海上忍のラズパイ・オーディオ通信(12)

音質だけでなく操作感も劇的進化! ラズパイオーディオを動かす「Volumio 2」開発版を試す(後編)

海上 忍

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2016年03月30日
ソフトウェアが変われば音も変わる可能性がある。ならば、ラズパイ・オーディオもシステム更新で音質が向上するはず。ということで、前回は「Volumio 2」Beta 2を使用して設定まで行ったが、今回は新たに公開されたリリース候補第1版(RC1)にバージョンアップし、その性能と音質を検証する。

連載目次
<第1回>
5,000円の手のひらコンピュータ「Raspberry Pi」で自作オーディオを始めよう!
<第2回>
Raspberry Piで自作する“ラズパイ・オーディオ”。音質をあのメーカーに聴いてもらった!
<第3回>
“ラズパイ・オーディオ” の音質を高めよう! 「クロックダウン」で再生を追い込む
<第4回>
“ラズパイ・オーディオ”をフルデジタルアンプ「DDFA」にI2S入力! 鮮烈な音に驚愕した
<第5回>
“音質も変わる? “ラズパイ・オーディオ” のデコーダーをカスタマイズ!
<第6回>
ラズパイは動画再生もイケる!ラズパイらしいYouTube再生アプローチ
<第7回>
ラズパイ・オーディオでアップサンプリング! CD音源を変換して高音質再生
<第8回>
あの高音質ストリーミングはラズパイオーディオで聴けるのか?
<第9回>
ラズパイ・オーディオのクライアントアプリを変えて外観や操作性をイメチェン!
<第10回>
ラズパイ・オーディオで音楽CDのダイレクト再生に挑戦!果たして使い物になるか?
<第11回>
システム更新でラズパイ・オーディオの音質が向上?「Volumio 2」の開発版を試す(前編)


■ついにリリース候補版(RC1)が公開!

いよいよ国内向けの出荷が開始された「Raspberry Pi 3 Model B」

先日、ラズパイ界隈でビッグニュースがあった。次世代機「Raspberry Pi 3(Model B)」の登場だ。Broadcom社の最新型SoC「BCM2837」を採用、ARM Cortex-A53ベースの64bitクアッドコア/1.2GHzという強力なパワーを獲得した。そのうえWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)とBluetooth 4.1がオンボードとなり、貴重なUSBポートを消費せずにワイヤレス通信が可能となった。

無線通信機能が標準装備となることから、国内での利用にはいわゆる技適マークの取得が必要となるが、3月25日時点で国内代理店経由でのロットが流通しはじめたとの一報が入った。筆者も「ラズパイ3」を手配済みであり、オーディオ用途においてどのような変化が生じたか、後日じっくりとレポートしてみたい。

そうしている間に、Volumio 2(リンク)のリリース候補第1版(RC1)が公開された。前回はBeta 2を試したが、その後Beta 3を経て改良を重ね、RC1では機能面・安定性ともに大きく前進を遂げている。Macでの導入手順は以下のとおり、「diskutil list」を実行した戻り値に従い、デバイス名「disk○」および「/dev/rdisk○」は環境に応じて置き換えてほしい。



システムディスクの作成手順は従来どおり、16GB以上の未使用microSDカードを用意しよう

RC1では操作の要といえるWEBインターフェースを大幅改良

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