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独自技術「8K/e-shift」が“X”に進化

ビクター、新8Kプロジェクター「DLA-V90R/V80R/V70R」。民生機で世界初の8K入力対応

公開日 2021/09/13 11:00 編集部:小野佳希
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光学系では、Ultra-High Contrast Opticsに、より効率の高い変更方式を採用することで明るさを大幅に向上。プリズム変更方式の改良によって、従来の方式と比べ、光学的な明るさに寄与する光成分をより有効に使えるようにし、従来比約10%の出力アップを実現した。

天面デザイン

さらに、内部の不要光を徹底的に除去するという新光学デバイスを採用。光学系内部に新たなデバイスを追加することで、不要な反射光の投写画面への戻りを抑えている。

これまでプロジェクターはJVCブランドで展開してきたが今回はビクターブランドでの展開。V90RとV70Rではロゴの加工などデザイン上の違いもある

そして、V90RとV80Rはシネマフィルターも採用。これによって、BT.709はもちろん、DCI-P3相当の広色域を実現した。従来よりも大幅に広い色域が採用されているUHD BDのHDRコンテンツなども、高いレベルで表現するとしている。

■残像低減技術「Clear Motion Drive」も精度向上

機能面では、独自の残像低減技術「Clear Motion Drive」の精度を向上。補間アルゴリズムを見直し、オブジェクト境界における動き補償精度を向上させた。また、映像の動きに応じてD-ILAデバイスの駆動を最適化する「Motion Enhance」との組み合わせにより、4K/8K映像をなめらかに再現するという(※4K120p入力時は非対応)。

また、全モデルとも世界的に高く評価される映像の品質基準であるISF認定を取得。ISF認定を受けた映像調整エンジニアによるカラーキャリブレーション調整を行うことができる。

映像処理や調整機能ではそのほか、6軸カラーマネジメントやオートキャリブレーション機能を搭載。そのほか、信号処理の見直しで階調性も向上させているという。また、設定メニューも、画質モードなど各種設定がかんたんに行えるよう配慮している。

デザイン面では、様々なインストール方式に柔軟に対応できるよう、後面吸気・前面排気レイアウトを採用。一方で、前面からの排気による画面への陽炎を防ぐため、本体に対して55度外向きに排気を行う機構にしている。

排気構造を工夫することで陽炎が映らないよう配慮

加えて、ボディー下部には、従来の天吊金具位置に対応したフットポイントを設け、新しい金具を購入することなく入れ替えられるよう配慮。また、本体設置等の際に滑らないように、底面へ滑り止めを設置している。

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