BBCと共同制作の4Kコンテンツも発表

NHK、4Kコンテンツを「ひかりTV 4K」で10月下旬から配信

ファイル・ウェブ編集部
2014年10月02日
NHKは、「NHKオンデマンド」の新サービスとして、同協会制作の4KコンテンツをNTTぷららが10月にはじめる4K VODサービス「ひかりTV 4K」で配信すると発表した。

視聴するにはひかりTVに加入し、4Kに対応したテレビや光ブロードバンド回線などが必要となる。いずれもNHKオンデマンドの「特選ライブラリー」での配信を予定しており、月額972円(税込)の特選見放題パックに加入している場合は追加料金は必要ない。単品購入の場合、1本あたり108円〜216円(税込)となる見込み。

4Kで配信を予定している番組は以下の5作品となる。なお、以下5作品は2K画質でも配信を予定している。

●ザ・プレミアム「月の魔法が命をよぶグレートバリアリーフ大産卵」
●ダーウィンが来た!生きもの新伝説「歩いて冬眠!?ホッキョクグマの秘策」
●時代劇「桜ほうさら」
●土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」(全5回)
●1914幻の東京〜よみがえるモダン都市〜

ザ・プレミアム「月の魔法が命をよぶグレートバリアリーフ大産卵」の一場面

NHKでは4Kでの動画配信について、NTTぷららのひかりTV以外でも、技術的な条件などが整い次第、順次増やしていく予定としている。

なお、NHK会長の籾井勝人氏は会長記者会見の中で、今回の配信について「有料サービスの中で配信するのは国内初。4K画質ならではのきめ細かな美しい映像をお届けしたい。将来の高画質時代のサービスの最初の取り組みとなる」とコメントしている。

また籾井会長は8Kと4Kの関係についても触れ、「4Kの制作については、国際的な競争力のあるコンテンツを制作することなどが目的。8Kについては、国のロードマップに沿って、2020年の本格普及に向けてやっていく方針に変わりはない」と説明している。

NHK/BBC共同制作の全編4K撮影コンテンツ「ワイルドジャパン」

なお4K制作のコンテンツについては、NHKとBBCが「ワイルドジャパン」という自然番組を国際共同制作することも発表された。「日本の自然をこれまでにない視点からスケール感豊かに描く、全編4K撮影の自然番組」と説明しており、BBCの制作チームとNHKの制作チームが合同で撮影クルーを結成。日英混成チームが日本全国40カ所以上でロケを行うという。

「ワイルドジャパン」はNHKとBBCの精鋭クルーが共同で制作

撮影については、「4K撮影機能を持つデジカメなどあらゆる撮影機材を駆使した」と紹介。たとえば、早朝や夕刻などではXAVCからRAW収録に切り替えるなどのこだわりを発揮し、薄暗がりの中で行動する様子も克明に描くことに成功したという。もう一つの特徴は小型ラジコンヘリを活用した4K空撮で、「蔵王のスノーモンスターや初夏の棚田、紅葉に染まる森などを立体的かつ臨場感あふれる映像で収録した」という。

この「ワイルドジャパン」、まずは2015年度に、BSプレミアムで2K放送されることが発表されている。4Kでの放送や配信にも期待したい。

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