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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域:第226回

AirPodsのそっくりさん、買ってもOK? あなたの知らない “エセPods” の世界

公開日 2019/02/20 06:00 高橋 敦
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さて、購入時点でメモしておいたURLが現在では無効になっていたりして、細かなスペックや正式な製品名、価格等の把握が難しい製品もあり、以後はそれぞれ以下の仮呼称にて記載していく。

通称「マシPods」。外観再現度とお値段が高いハイエンドエセPods

通称「スケPods」。初期iMacリスペクトを感じさせるトランスルーセントエセPods

通称「デカPods」。デカいエセPods

マシPods:ぱっと見の再現度が高い上、掲載ページ記載のスペックも妙に高かったハイエンドエセPods。購入時4,599円。

スケPods:初期iMac時代のAppleへのリスペクトも表現するためか蓋部分をトランスルーセントな素材にしてあるエセPods。購入時3,399円。

デカPods:デカいエセPods。購入時2,580円。

ラブ&オリジナル!エセPodsは意外と超個性的!

ではもうぱっと見的にヤバ……面白いところから見ていこう。まずはマシPods!

質感や仕上げまでは無理だが、全体的にはかなり似せてあるしケースサイズも「少し厚いかな?」程度

裏面もがんばっている。端子は他エセと同じくmicroBだが周辺の処理で似せてある


ケース内側の機能や仕上がりも他のエセPodsよりはマシ

イヤホン本体。耳に入れる部分がやや膨らんでいる印象だが全体的な形状やサイズ感は本家に近い

こちらは前述の通り、特にケースは外観の再現性が高い。遠目には本物と区別をつけることが難しいだろう。とはいえ実物を手にして確認すると、プラスチックの仕上げの透明感や滑らかさは本物に遠く及ばないし、ケースの蓋がマグネット式ではない、マイク位置がうどん先端ではない、タッチセンサーではなく小さな小さな物理ボタンを装備など、仕様的な違いもある。

しかしケース内へのイヤホン本体の固定は、しっかりマグネット式を維持してある辺り、「ここは使い勝手的に外せないでしょ!」という意志を感じる。

ちなみにパッケージも特にそれっぽくていい感じだった。ただ販売製品ページ記載されていた「モバイルバッテリーとしてもお使いいただけます」「IPX5防水/防塵」というハイスペックについては実物のパッケージ等には記載が見当たらない。

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