映画祭への協賛も発表。別所哲也さんも登壇

「今まで以上に4Kへ投資していく」 − ひかりTV社長が4K拡充戦略を語る

編集部:小野佳希

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2016年04月14日
NTTぷららは、同社が運営する「ひかりTV」において、映画祭への協賛などで4Kコンテンツを強化していくことを発表。同社代表取締役社長の板東浩二氏が2016年上期の事業戦略を明かした。

発表会には映画祭の代表を務める俳優の別所哲也さん(左)、4Kで協業するフジテレビの手塚久氏(右)も参加。中央がNTTぷらら板東氏

■映画祭での受賞者を起用したオリジナル4K作品を制作

4Kにおいては、「ショート・ショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」という2つの映画祭に協賛。それぞれに「ひかりTV」を冠した賞を設け、受賞者とともに4K作品を制作、配信を行う。

「ショート・ショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」は、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭。「ひかりTVアワード」を新設し、受賞監督を起用した4K映像のショートフィルムを制作する。制作した4Kショートフィルムは「ひかりTV」において独占配信される。

「ショート・ショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」にアワードを新設

オリジナル作品の制作にあたり、NTTぷららは4K撮影のノウハウを提供し、映画祭実行委員会はショートフィルム制作のノウハウ提供やキャスティングの協力などを行うという。

なお、同映画祭の「ブックショートアワード」部門の第一回および第二回の大賞作品に選ばれた2作品を4K映像作品として制作。第一回受賞作品「HANA」は6月2日からの本映画祭で上映するとともに、ひかりTVでも同日より4Kで配信する。

「ブックショートアワード」はお伽話や昔話、パブリックドメインの小説を元に二次創作した短編小説を評価する賞。第一回受賞作品「HANA」は芥川龍之介「鼻」を、女子校を舞台に大胆に書き換えた内容の短編小説とのことで、上記のように4Kで映像化し、ひかりTVで配信を行う。なお、第二回受賞作は今年の映画祭で発表される。

NTTぷららの板東氏は「現在スマホでの映像視聴が若い人を中心に盛んになっているが、ショートフィルムはそうしたスマホユーザーにぴったりではないか」と、ひかりTVがショートムービーをバックアップする背景を説明。

NTTぷらら 板東氏

同映画祭の代表を務める、俳優の別所哲也さんは「私は『燃費のよい映画』と呼んでいるが、いまの時代になり、サプリを飲むように楽しむ“サプリメントムービー”、スナック感覚で楽しめる“スナックムービー”として注目を集めている」と、これまでとは違った角度からもショートムービーが注目されていることを紹介した。

別所哲也さん

「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」では、本映画祭の「地域発信型映画」プログラムにおいて「ひかりTV応援賞」を新設。受賞した地域とともに、地域活性をテーマにした4K映像によるオリジナルショートムービーを共同で制作する。こちらも作品はひかりTVで独占配信する。

「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」にも協賛

「地域発信型映画」プログラムは、“自分たちが住む街の魅力を全国に伝え、自分たちの地域のことをもっと知ってもらいたい”という熱い思いを込めて、地域の方々と吉本興業が共同で映画作品を制作し、映画祭で上映する仕組みとのこと。「ひかりTV応援賞」は、出品された地域作品のなかから、NTTぷららが「もっと知りたい!もっと伝えたい!」と共感できる地域をさらに応援するために新設したという。

吉本興業の山地克明氏からビデオメッセージも

■4K IP放送も拡充/幅広いパートナーと4Kでコラボ

4Kの施策については、別項で紹介しているようにHDR作品の拡充なども発表。また、2016年3月末時点で734本である4K作品を、2017年3月末までに1,200本に拡大させる予定であること、明日4月15日からは4K-IP放送を24時間編成にすることも発表した。

4K VOD作品数の拡大と4K IP放送の24時間編成実施を発表

「今まで以上に4Kコンテンツに予算もリソースも投入していきたい」

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