<山本敦のAV進化論 第40回>

【レビュー】リモート視聴でチャプターも利用可能に ‐ DLPA 2.0に対応した新“RECBOX”を試す

山本 敦

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2015年01月21日
自宅のレコーダーに録画した番組を外出先のスマートフォンなどから視聴できる「リモート視聴」を可能にする規格「DCTP+」に対応するアイ・オー・データの“RECBOX”「HVL-Aシリーズ」が発売されてから間もなく2年が経つ。昨年末に発売された最新モデルの「HVL-DRシリーズ」はどんなところが進化したのか。また、昨今はリモート視聴対応のBDレコーダーも増えるなかでRECBOXを別に用意するメリットとはどこにあるのか。今回は実機をハンドリングしながら検証してみた。

“RECBOX”「HVL-DR」シリーズ。容量展開は4TB/3TB/2TB

■「リモートアクセスガイドライン Ver.2.0」によるリモート視聴に対応

アイ・オー・データの“RECBOX”「HVL-DR」シリーズは、2013年に発売されたDTCP+に対応する「HVL-AT」シリーズの後継機種で、デジタルライフ推進協会(DLPA)が策定する、録画番組の宅外視聴ガイドラインである「リモートアクセスガイドライン Ver.2.0(DLPA 2.0)」に対応したNASである。外出先からHVL-DRシリーズに保存した録画番組にスマートフォンなどモバイル端末からアクセスして、録画したテレビ番組がリモート視聴できる。同じDLPA 2.0対応の機器どうしであればメーカーを超えた接続互換性が得られるメリットもあり、例えば東芝の“レグザサーバー”「BDR-T560/T550」、および“レグザブルーレイ”「BDR-Z520/Z510」と組み合わせれば、レコーダーとREXBOXの両方のライブラリーをシームレスにリモート視聴で利用できるようにもなる(※リモートアクセスガイドライン2.0に対応するプレーヤーアプリが必要)。

背面にLAN端子と、静止画データのコピー用にUSB端子を設けた

プレーヤーアプリにはDigiOn製の「DiXiM Play SE」を利用する。こちらは本稿執筆時点ではDLPA 2.0に準拠したリモート視聴に対応する唯一のアプリで、iOS/Android/Windows 8.1の各プラットフォーム向けに開発された。ダウンロード自体は無料で行えるが、モバイル端末やPCにインストールしてからRECBOXとペアリングすることでアクティベートする。

プレーヤーアプリ「DiXiM Play SE」ではDLPA 2.0ガイドラインによるリモート視聴に対応

ダウンロードしたアプリには3種類のプラットフォームごとに1ライセンスが付与されている。iPhoneとAndroidスマホ、Windows PCで1台ずつまでなら1つのRECBOXを共有できるが、1台のRECBOXに対して同一プラットフォームの機器を2台以上ペアリングして使うことができない。例えば自宅で楽しむ場合はiPad、リモート視聴はiPhoneでという使い方ができないということだ。これはやや不便に感じられるところだが、アイ・オー・データとしては将来的には追加ライセンスキーの提供についても検討を進めているそうだ。

RECBOXの本体設定専用に「I-O DATA DR Controller」アプリも用意された。アプリはiOS/Android/Windowsに対応しており、スマホなどのモバイル機器からも本体設定やダウンロードムーブなどの操作が直感的に行えるGUIが特徴だ。(※初出時にアプリに関する誤記がございました。訂正してお詫び申し上げます)

「DR Controller」アプリのメニュー一覧

レコーダーに録画されているコンテンツのリスト画面。チェックを入れたタイトルをまとめてダウンロードムーブできる

他にも今回のテストでは試さなかったが、スカパー!プレミアムサービスチューナーやJLabs規格対応のケーブルテレビSTBとの連携録画機能も備えている。

■自動でダウンロードムーブができる機能が便利

HVL-DRシリーズのテストは、筆者が自宅で使っているソニーのBDレコーダー「BDZ-ET1100」と、Android版「DiXiM Play SE」アプリをXperia Z2にインストールして行った。

チャプター情報のダビングに対応

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