独自技術「8K/e-shift」が“X”に進化

ビクター、新8Kプロジェクター「DLA-V90R/V80R/V70R」。民生機で世界初の8K入力対応

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編集部:小野佳希

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2021年09月13日
JVCケンウッドは、ビクターブランドより、8K対応のD-ILAプロジェクター新モデル3製品を発表。新技術「8K/e-shift X」を搭載する「DLA-V90R」「DLA-V80R」の2機種と、従来から引き続き「8K/e-shift」を搭載する「DLA-V70R」の合計3機種を11月下旬に発売する。

DLA-V90R

価格は「DLA-V90R」が275万円(以下、すべて税込)、「DLA-V80R」が165万円、「DLA-V70R」が125万円。なお、4K対応モデルは現在展開中の「DLA-V5」を継続販売する。

DLA-V70R

■世界で初めて8K入力に対応したホームシアタープロジェクター

ティザー動画を公開していた新モデルの詳細が明かされた格好。ビクターブランドでの展開となる。3機種とも0.69型 4K D-ILAデバイスを搭載し、独自のe-shift技術によって8K60pおよび4K120p入力に対応。ホームシアタープロジェクターとして、世界で初めて8K入力に対応した。

8K/e-shiftXのロゴ

同社では、8K入力には、従来の4K入力と比較して4倍の膨大な情報量を入力からデバイス出力まで瞬時に処理する必要があると言及。これらを行うために最新テクノロジーのLSIを搭載することで、常に安定した高画質の映像表現を実現するとアピール。現在はまだ8Kコンテンツがまだ少なく、また、そのコンテンツを再生機器からプロジェクターに出力するのにもハードルが高い状況だが、「8K映像の将来を見据えた入力信号対応を誇る本シリーズは、長期間にわたるホームシアターの運用のなかで安心してお使いいただくことが可能だ」としている。

また、前述のように4K120p入力にも対応し、低遅延モードと組み合わせることで、今後増加が予想されるハイフレームレートのゲーミングコンテンツ等の表示にも大きな効果を発揮するともアピールしている。

HDR規格はHLGに加えてHDR10+にも対応。「Frame Adapt HDR」機能も備えており、HDR10コンテンツのシーン/フレームごとに異なるピーク輝度を独自のアルゴリズムで解析し、プロジェクターの映像投写に最適なダイナミックレンジにリアルタイムで自動調整する。また、スクリーンサイズやスクリーンゲインなど各ユーザーごとに異なる様々な使用環境に対して、それぞれに最適なトーンマッピングを自動で行う「Theater Optimizer」機能も備えている。

光源にレーザー光源「BLU-Escent」を採用している点も共通。モデルごとの主な違いは、8K/e-shift技術が“X”かどうかのほか、レンズのサイズや輝度、コントラスト比など。

DLA-V90Rは100mm高解像度オールガラスレンズ、輝度3,000ルーメン、ネイティブコントラスト10万対1というモデル。DLA-V80Rは65mm高解像度オールガラスレンズ、輝度2,500ルーメン、ネイティブコントラスト8万対1、DLA-V70Rは65mm高解像度オールガラスレンズ、輝度2,200ルーメン、ネイティブコントラスト4万対1のモデルとなる。

3モデルそれぞれの特徴

端子類は3モデルとも共通で、HDMIを2系統、制御専用のRS232C端子とRJ45(LAN)端子、12Vトリガー、サービス用USB端子を装備。オプションの3Dエミッター「PK-EM2」と3Dメガネ「PK-AG3」を使用した3D再生にも対応している。

背面端子部

■独自技術「8K/e-shift」が“X”に進化

e-shiftは、1画素を斜めに0.5画素シフトすることで解像度を倍増化する技術。従来の「8K/e-shift」では斜め2方向にシフトする120Hz駆動だったところを、今回、上下左右の4方向に動かす240Hz駆動の「8K/e-shiftX」に進化させた。

独自レーザー光源「BLU-Escent」搭載。光学系もさらに進化

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