同社開発陣と野村ケンジ氏のトークセッションも実施

【ポタ研】デノン、USB-DAC内蔵ポタアン「DA-10」発表会を開催 - 設計担当が開発秘話を語る

ファイル・ウェブ編集部 小澤貴信

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2014年07月19日
デノンは、本日19日に中野サンプラザで開催されているポータブルオーディオのイベント「ポタ研」にて、昨日発表した同社初のUSB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「DA-10」(関連ニュース)の発表会を開催した。

「DA-10」¥OPEN(予想実売価格45,000円前後) 

DA-10はこちらの記事でもお伝えしたとおり、バッテリーを内蔵したポータブルタイプのUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ。2014年10月発売予定で、価格はオープンだが45,000円前後での実売が予想される。USB-DACは5.6/2.8MHz DSDや192kHz/24bit PCMの再生に対応。デノン独自のアナログ波形再現技術「Advaned AL32 Processing」を搭載し、ポータブル機ながら独立電源回路基板の採用、高電圧で駆動するヘッドホンアンプを内蔵するなど、同社Hi-Fiオーディオの技術をコンパクトな筐体に惜しみなく投入したモデルだ。

本体側面部

本体背面部


手のひらにちょうど収まるサイズだ

DA-10の対応する入力ソース

発表会の冒頭では、DENONブランドを手がけるディーアンドエムホールディングスの宮原氏が登場。Hi-Fiオーディオはもちろん、ヘッドホンでも長い歴史を持つデノンが、昨年発表した同社初の単体USB-DACでPCオーディオのユーザーに新たな提案を行ったのに続き、今度はDA-10でポータブル環境におけるHi-Fiにもチャレンジしていくと語った。

ディーアンドエムホールディングス 宮原利温氏

そして、DA-10の特に重要なポイントとして、前述のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Processing」、ジッターを極小化する「DAC Master Clock Design」、そしてヘッドホンアンプのクオリティを大きく左右する「独立電源回路」の3つを挙げた。さらに、ヘッドホンアンプ部については、ICやオペアンプなどデバイスの音に頼らずに、デノンのサウンドフィロソフィーを最大限に発揮できるように部品の選定の自由度を重視した回路設計にこだわった、と述べた。

■デノン開発陣が「DA-10」の技術詳細や開発秘話を語る

続いて、DA-10の開発に携わったディーアンドエムホールディングスの平山広宣氏、出口昌利氏の2名が登場。オーディオ評論家の野村ケンジ氏を聞き手に、DA-10に採用された技術の詳細や開発秘話など様々な話を語ってくれた。

ディーアンドエムホールディングス CSBUデザインセンターマネージャー 平山広宣氏

(株)ディーアンドエムホールディングス CSBUデザイナー 出口昌利氏

ちなみに平山氏は86年にデノンに入社し、97年からHi-Fiオーディオの開発に携わっており、近年ではプレーヤーと併せてアンプ関連の開発マネージメントも行っている。出口氏は昨年登場したデノンのフラグシップSACDプレーヤー「DCD-SX1」の開発の中心を担った人物のひとりだ。

野村ケンジ氏

野村氏が真っ先に開発陣に質問したのは、DA-10の最大の特徴とえる「Advanced AL32 Processing」の詳細、そしてなぜ、ハイエンド機にも搭載されているこのアナログ波形再現技術をポータブルヘッドホンアンプに採用したのか、という点だった。

ポータブル機ながらAdvanced AL32 Processingを搭載

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