今回の目玉は「PB(ピュアブラック)エンハンサー」と名づけたシーン連動型のアイリス機能だ。基本的にはフロント投射型の“ドリーミオ”「EMP-TW600」と同等で、1/60秒ごとに映像情報を解析して明るさをコントロール。Gシリーズは6000対1という高コントラストを獲得しているのだ。さらに10ビット処理液晶ドライバーを含むフルデジタルの高画質回路や、色調補正技術「Color Reality II」、映り込みを抑えたPBスクリーンなど、エプソンの高画質技術を惜しみなく投入している。 サウンドや機能面はどうだろうか。本シリーズが搭載する2ウェイの大型スピーカーは、オンキヨー(株)と共同開発したもの。ユニットもエンクロージャーも立派である。スピーカーのバッフルボードは何と9ミリ厚のウッド製。プロジェクション方式ならではの筐体の余裕を生かした設計で、薄型テレビや小型テレビでは真似のできない豪華さは魅力的だ。 機能の面でエプソンらしいのが、フォト・オンデマンド。7タイプのメモリーカードに対応したカードスロットを装備し、大画面いっぱいに拡大した細密映像が楽しめる。端子部にはHDMIを搭載。ユーザーフレンドリーなEPGやリモコン機能を有している。
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