【特別企画】山之内 正がクオリティをレポート

ついに登場!60型4K AQUOS「LC-60UD1」の画質・音質をチェック

山之内 正

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2013年08月09日


「フルHDをアップコンバートした映像でも、十分4Kパネルのメリットを感じることができる」と山之内氏
■人気BD作品で画質・音質を確かめる

ほかのBD作品でもLC-60UD1の画質をチェックしたので、レポートを続けよう。

《ダークナイト・ライジング》の冒頭、航空機から見下ろした地上までの距離感の描写にも感心させられた。フルHDテレビよりも一段と遠くに見え、実際に高い位置から空撮を行なっていることがよくわかるし、迫真の恐怖感が生まれ、説得力が増す。作り手のこだわりが見る側にもしっかり伝わる一例で、画質の違いがもたらす印象の違いに愕然とする。

《ラスト・ターゲット》はライフルの試射シーンを見た。草むらに立てたターゲットに照準を合わせる場面は距離の描写が重要な意味を持つので、ここでも自然な遠近感が演出の意図を見事に引き出して見せる。灌木の枝や葉の輪郭に余分な強調がなく、近景と遠景の対比にわざとらしさがないことが、この自然な遠近感につながっている。既存のテレビは中高域成分が一様に太くなる製品が多いのだが、本機は同じ素材とは思えないほど画の見え方にくせがない。解像度がフルHDにとどまるBDの映像でもここまでの差が出るのは意外に思うかもしれないが、そもそも筆の太さ(精細度)がまるで違うので、筆致(輪郭)に差が出るのは当然のことなのだ。

内蔵スピーカーのサウンドは効果音の鳴らし分けがきめ細かく、静寂のなかで銃弾が弾かれる音や薬莢が飛ぶ音が生々しい。そして一番の重要な要素である台詞は発音が明瞭で声に芯があり、表情を生き生きと伝える描写力がそなわる。

「2.1ch フロントサウンドスピーカーシステム」を搭載した

2基のサブウーファーを水平配向対置した「DuoBass」とスピーカーユニット

60型は大画面テレビのなかでは比較的導入しやすいサイズで、しかもフルHDモデルと比べたときのメリットを鮮明に読み取ることができる。本機は自然な描写に軸足を置いたチューニングが優れていることもあり、画質とサイズのバランスがとてもいい。4Kテレビの導入を考えている人への現実的な候補として推薦に値する製品だ。

(山之内 正)

AQUOS REAL LIVEにも注目!

4K AQUOS"UD1シリーズ"のウェブプロモーション映像「AQUOS REAL LIVE」が公開されている。画期的な立体映像技術「Cuvie」を採用した動画がこちらのページで見られるほか、4Kで撮影したプロモーション映像の放映が、主要量販店の店頭で行われている。

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