の会場を沸かせた。

小林貢氏

軽妙なトークで会場を沸かせた

イベントに登場した管球アンプは、トライオード「TRV-88SE」、オーディオスペース「AS-3.8i」、シンセシス「Flame」、マスターズ「BA-215TM」の計4機種。なお、スピーカーにはスペンドールが使われた。

立ち見の方も容易に身動きがとれないほどの盛況ぶり

スピーカーはスペンドールを使用した


ラックに置かれたトライオード「TRV-88SE」など4台を次々に入れ替えて試聴した
小林氏はまず、自身が主宰するWOODYCREEKレーベルの「ジュビリー」を各アンプで鳴らし、ドライブ力をチェック。「WOODYCREEKは、ローカットフィルターなどを使っていない、本当に生の低音が収録されているので、管球アンプには少々シビアなソースかもしれない。イジメと言われることもある」と冗談交じりに語ったが、どの機種もそのシビアなソースを的確に鳴らしていた。

そのほか、小林氏所蔵の4トラックテープから、CD-Rに録音したレアなソースなども再生。CDメディアながらアナログ的な音調を持つ試聴ソースを、アナログオーディオの代表格である管球アンプで鳴らすという、小林氏ならではの粋な試みだ。

各機種の音の違いを体験できる貴重な機会だけに、会場をあとにする来場者の多くが満足そうな表情を浮かべていた。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX