HOME > ニュース > ひかりTV、日本初の4K VOD商用配信を10月27日より開始 − 配信作品や価格など詳細を発表

4Kチューナーも正式発表

ひかりTV、日本初の4K VOD商用配信を10月27日より開始 − 配信作品や価格など詳細を発表

公開日 2014/10/03 13:02 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
コンテンツは無料で視聴できるもの、有料販売するものをそれぞれ用意。開始当初は110本以上の作品からサービスを開始し順次作品数を拡大していき、本年度末までに200作品を目指すという。なお、配信が決定している4K作品はアメイジング・スパイダーマンやダ・ヴィンチ・コードなどの映画をはじめ、ドラマ、ドキュメンタリースポーツなど。主な提供作品や価格などは本記事の最後に一覧表を掲載する。

SPEが映画25本を4Kで提供するほか、NHKや民放テレビ局もコンテンツを提供。ひかりTVの自主制作も含めて110本以上からサービスを開始

ひかりTVの自主制作番組も開始当初から29本提供。なかにはグラビアアイドルを撮影した「4Kの女神」や、陸上自衛隊のフジ総合火力演習などのコンテンツも

コンテンツは、ひかりTVが自主制作するものに加え、昨日発表されたNHKによるNHKオンデマンドの4K作品などコンテンツホルダー各社からも調達。TBSやテレビ東京とも共同プロジェクトを組み、TBSが制作する紀行ドキュメンタリー「美術館のある風景」を11月から、テレビ東京によるドラマ「みんな!エスパーだよ!」を2015年春に、ひかりTVが独占配信する。

NHKは昨日に発表のあった通りNHKオンデマンドの4K作品を提供


TBSは名画や外国の街並みを4Kで撮影したドキュメンタリー「美術館のある風景」を制作。ひかりTVが独占配信する

TBSの矢島氏は「4Kの最大の持ち味である画質の高さを表現するときに絵画をやってみてはどうかと考えた。フランスの美術館には日本でも人気のある画家の作品が集まっているのでロケをしてきた」と制作意図を説明


テレビ東京は園子温監督によるドラマ「みんな!エスパーだよ!」のスペシャル版を4Kで新たに制作。ひかりTVが2015年春に独占配信を行う

テレビ東京の福田氏。「4K撮影して2Kにダウンコンバートすることが多い映画を手がける園監督による作品であることも大きかった」と、今回の作品選定の意図を説明

4K配信の際の仕様は、すでに発表されている通りで、解像度3,840×2,160の映像をH.265/HEVCで圧縮したものを約30Mbpsで配信。音声はAAC。フレームレートは24fpsから60fpsまで対応し、コンテンツによって使い分けていく。

配信方式

■「放送と通信の融合を象徴する出来事」

発表会であいさつした同社代表取締役社長の板東浩二氏は「衛星放送やCATVよりも早く本格的な4K映像型を始める」と、今回の商用4K配信の意義を改めてアピール。「60フレーム対応での配信は世界初ではないか」とも言葉を添える。

NTTぷらら 板東氏

また、約30Mbpsでの配信という点について「オープンなネットワークでは混雑して映像が見られないという場合があるかもしれない。そのため、高品質なNTT東西の光回線というクローズドなネットワークを利用することで、品質とセキュリティを確保した」と、その背景を説明した。

会員数も順調に伸びていると説明

ひかりTV 4Kの概要


次ページテレビメーカー各社も意気込みを語る

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック