<CES>「Dolby Vision 2」と「DolbyAC-4」での映像配信に米Peacockが2026年後半から対応へ
Dolby Laboratoriesは、米ラスベガスで開催中の国際エレクトロニクス展「CES 2026」にあわせて、Dolby VisionやDolby Atmosを始めとする同社による最新の映像・音声技術活用に関する今後の展開について発表した。
発表した主な内容は、米ストリーミングサービス「Peacock(ピーコック)」との提携強化/次世代HDR技術「Dolby Vision 2」の展開/モジュラー型オーディオシステム「LG Sound Suite」/車載オーディオの拡充など。
NBCユニバーサルが展開する映像配信サービスのPeacockとは、映画やオリジナル作品、スポーツ、ライブイベントまでDolby技術を拡充する。
今後の取り組みとして、Dolby VisionとDolby AtmosをNBA、MLB含むライブスポーツへ順次拡大。
さらに、2026年の後半にはDolby Vision 2と次世代音声コーデック「DolbyAC-4」の採用に向け準備を進めるとのことだ。
ホームエンターテイメントでは、Dolby Atmosの次世代音声オーディオ技術「FlexConnect」を世界で初めて搭載するLG製のホームオーディオシステム「Sound Suite」に言及。
最大で27通りの構成が可能で、設置後にDolby Atmos音響を部屋の状況に応じて自動最適化する技術を搭載。2025年の一部LGプレミアムTVにもソフトウェアアップデートで対応予定とのことだ。
また、Dolby Vision 2の展開について、ハイセンス、TCL、フィリップス(TP Vision)の対応モデルも紹介。
ハイセンスは、2026年RGB MiniLEDテレビ(UX、UR9、UR8)でDolby Vision 2をサポート予定。さらに今後のOTAアップデートで他のMiniLEDモデルにも対応。
TCLは、2026年X QD-Mini LED TVシリーズおよびCシリーズで、OTAアップデートによりDolby Vision 2をサポート予定。
フィリップスは、2026年OLEDテレビにDolby Vision 2を搭載予定。新モデル「Philips OLED811」「OLED911」シリーズ、そしてフラッグシップモデル「OLED951」を含むとのことだ。
車載分野では、35社、150車種以上に没入型オーディオ体験を提供しているとアピール。CESの会場では、メルセデス・ベンツでスマートフォンとのシームレスな体験が行える展示を行っている。また、メルセデス・ベンツの電気自動車『GLC』『CLA』『GLB』でも没入型オーディオが利用可能になったという。
加えて、アフターマーケット向けとして世界初となるDolby Atmos対応インダッシュレシーバー「SPHERA」をパイオニアが発表したと紹介。これにより、最新車種以外でも車内での没入型オーディオ体験が可能になるという。
また、Qualcommとの協業により、「Dolby AC-4」を含むDolby技術と、Qualcommの第5世代Snapdragon Automotiveプラットフォームの統合を発表。これによりOEMメーカーは、高品質なオーディオストリーミングを最大60%コスト削減できるとしている。



