<山本敦のAV進化論 第38回>

ハイレゾDLにもトライ!格安SIM「b-mobile SIM 高速定額」はAVファン的に“使える”のか!?

山本 敦

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2015年01月09日

■ハイレゾ音源のダウンロードも可能だったが…

スピード測定用のアプリにはAndroid版「OOKLA」を使用した。今回は2週間ほどサービスを試用してみたが、テストの初日と2日目は日中に上下2Mbps前後のスピードしかでなかったので、日本通信に問い合わせてみたところ「サービスを開始して間もないことや使い始める人が急に増えたことで、昼休みや通勤等の時間帯が一時的に混み合っていて速度が出にくいようだ」という回答を得た。その後、夜の23時以降に改めて速度を測ってみたところ、下りで35Mbps前後、上りも15Mbps前後という納得できるスピードが出た。

ロケーションを筆者自宅の杉並区から移して測定を行った。JR新宿駅の一帯は昨年冬からドコモ「Xi」の下り最大150Mbpsの高速通信サービスが利用できるエリアになっている。こちらで12月26日金曜日の午後13時頃に3回ほど計測をしてみたところ、下りの平均速度が16Mbps前後、上りも7Mbps前後とまずまずの速度が出た。

JR新宿駅はドコモ「Xi」の150Mbps高速通信対応エリア。平日の午後に計測したところまずまずの結果を出した

YouTubeを使ってみるとどうなるのか試してみたところ、720PのHD画質ではストリーミングが所々で停滞するが、360Pならスムーズに見られるし、画質もまずまず満足ができるレベルだ。電車の車内でもWebブラウジングやインターネットラジオの聴取など音途切れもなく快適に使えて、当然のことだがキャリア契約のスマホでストリーミングコンテンツを楽しむのと全く感覚は変わらない。同日に渋谷駅前の雑踏に場所を移してみても、平均の測定値はダウンロードが10Mbps前後、上りが14Mbps前後と実用性十分の速度だった。

続けて渋谷駅周辺でも計測。ややスピードは落ちるが実用性は十分

一方、年末12月29日に東京ビックサイトで開催された「コミケ」の会場に足を運んで、来場者が多く集まる正門ゲートで14時頃に計測したところ、下り1.5Mbps前後、上りが2Mbps前後とさすがにスピードダウンした。もっとも18万人の来場があり、ドコモが移動基地局車両を飛ばして特別にエリア対策を行うほどのイベントなので、混雑具合によっては通信速度に影響が及ぶのも致し方ないところだ。試用を初めて1週間で、速くも3GBのデータ使用量を超過してしまったが、目立って通信速度が低下する気配はない。結局、2週間のテスト期間中はトラフィックが混雑する時間帯や場所を避ければ、多少バラツキはあるものの下り10Mbps〜20Mbps、上り10Mbps前後の通信速度が確保できていた印象だ。

東京ビックサイトで冬コミケの開催時に計測。さすがにスピードダウンは否めない

「ぷららモバイルLTE」のテストでは断念せざるを得なかった「ハイレゾ音源ファイルのダウンロード」もb-mobileで出来たことが大きな成果だった。人の多く集まる屋外環境や、10Mbps手前のスピード環境ではダウンロードを初めてもエラーになってしまったが、夜間は下り30Mbpsを超える速度が比較的コンスタントに得られたので、条件付きながらもスマホ単体でハイレゾの楽曲ダウンロードは可能だった。

夜中の3時頃はかなりスピードが出たので、moraにつないでハイレゾ音源の購入・ダウンロードを試みた


自宅でトライしたが敢えて今回はWi-FiではなくLTE経由でダウンロードして実力を測った

ハイレゾ音源のダウンロードは無事できたが、1.5GBのアルバムデータを落とすのに約40分がかかった

筆者宅はWi-Fiを引いているので敢えてLTEでハイレゾをダウンロードする意味はあまりないのだが、自宅にWi-Fiも電話回線も引かずに、インターネットはスマホで十分という一人暮らしの方には良いかもしれない。

下り10Mbps以下ではハイレゾ楽曲のダウンロードはエラーになって実行ができなかった

リモート視聴を試す/MVNOのさらなる盛り上がりに期待

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