ビクター“nearphones”「HA-NP80T」レビュー。散歩でも家事でも!“ながら聴き”生活の理想的なパートナー
そう、オープンイヤー型イヤホンの真価は、運動時だけでなく家や仕事中の日常シーンでも発揮される。例えば家事の最中に、掃除機をかけたり料理をしたりしながらオープンイヤー型イヤホンで音楽を楽しむと、家族からの急な呼びかけやインターホンの音を逃さないので安心。
耳を完全に塞がないため、自分の世界に没入しすぎず、生活音と音楽が心地よく共存する感覚になる。もちろん、デスクワークやオンライン会議でも、周囲の音を拾いつつ作業できるのが便利だ。
また、本機は低遅延モードも搭載しているし、SNSのショート動画を観るような軽いエンタメにもぴったり。オープンイヤー型の開放感の中で、ASMRやモッパン動画の音声を聴くと、そのカジュアルな聴こえ方がちょうど良かったりする。
装着感も良く、イヤーフック部分には金属芯を内蔵したリキッド(液状)シリコン素材が採用されており、安定したホールド感を実現。
今回はテストのため、ウォーキングだけではなく本機を装着したまま軽く走ってもみたが、特にズレたりすることもなく快適に音楽を聴き続けることができた。
フックを含むイヤホン全体のねじれ形状が耳のラインに沿いやすくなっているのも大きく、長時間つけていても耳が痛くなることがなかったのも嬉しい。

本体はIP55の防水・防塵仕様を備えていて、家事の水仕事中に使ったり、ウォーキング中にゲリラ豪雨にあっても問題ないという安心感がある。見た目は可愛いのに、物理的にはしっかりタフネス仕様なのがありがたいところだ。
バッテリー仕様は、イヤホン単体9.5時間+充電ケース19時間で最大合計28.5時間という長時間再生に対応。今回の試用期間中に充電切れになるようなこともなかった。10分の充電で最大60分の再生が可能なクイック充電にも対応している。
音質レビュー:オープンイヤー型でもビクターらしいこだわりのサウンド
一般的に、オープンイヤー型イヤホンに対して「周囲の音が聴こえる分、音質や低音の迫力は控えめなのでは?」というイメージを持つ人もいるかもしれない。
しかしここ1年ほどの市場を見渡すと、オープンイヤー型のデメリットとされがちな低音不足を補い、ちゃんと音楽を楽しめるデバイスに進化した製品が増えている。
このHA-NP80Tも、まさにそういう1台だ。実際に音楽を聴いてみると、音の老舗“ビクター”の名を冠するイヤホンとしてのこだわりが感じられる。

