民生機初8K入力対応プロジェクターの実力は?

ビクター新8Kプロジェクター「DLA-V90R」レビュー。その映像は「肉眼で見た現実世界のように自然な描写」

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鴻池賢三

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2021年11月22日
■民生機初の8K入力対応プロジェクター「DLA-V90R」を体験

DLA-V90R

JVCブランドでハイエンドプロジェクター市場を牽引してきたJVCケンウッド。直近では、独自の4K画素を備えるD-ILAデバイスと8K e-shift機能により、アップスケーリングといえども8K相当の解像度を実現した「DLA-V9R」が先進的で、その後の展開が期待されていた。

それから3年が経過した2021年冬、遂に登場したのが民生機として世界初の8K入力に対応した新シリーズ、「DLA-V90R」「DLA-V80R」「DLA-V70R」の3モデルである。表示面でも、新開発の「8K/e-shiftX」テクノロジーを投入。ブランドもビクターでの展開に切り替えるなど、同社の意気込みと大きな変化を予感させる。

新製品3モデルの特徴

今回は、発売前に、同社の視聴室で新モデルを体験できた。「DLA-V90R」を重点にファーストインプレッションをお届けする。

新シリーズは、「8K. LASER. HDR. The NEW ULTIMATE」を掲げ、民生機で世界初となる8K入力は60pに対応する。技術面でのトピックは、V90RとV80Rに搭載される新開発の「8K/e-shiftX」技術だ。

従前の「8K/e-shift」は、パネル解像度が4Kで、画素を斜めに0.5画素分、2方向にシフトすることで、8K相当の解像度を実現していたが、「8K/e-shiftX」では、240Hz駆動で上下左右4方向にシフト。原理的には情報量を増やすことができ、これが画質面でどのような効果をもたらすのかは興味深い。

4K D-ILAデバイスを上下左右4方向に毎秒240回シフト

ほか、映像の明るさアップもトピック。光源に最新で独自の「BLU-Escent」技術を採用。光源が進化して高効率化したことでコンパクト化にも繋がり、プロジェクター筐体はV9Rのサイズ感を維持しつつ、V90R ではDLA-Z1相当の3,000lmに達しているのは、歳月の流れを感じる。

ちなみに、V80Rは同2,500lmで差があるが、これは光源の違いではなく、レンズのF値によるものとのこと。レンズは両者ともオールガラスだが、V90は前玉が直径100mmの16群18枚、V80は同65mmの15群17枚という違いがある。

■肉眼で見た現実世界かのように自然で違和感のない映像描写

映像の確認はJVCケンウッド内の施設で、各種風景ビデオ作品や映画を視聴した。

高密度で画素を感じさせない滑らかな映像

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