Phile-webでは1999年のサイト開設以来、数々の新コンテンツを立ち上げるとともに、累計数万本のニュースを通じてAV/オーディオの最新情報をお届けしてきました。この10年のAV業界のできごとと、Phile-webのこれまでの歩みを振り返ります。
 
AV/オーディオ業界のできごと
5
初のSACDプレーヤー「SCD-1」、ソニーから登場
10
初のプログレッシブDVDプレーヤー、パナソニック「DVD-H1000」発売
12
初代メモリースティックウォークマン「NW-MS7」登場
12
パイオニア、世界初のDVDレコーダー「DVR-1000」を発売
12
初のDVDオーディオプレーヤー「DV-AX10/DV-S10A」がパイオニアから発売

当時のPhile-webトップページ(当時のデータが残っておらず画像欠けがあります:以下同)
【Phile-webのできごと】7月、雑誌「ホームシアターファイル」のウェブサイトとしてPhile-web 開設。立ち上げたのは現常務の永井。当初のアドレスは http://ongen.econ-net.or.jp/ で、トップページには当時ホームシアターファイル編集長、現評論家の大橋伸太郎氏の「全身写真」が掲載されていました。その写真のもみあげがテクノカット風だったのをお見せできないのが残念です。

ちなみにPhile-webのロゴは現在まで変わっておらず、「Phile」のバックの図形はスクリーンを表しています。当時のコンテンツは編集スタッフのページ「10000ANSI」、ニュース「phile-News」、ソフトの売上げランキングとリリース情報「phile-Hits」、読者投稿ページ「phile-VOX」、ショップリンク「phile-SHOP LINKS」の5つでした。

開設した年に「オーディオEXPO」(後のA&Vフェスタ、音展)の現地取材を敢行。新製品や技術のニュースはもちろん、コンパニオン写真を集めた「オーディオEXPO 裏大王」も展開し、業界や社内の一部で好評を得ました。余勢を駆って翌年、翌々年も展開しましたが、その後取材&撮影を志願するものがなかなか現れず、最近はサボり気味に。

 

AV/オーディオ業界のできごと
3
PlayStation 2 発売
8
日立製作所から世界初のDVDビデオカメラが発売
12
ロケフリの前身、ソニー“エアボード”発売
12
BSデジタル放送 本放送開始

【Phile-webのできごと】サイト開設から1年が経った7月、アクセス数の急増に伴い、ホームシアターファイルのウェブ版という位置づけから、AV/ホームシアター/オーディオすべての情報を取り扱う独立した編集部として本格的に運営を開始しました。同時にニュースのバックナンバー開放、検索機能などを実装。さらに使い勝手を高めました。また音元出版刊行雑誌の通販サービスも同時に立ち上げ、販売数量は現在に至るまで年々増え続けています。

また秋にはサイトリニューアルを実施し、使い勝手を高めました。12月にはアドレスを現在のhttp://www.phileweb.comに変更しました。

この年の秋頃、編集部に風間が加入。

 

AV/オーディオ業界のできごと
1
初代AQUOSが発売に
4
日立、世界初の32V型プラズマテレビを発売
9
日立、プラズマテレビのブランドとしてWoooを採用
10
JBL「Project K2 S9800」発売
11
松下電器、カジュアルシアター1号機「TH-AE100」発売
11
初代iPod発売。当時の容量は5GB

【Phile-webのできごと】1月、現在も続く日刊メールマガジン「Phile-Mail」創刊。これまでに2,000号以上を発刊してきました。2月頃、発表会の質疑応答全文を掲載開始。一般の読者はもちろん、ライバル社の動向を知るための情報として業界各社からも注目を集めました。

4月、今に続く人気コンテンツ「AV機器売れ筋ランキング」スタート。「Senka 21」編集部が全国の主要販売店の売れ筋動向を集計した独自ランキングをウェブでも展開するというもので、当時のジャンル数は27。スピーカーケーブルなどのマニアックなランキングを提供している点も特徴で、現在も多くアクセスを頂いています。その後ジャンルの統廃合を経て、現在の集計ジャンルは29となっています。

11月、受賞結果の発表に合わせて「ビジュアルグランプリ特設サイト」「オーディオ銘機賞特設サイト」をオープン。さらに同時期、製品レビュー集合ページ「Phile-Review」スタート。のちに「注目製品クローズアップ」に引き継がれました。

この年の10月、山本が入社し、編集部に加入。

 

AV/オーディオ業界のできごと
2
松下電器、ソニーなど9社が「Blu-ray Disc」規格を発表
3
日本マランツとデノンの経営統合が発表に。その後、同年5月にD&Mホールディングス設立

2月にリニューアルした後のPhile-webトップページ
【Phile-webのできごと】2月、大規模なサイトリニューアルを実施。サイト全体のイメージカラーを赤に設定するとともに、トップページを3カラム、内部コンテンツを2カラムのレイアウトに刷新。目的のコンテンツにすばやくたどり着けるよう改善を図りました。

同時期、ウェブマガジン「週刊 製品批評」スタート(当時の名称は「週刊 新製品批評」)。毎週8〜10製品ほどのレビュー記事を紹介するもので、現在まで続く人気コンテンツになり、これまで3,000以上のレビューを掲載してきました。

 

AV/オーディオ業界のできごと
2
ソニー、「SXRD」デバイスの開発を発表
松下電器、初代DIGA 5機種を発売
4
ソニーから世界初のBDレコーダー「BDZ-S77」発売。BD-RE Ver.1.0に準拠したカートリッジディスクを使用
6
ソニー、QUALIAプロジェクト発表。第1弾は36型のトリニトロンカラーモニターやSXRDプロジェクターなど
9
エプソン、ホームシアタープロジェクター“dreamio”展開開始。1号機は「EMP-TW10」
9
松下電器、初代VIERAを発売
12
地上デジタルテレビ放送開始。当初は東名阪中心

9月にサイトリニューアルを実施し、各カテゴリの更新情報が一覧で見られるようになりました
【Phile-webのできごと】9月にサイトリニューアルを実施。主にトップページのレイアウトを見直し、ニュース他、各カテゴリの最新更新情報がトップページで一望できるようになりました。この改善によってアクセス数が大幅に伸張しました。

さらに同時期、「製品データベース」の稼働を本格的に開始。開始以前から水面下で情報を入力していたこともあり、起ち上げ時に、すでに4,000製品以上のデータベースが登録されていました。その後はニュースで取り上げた製品はもちろん、弊社刊行雑誌で紹介した製品などもすべてデータベースに加え、現在では20,000製品以上が登録されています。また「製品データベース」はその後、機能を段階的に拡張し、ビジュアルグランプリ/オーディオ銘機賞や売れ筋ランキング、通販モールなどPhile-web内コンテンツとの連動、また批評記事の閲覧機能なども実装しました。

 

AV/オーディオ業界のできごと
2
シャープ、世界初の地上・BS・110度CSデジタルチューナー搭載HDD+DVDレコーダーを発売
5
Blu-ray Disc Association(BDA)発足
7
パナソニック、世界で2番目のBDレコーダー「DMR-E700BD」を発売。50GB片面2層記録式ディスクに対応
9
ビクターから世界初のHDVカメラ「HDR-FX1」発売
9
キヤノン・東芝、「SED」を発表。同時に試作機をデモ
11
IBM/ソニー/SCE/東芝がCELLの概要を明らかに
12
初代PSP発売

【Phile-webのできごと】11月、有料サービス「斎藤宏嗣の優秀録音盤」をスタート。某誌で掲載していた連載が終了したことに伴い、ウェブ版として展開を開始したところ、連載の熱心な読者を中心に支持を集めました。

有料サービスはその後コンテンツを大幅に増強し、名称を「Phile-web プレミアム・メンバーズ・クラブ」と改めて現在に至ります。プレミアム・メンバーズ・クラブでは、毎月更新される「斎藤宏嗣の優秀録音盤」だけでなく、「週刊 製品批評」や後述する「月間特集」、さらに週刊連載「山之内 正の週刊AVラボラトリー」の全バックナンバーを閲覧することができます。

この年の6月、現副社長の新保が加入。

 

AV/オーディオ業界のできごと
1
B&W 800シリーズの発売が開始
8
アップル、「iTunes Music Store」を日本でスタート
ソニーが薄型テレビの新ブランドBRAVIAを立ち上げ

その日の更新情報をすべて掲載する現在と同じスタイルに進化
【Phile-webのできごと】1月、サイトリニューアルを実施。トップページを大幅刷新し、すべての更新情報を日毎に掲載する現在のスタイルに移行しました。それまではカテゴリーごとに更新情報が掲載されていたため「どこが更新されたのか分からない」という声を頂くことも多かったのですが、この改変により使い勝手がさらに高まり、その後の大幅なアクセス増につながりました。またデザイン面についても、それまでの赤をベースとしたものから、シンプル&クリーンなグレー&ホワイトベースのカラーリングにイメージチェンジ。この基本コンセプトは現在まで変わっていません。

また5月には、ドイツ・ベルリンで開催される世界最大のデジタル家電見本市IFA日本語サイトをPhile-webドメイン下に開設。現在まで約4年半にわたり、IFAの様々な情報を日本語で発信してきました。

 

AV/オーディオ業界のできごと
3
世界初のHD DVDプレーヤー「HD-XA1」発売
5
初代VARDIA発売
5
ビクター、初の倍速液晶テレビ“EXE”を発売
8
日立、世界初のHDD/DVDハイブリッドビデオカメラを発売
9
ソニー、世界初のAVCHDビデオカメラを発売。その後12月にはパナソニックがAVCHD対応SDカードムービーを発売
11〜12
パナソニック、ソニーがHDD+BDレコーダーを相次ぎ発売。パナソニックはDMR-BW100/200、ソニーはBDZ-V9/V7。どちらもBD-ROM再生に対応
11
PlayStation 3 発売

10月にサイトリニューアル。淡い色使いのデザインに仕上がりました
【Phile-webのできごと】6月、その週のトピックを一覧できるHTML形式の週刊メールマガジン「Phile-Mail Weekly」創刊。その後読者数は順調に増えましたが、RSSの利用者が急増したことなどから、2009年8月をもって発行を停止しました。

2006年10月、再びサイトリニューアルを実施。初めて外部デザイナーに依頼したため、それまでにない流麗なデザインになりましたが、度重なるスケジュール遅延に、担当者は少々キレ気味に。また内部ロジックの改変により、右カラムの情報をカテゴリーごとに自由に配置できるようになり、より迅速なレイアウトの微少変更が可能になりました。

この年の6月、小澤が入社しPhile-web編集部に加入。

 

AV/オーディオ業界のできごと
1
ビクター、D-ILAプロジェクター「DLA-HD1」発売
1
Windows Vista発売
6
オンキヨー、HDオーディオに初めて対応したAVアンプ「TX-SA805/SA605」を発売
7
ケンウッドとビクターが経営統合に向けた検討を開始すると発表。その後、2008年10月にJVC・ケンウッド・ホールディングスが設立
8
日立、世界初のBD+HDDハイブリッドカメラを発売
9
アクトビラ、VODサービス「アクトビラ ビデオ」を開始
9
パイオニア、プラズマテレビ“KURO”第1弾モデルを発売
11
LINNからネットワークミュージックプレーヤー「KLIMAX DS」発売
12
ソニー、世界初の有機ELテレビ「XEL-1」発売

【Phile-webのできごと】4月、読者参加型サービス「Phile-webコミュニティ」を起ち上げました。オーディオ/ビジュアルファン向けの機能を多数盛り込んだ「SNS+ブログ」をコンセプトにした無料サービスで、これまで数多くの登録者にマイページで日記やレビューをお書き頂いています。その後、Phile-webコミュニティとPhile-web本体の連携も徐々に進め、現在では製品データベースからPhile-webコミュニティのレビュー記事を閲覧することもできます。

この年の11月、編集部に伊藤が加わりました。

 

AV/オーディオ業界のできごと
2
東芝、HD DVD事業終息を発表
7
ダビング10の運用が開始
7
iPhone 3Gが発売に
10
松下電器産業がパナソニックに社名変更
12
パナソニックによる三洋電機の買収が正式決定

10月にサイトリニューアルを実施。現在に至るまで同じレイアウトで運用を継続しています。各コンテンツのカテゴリー分類を一から見直し、よりわかりやすい名称に改めたほか、トップページはそれまでの3カラムから2カラムにし、ゆったりしたレイアウトに再構築。同時にナビゲーションバーはドロップダウンメニューに変更し、目的のコンテンツへすばやくたどり着けるように改善しました。さらに同時期、デジタルカメラグランプリの特設サイトも開設しました。

7月、小野が入社し、Phile-web編集部に配属。

 

AV/オーディオ業界のできごと
2
パイオニア、薄型テレビ事業撤退を発表
8
東芝がBDAに加盟申請。その後、北米と欧州でBDプレーヤー発売を表明

というわけで、10年間を振り返ってみれば本当に色々なことがありました。Phile-webがこれまで運営を続けてこれたのは、ひとえにご支持いただいた読者のみなさまのお陰です。心から感謝しております。

お断りするまでもなく、このページで紹介した様々なできごとはほんの一部です。これまで3万本以上紹介してきたニュース、また数千本のレビュー掲載にあたり、様々なご尽力をいただいたメーカー・代理店各社様、本当にありがとうございました。

また「Phile-webのできごと欄」では、主に読者のみなさまの目に触れる部分を紹介してきましたが、それを支えるシステムは、一貫してパートナーのエンターテイメント・コネクションズ様に開発を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。

2010年以降もPhile-webはさらに改善を行い、読者のみなさまからさらに愛されるサイトになるよう、進化を続けて参ります。今後もPhile-webをよろしくお願いいたします。

 

 

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