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稀に見る難関ソフト「エイリアン・アンソロジー」にWoooが挑む

公開日 2010/12/08 15:26 大橋伸太郎
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■的確な色彩バランスもP50-XP05の強み

最後に、映画の終盤はシガニー・ウィーバー演じるリプリー中尉の一人舞台になるが、彼女の肉体描写が映像の要にして総仕上げである。

公開当時「何の必然性もなく、ラストで唐突にハダカになる」とか主に女性観客から悪口を言われたが、必然性は実はある。オンナであり母であるリプリーの女体が触媒になってこの幻想的なSFロマネスクが進行していくのだから。

P50-XP05の強みの一つが的確な色彩バランス。撮影時29歳のシガニー・ウィーバーのばら色の肌を、迷路のような宇宙船の寒色風景や禍々しく黒光りするエイリアンと対比的に健康なエロティシズムで存在感豊かに描写する。

日立P50-XP05 で見る『エイリアン』は、1979年の木枯らしの日の興奮へ束の間私をワープさせ、2010年の仕事場に無事帰還させた。

『エイリアン』P50-XP05 映像調整
映像モード:シアタープロ
明るさ:-5
黒レベル:-1
色の濃さ:-10
色合い:+2
色温度:低
コントラスト:リニア
コントラストレベル:4
黒補正、LTI、CTI、YNR、CNR:切
シネマスキャン:入
DeepColor:入
カラーリミッター:切
色再現:リアル

大橋伸太郎 プロフィール
1956 年神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。フジサンケイグループにて、美術書、児童書を企画編集後、(株)音元出版に入社、1990年『AV REVIEW』編集長、1998年には日本初にして現在も唯一の定期刊行ホームシアター専門誌『ホームシアターファイル』を刊行した。ホームシアターのオーソリティとして講演多数。2006年に評論家に転身。

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