公開日 2018/03/07 08:00
まるで耳に着けるスマートスピーカー! “賢い完全ワイヤレス”「Xperia Ear Duo」開発者インタビュー
<山本敦のAV進化論 第154回>
ソニーモバイルがMWC2018で、“Xperiaスマートプロダクト” の第4弾となる新商品「Xperia Ear Duo」を発表した。ソニー独自のAIエージェントを載せ、初の開放型スタイルを採用した完全ワイヤレスイヤホンであることも見逃せない。今回はMWCの会場でソニーモバイルの開発者を訪ね、新製品の特徴を詳しくうかがった。
インタビューに応じていただいたのはソニーモバイルコミュニケーションズ 商品企画担当の近藤博仁氏と八木 泉氏、アプリを含むソフトウェアの開発を担当する石田明寛氏、プロシェクトマネージャの平(たいら)氏と、ハードウェア部の機構設計に関わった森西氏だ。
■オーディオ用途も意識して作った完全ワイヤレスイヤホン
ソニーモバイルは2016年に開催されたMWCで、Xperiaスマートプロダクト・プロジェクトを立ち上げた。スマートフォンのXperiaが人々のコミュニケーションを、あるいはエンターテインメントを革新してきたデバイスとすれば、スマートプロダクトでは、より便利なライフスタイルを実現することを目標としている。
プロジェクトの第1弾モデルとして2016年に発売された片耳型Bluetoothヘッドセット「Xperia Ear」に続く “音もの” スマートプロダクトとなるのが、今回発表された「Xperia Ear Duo」だ。日本での発売時期はまだ明らかにされていないが、米Amazonでは5月31日出荷予定で先行予約を受付けている。価格は280ドル(約3万円)。
本機はどんな構想をベースに開発されたのか、八木氏にコンセプトを聞いた。
「今やスマートフォンは、私たちの生活に欠かせないデバイスです。でもあまりに便利であるため、家族や友だちと話をしている時にも、ついスマホの画面に目を落としがちです。Xperiaスマートプロジェクトのテーマは、スマホによるコミュニケーションを代わりにサポートしながら、目をスマホ画面から “Look Up” できる便利な製品を開発することです。
音声やジェスチャー操作と、メッセージ読み上げに対応するXperia Earは大変好評をいただいていますが、音楽をもっと楽しめる製品が欲しいという声もありました。そこで両耳タイプという、イヤホン色を一段と強くした製品を企画しました。密閉型では、Xperiaスマートプロダクトのテーマである『コミュニケーションをサポートするツール』としての役割が薄れてしまうので、オープン型スタイルにしています」(八木氏)
言葉の通り、Xperia Ear Duoの大きな特徴のひとつが、オープン型であるということだ。カットモデルをご覧いただくとよくわかるが、本機のドライバーユニットは装着した時に耳の後ろ側に回る、細長い本体の中にある。ドライバーから出力された音は音道管を通り、耳の穴に直接届けられる。音道管の先端に装着されているシリコン製のリングサポーターは耳穴の周囲に固定され、イヤホン本体の装着感を安定させる役割を担っている。カナル型イヤホンのイヤーピースのように耳を完全に塞いでしまわないため、音楽などを聴きながら、周囲の環境音も聞くことができる。
本機の独特な構造は、ソニー本社のR&Dチームによる研究開発のプロジェクト「Future Lab Program」から生まれたものだ。以前に本連載でも取り上げたことのあるイヤーカフ「ambie(アンビー)」(関連記事)も、同じ技術をルーツにしている。
「ソニーブランドから “イヤホン” を発売するからには、音質にはとことんこだわりました」と語るのは機構設計を担当する平氏だ。「ソニーモバイル単独ではなく、ソニービデオ&サウンドプロダクツ社でヘッドホン・イヤホンの開発に携わるチームとも連携しながら、本体の構造や音のチューニングを一緒に練り上げてきました」。
両社のコラボレーションということでは、デジタル信号処理によってイヤホンの音響特性を最適化しながら自然で広がりのあるサウンドを実現する「Clear Phase」に代表される、ソニーのポータブルオーディオ製品でお馴染みの高音質化技術が、Xperia Ear Duoには搭載されている。
インタビューに応じていただいたのはソニーモバイルコミュニケーションズ 商品企画担当の近藤博仁氏と八木 泉氏、アプリを含むソフトウェアの開発を担当する石田明寛氏、プロシェクトマネージャの平(たいら)氏と、ハードウェア部の機構設計に関わった森西氏だ。
■オーディオ用途も意識して作った完全ワイヤレスイヤホン
ソニーモバイルは2016年に開催されたMWCで、Xperiaスマートプロダクト・プロジェクトを立ち上げた。スマートフォンのXperiaが人々のコミュニケーションを、あるいはエンターテインメントを革新してきたデバイスとすれば、スマートプロダクトでは、より便利なライフスタイルを実現することを目標としている。
プロジェクトの第1弾モデルとして2016年に発売された片耳型Bluetoothヘッドセット「Xperia Ear」に続く “音もの” スマートプロダクトとなるのが、今回発表された「Xperia Ear Duo」だ。日本での発売時期はまだ明らかにされていないが、米Amazonでは5月31日出荷予定で先行予約を受付けている。価格は280ドル(約3万円)。
本機はどんな構想をベースに開発されたのか、八木氏にコンセプトを聞いた。
「今やスマートフォンは、私たちの生活に欠かせないデバイスです。でもあまりに便利であるため、家族や友だちと話をしている時にも、ついスマホの画面に目を落としがちです。Xperiaスマートプロジェクトのテーマは、スマホによるコミュニケーションを代わりにサポートしながら、目をスマホ画面から “Look Up” できる便利な製品を開発することです。
音声やジェスチャー操作と、メッセージ読み上げに対応するXperia Earは大変好評をいただいていますが、音楽をもっと楽しめる製品が欲しいという声もありました。そこで両耳タイプという、イヤホン色を一段と強くした製品を企画しました。密閉型では、Xperiaスマートプロダクトのテーマである『コミュニケーションをサポートするツール』としての役割が薄れてしまうので、オープン型スタイルにしています」(八木氏)
言葉の通り、Xperia Ear Duoの大きな特徴のひとつが、オープン型であるということだ。カットモデルをご覧いただくとよくわかるが、本機のドライバーユニットは装着した時に耳の後ろ側に回る、細長い本体の中にある。ドライバーから出力された音は音道管を通り、耳の穴に直接届けられる。音道管の先端に装着されているシリコン製のリングサポーターは耳穴の周囲に固定され、イヤホン本体の装着感を安定させる役割を担っている。カナル型イヤホンのイヤーピースのように耳を完全に塞いでしまわないため、音楽などを聴きながら、周囲の環境音も聞くことができる。
本機の独特な構造は、ソニー本社のR&Dチームによる研究開発のプロジェクト「Future Lab Program」から生まれたものだ。以前に本連載でも取り上げたことのあるイヤーカフ「ambie(アンビー)」(関連記事)も、同じ技術をルーツにしている。
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