公開日 2018/09/03 12:13
ORANGE RANGEのキーマンNAOTOさんに聞く、最新作『ELEVEN PIECE』のこだわり
ツアーを通してみんなで作り上げていくアルバム
沖縄出身の5人組ミクスチャーロックバンド、ORANGE RANGE。彼らの11枚目のオリジナルアルバム『ELEVEN PIECE』が8月29日にCDとハイレゾで同時リリースされた。古今東西さまざまな音楽から得た影響を、いまの日本のロックとして昇華させ、ホットでロックなチューンを生み出し続けている。今作には、JリーグクラブFC琉球公式応援ソング「Ryukyu Wind」のアルバムバージョンを始めとした11曲を収録。初回限定盤に付属するDVDには、「ビクターロック祭り 2018」での熱いパフォーマンスも収録されている。
ほとんどの楽曲の作曲と編曲、ギターやシンセサイザーに加え、レコーディングやミックスも担当するORANGE RANGEのキーマンNAOTOさん。実は自宅にスタジオを構え、妥協のないサウンドへのこだわりを持ってアルバム作りを行なっているという。音楽へのパッションと几帳面さが両立する、不思議な魅力を備えたNAOTOさんに、新作のコンセプトを伺ってみた。
◆「じゃあ今日やるか」みたいな感じでレコーディングが始まる
ーー 最新アルバム『ELEVEN PIECE』のコンセプトを教えていただけますか?
NAOTO ひとつ前のオリジナルアルバムが『TEN』という作品ですが、内容的にいろんなジャンルが入ったアルバムで、個人的にも楽しいアルバムになりました。今回もその延長という雰囲気を持ったものにしたいと思って、単純に続きで11枚目だから「ELEVEN」かな、と。
ーー レコーディングはいつからスタートしたのですか?
NAOTO 沖縄に自宅スタジオがあって、多くのレコーディングをそこでやっちゃったので、いつ始まった、っていう明確なポイントがないんです。いつの間にか始まって、気がついたら終わってた、というか(笑)。でもだいたい2年前くらいかな。スタジオを借りるわけではないので、メンバーが空いている時間に、「じゃあ今日やるか」みたいな感じで始まったりします。
ーー メンバーもみなさん近所に住んでいるんですか?
NAOTO 歩いて5分とか、車で5分とか、もう本当みんな近所にいますね。
ーー 音楽の制作にあたってすごく良い環境ですね。今回のアルバムも一曲目から「琉球」という言葉が入っていたり、9曲目には「Theme of KOZA」という曲もあり、沖縄を意識した曲が多いのかな、と思います。沖縄から作品のインスピレーションを受けることはありますか?
NAOTO 意図してそうしているというより、気づいたらそうなっている、ということが多いですね。ただ、「Theme of KOZA」に関しては、コザという土地をフィーチャーしたいな、と思って作りました。
ーー コザというのは沖縄の中でもどんなエリアなんでしょうか?
NAOTO コザは基地の街なんです。沖縄の真ん中にあって、嘉手納基地という米軍基地がある街です。僕たちはそこでずっと育ってきました。高校の時にバンド活動をやっていたのもこの街です。フィリピン人、インド人、中国人、もちろん米兵とさまざまな国の人々が普通に混ざっているんです。音楽を楽しむところも、ライヴハウスやパブ、民謡スナックと色々あります。最近コザで遊ぶ機会があって行ってみたら、もう15年前と変わらない面白さがありました。いろんな文化が混ざっている、これは東京にも大阪にも、海外にもどこにもない、って思ったんです。僕らはそれで育って来ていますが、新たに刺激ももらいました。そうしてできた曲です。
ーー コザではどんな音楽が流行っているのですか?
NAOTO ヒップホップもありますが、テクノとかレゲエ、クラブ系の音楽が盛んですね。飲食はインド人がやっていて、パブとかバーはフィリピン人がやってることが多いです。基地の街は他にもありますが、こんな音楽文化が独特なところは、他に知らないです。
◆作曲もアレンジも録音もシームレスに作業を行う
ーー 『ELEVEN PIECE』の録音にあたって苦労した点や、印象に残っているエピソードはありますか?
NAOTO 自宅のスタジオでいつでも録音できる状態なので、例えばヴォーカルを録音する時も、ベストなタイミングで録音できるんです。他のスタジオを借りたら、その間にやっちゃわないといけないけれど、歌いに来て、ちょっとでも調子悪いとか無理して歌っているとかがあったら、すぐもう今日はおしまい! 逆にいきなり電話かかって来て、「今日めっちゃ調子いいからやるぞ!」なんてこともあります。リラックスして音楽が作れますし、焦ってテイクをジャッジしなくていいというのは、精神的にも余裕ができますね。
ーー 逆にトラブルなどはありましたか?
NAOTO 僕のスケジュール管理が下手で、ダブルブッキング、トリプルブッキングしちゃったりするんです(笑)。小さいスタジオで、僕ともうひとりしか入れないんです。LINEとか見返せば他の人が来る予定も分かるんですけど、確認しないから(笑)。レコーディング中は集中してるからインターホンも聞こえないし、携帯も見ないから、30分くらいして携帯見て、めっちゃ履歴残ってて、「あ、しまった!」みたいな。もう、次作に向けての課題かなと思ってます。
ほとんどの楽曲の作曲と編曲、ギターやシンセサイザーに加え、レコーディングやミックスも担当するORANGE RANGEのキーマンNAOTOさん。実は自宅にスタジオを構え、妥協のないサウンドへのこだわりを持ってアルバム作りを行なっているという。音楽へのパッションと几帳面さが両立する、不思議な魅力を備えたNAOTOさんに、新作のコンセプトを伺ってみた。
◆「じゃあ今日やるか」みたいな感じでレコーディングが始まる
ーー 最新アルバム『ELEVEN PIECE』のコンセプトを教えていただけますか?
NAOTO ひとつ前のオリジナルアルバムが『TEN』という作品ですが、内容的にいろんなジャンルが入ったアルバムで、個人的にも楽しいアルバムになりました。今回もその延長という雰囲気を持ったものにしたいと思って、単純に続きで11枚目だから「ELEVEN」かな、と。
ーー レコーディングはいつからスタートしたのですか?
NAOTO 沖縄に自宅スタジオがあって、多くのレコーディングをそこでやっちゃったので、いつ始まった、っていう明確なポイントがないんです。いつの間にか始まって、気がついたら終わってた、というか(笑)。でもだいたい2年前くらいかな。スタジオを借りるわけではないので、メンバーが空いている時間に、「じゃあ今日やるか」みたいな感じで始まったりします。
ーー メンバーもみなさん近所に住んでいるんですか?
NAOTO 歩いて5分とか、車で5分とか、もう本当みんな近所にいますね。
ーー 音楽の制作にあたってすごく良い環境ですね。今回のアルバムも一曲目から「琉球」という言葉が入っていたり、9曲目には「Theme of KOZA」という曲もあり、沖縄を意識した曲が多いのかな、と思います。沖縄から作品のインスピレーションを受けることはありますか?
NAOTO 意図してそうしているというより、気づいたらそうなっている、ということが多いですね。ただ、「Theme of KOZA」に関しては、コザという土地をフィーチャーしたいな、と思って作りました。
ーー コザというのは沖縄の中でもどんなエリアなんでしょうか?
NAOTO コザは基地の街なんです。沖縄の真ん中にあって、嘉手納基地という米軍基地がある街です。僕たちはそこでずっと育ってきました。高校の時にバンド活動をやっていたのもこの街です。フィリピン人、インド人、中国人、もちろん米兵とさまざまな国の人々が普通に混ざっているんです。音楽を楽しむところも、ライヴハウスやパブ、民謡スナックと色々あります。最近コザで遊ぶ機会があって行ってみたら、もう15年前と変わらない面白さがありました。いろんな文化が混ざっている、これは東京にも大阪にも、海外にもどこにもない、って思ったんです。僕らはそれで育って来ていますが、新たに刺激ももらいました。そうしてできた曲です。
ーー コザではどんな音楽が流行っているのですか?
NAOTO ヒップホップもありますが、テクノとかレゲエ、クラブ系の音楽が盛んですね。飲食はインド人がやっていて、パブとかバーはフィリピン人がやってることが多いです。基地の街は他にもありますが、こんな音楽文化が独特なところは、他に知らないです。
◆作曲もアレンジも録音もシームレスに作業を行う
ーー 『ELEVEN PIECE』の録音にあたって苦労した点や、印象に残っているエピソードはありますか?
NAOTO 自宅のスタジオでいつでも録音できる状態なので、例えばヴォーカルを録音する時も、ベストなタイミングで録音できるんです。他のスタジオを借りたら、その間にやっちゃわないといけないけれど、歌いに来て、ちょっとでも調子悪いとか無理して歌っているとかがあったら、すぐもう今日はおしまい! 逆にいきなり電話かかって来て、「今日めっちゃ調子いいからやるぞ!」なんてこともあります。リラックスして音楽が作れますし、焦ってテイクをジャッジしなくていいというのは、精神的にも余裕ができますね。
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